書籍一覧 新刊
望月孝一 歌集
『風祭』
山河や町を旅し日本人の原風景を再発見する。戦後社会の深層、人間の生き死にを凝視し、「小さきもの」「復らざるもの」に耳を傾ける。「用と無用を別けたがる世」に問う第二歌集。(鈴木比佐雄 帯文より)
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46判/224頁/上製本 ISBN978-4-86435-468-4 C1092 |
定価:2,200円(税込) |
今井正和 歌論集
『猛獣を宿す歌人達』
今井正和氏は、民衆の悲しみなどの情念を宿した「猛獣」のような宿命を感じて寄り添うのが批評の役割だと考えて、『猛獣を宿す歌人達』と名付けたのかも知れない。そんな様々な歌人達に隠されているが確かに存在している「悲しい猛獣」の姿を今井氏の評論の中から発見して、心の中に映し出して欲しいと願っている。(鈴木比佐雄 解説文より)
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解説:鈴木比佐雄 |
46判/280頁/上製本 ISBN978-4-86435-469-1 C0095 |
定価:2,200円(税込) |
照井翠 句集
文庫新装版『龍宮』
照井翠の、東北受難の句には強く惹かれるのだ。この中のいくつかを多分ぼくは暗記してしまうだろう。(作家 池澤夏樹)/照井翠は一匹の龍なのだ(作家 玄侑宗久 帯文より)
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池澤夏樹/玄侑宗久 |
文庫判/264頁/並製本 ISBN978-4-86435-463-9 C1092 |
定価:1,100円(税込) |
照井翠 句集
『泥天使』
句集『龍宮』、エッセイ集『釜石の風』、そして本句集『泥天使』。ささやかではありますが、私の「震災三部作」がこれで完成いたします。(帯文より)
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★照井翠の震災三部作
四六判/232頁/上製本 ISBN978-4-86435-462-2 C1092 |
定価:1,980円(税込) |
谷光順晏 歌集
『あぢさゐは海』
本集は九十六歳の母の死の際が詠まれ、人の手を借りず振り絞る気力の歌群は感動的である。遺された日記や手紙等から母の寂しさ・無念さを汲み取る著者はさらに人間性を深めた感が沁みる。空や海や草木の自然への親しみはまぎれもなく豊饒な世界が伝わる。(影山美智子)
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四六判/176頁/上製本 ISBN978-4-86435-461-5 C1092 |
定価:2,200円(税込) |
村上昭夫著作集 下
未発表詩95篇・『動物哀歌』初版本・英訳詩37篇
村上昭夫『動物哀歌』には後半の詩篇が割愛されていた!半世紀の眠りから覚めた新発見の95篇を収録。詩「サナトリウム」には宮沢賢治達との魂の対話が記される。(帯文より)
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解説:鈴木比佐雄/大村孝子/冨長覚梁/渡辺めぐみ/スコット・ワトソン(水崎野里子訳)/北畑光男 |
文庫判/320頁/並製本 ISBN978-4-86435-466-0 C1092 |
定価:1,100円(税込) |
坂本麦彦 詩集
『漏れどき』
坂本氏は身近な場所から異次元の入り口を見いだして、想像力で古風な言葉に新たな息吹を吹き込んでいく。そんな様々な存在が重層的に動き始め、五感と霊感を駆使した力動的な言葉遣いと、それを積み重ねて三十篇にしてしまう文体の魅力が坂本氏の特徴だろう。(鈴木比佐雄 解説文より)
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解説:鈴木比佐雄 |
A5判/128頁/並製本 ISBN978-4-86435-465-3 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
小林功 詩集
『月山の風』
小林功氏は、スケッチ帳のほかに小さな筆記帳をもショルダーバッグに潜ませており、それには詩のフレーズを書き込むのだという。机上の想像でも空論でもなく、現場において詩が生まれ出ている。思えば、小林功氏の詩篇は自然の折々の相を詠い上げて美しい。(万里小路譲 解説文より)
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解説:万里小路譲 |
A5判/192頁/上製本 ISBN978-4-86435-467-7 C1092 |
定価:2,200円(税込) |
黒田杏子第一句集
『木の椅子』増補新装版
『木の椅子』の中から、私はいくつも短篇小説になる核をもらった。たとえば、
かもめ食堂空色の扉の冬籠
こんな句を見ると、私のイメージは無限に広がっていく。(瀬戸内寂聴)
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解説:長谷川櫂/筑紫磐井/齋藤愼爾 |
46判/224頁/上製本 ISBN978-4-86435-458-5 C1092 |
定価:2,200円(税込) |
末原正彦 朗読ドラマ集
『宮澤賢治 中原中也 金子みすゞ』
「宮澤賢治」も「中原中也」も「金子みすゞ」も、この朗読ドラマを読むことで、その一生がどんなものであったのか、どんな生き方をしたのか、そして、どんな環境で日本を代表する各々の詩がうまれたのか、理解してもらいたいと思うのです。(はじめに より)
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解説:鈴木比佐雄 |
A5判/248頁/上製本 ISBN978-4-86435-459-2 C0093 |
定価:2,200円(税込) |
近藤八重子 詩集
『仁淀ブルーに生かされて』
近藤八重子氏の仁淀川のほとりで真実を伝えようとする姿勢は、この地域で真摯に生きようとする多くの人びとを勇気づけるだろう。そのような故郷の水辺を愛しその生態系や地域を守ろうと生きている人びとに読んで欲しいと願っている。(鈴木比佐雄・解説文より)
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解説:鈴木比佐雄 |
A5判/240頁/上製本 ISBN978-4-86435-464-6 C1092 |
定価:2,200円(税込) |
古城いつも 歌集
『クライム ステアズ フォー グッド ダー』
古城氏の短歌の言葉は、この現代社会を生き抜く子守歌のようにも思える。また現在の暮らしや仕事の現場で生きる心の真実や願いが描かれていて、その中でも「一ミリグラムの理想」や「市民の品格」を抱き、「樹下のきざはし」から透視される「神のはからい」が読者に予感されてくるだろう。(鈴木比佐雄・解説文より)
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解説:鈴木比佐雄 |
A5変形判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-457-8 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
青山晴江 詩集
『夏仕舞い』
青山晴江さんとは、いろんな集会でよくお会いする。鹿児島の川内原発。福井若狭湾の高浜原発。あるいは沖縄・辺野古の海岸。さりげなく、控え目に、隅の方に立っていて、柔らかな眼差しで凝視めている。ひとびととともに悲しむ悲しみが、一冊にまとめられた。(ルポライター 鎌田慧)
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46判/160頁/並製本 ISBN978-4-86435-460-8 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
原詩夏至 評論集
『鉄火場の批評 ―現代定型詩の創作現場から』
原詩夏至の評論を読んでいると歌会・句会が作家たちの「鉄火場の批評」となって、その情熱の火花が胸に飛び込んでくる。(帯文より)
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46判/352頁/並製本 ISBN978-4-86435-456-1 C1095 |
定価:1,980円(税込) |
八重洋一郎 詩集
『血債の言葉は何度でも甦る』
詩人の本質的な言葉とは「社会を変える」言葉になりうるのであり、そんな他者の精神や事物の生成にまで影響を与える言葉を発し、新たな世界を「建設する」志の高さを八重氏の言葉に感じる。ヘルダーリンを通してハイデッガーが思索したことを、八重氏は自らの詩を通して自らの詩論でもって読者に深く語りかけてくれる、根源的なことを問い実践している詩人・詩論家であるだろう。(鈴木比佐雄・解説文より)
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解説:鈴木比佐雄 |
A5判/120頁/並製本 ISBN978-4-86435-455-4 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
五十嵐幸雄
『備忘録集Ⅴ 日々新たに』
本書は、自分だけの時間が生れて、その自由な時間をいかに創造的に生きていくかという未知の体験を書き留めている。それを実行していく五十嵐氏の生き方は、余生や隠居という言葉では収まり切れない。例えば江戸時代に家督を息子に譲って、日本全図を志し実行した伊能忠敬のような生き方に近いと考えられる。(鈴木比佐雄・栞解説文より)
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栞解説:鈴木比佐雄 |
46判/128頁/上製本 ISBN978-4-86435-449-3 C1095 |
定価:2,200円(税込) |
谷光順晏 詩集
『ひかることば』
谷光氏の20代~40代初めの詩篇を初めて読んだ時に、純粋に生きることの価値を模索している若者たちの精神を代弁する、心に突き刺さるような詩篇であると感じた。また詩を愛する人びとにも詩的言語の発端を感じさせてくれる詩篇は、詩が生れてくる原点を知らせてくれるだろう。(鈴木比佐雄・解説文より)
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解説:鈴木比佐雄 |
A5判/128頁/並製本 ISBN978-4-86435-454-7 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
万里小路譲
『詩というテキストⅢ 言の葉の彼方へ』
郷里やまがたから俯瞰される詩・俳句・短歌・童謡詩、その未到の世界。言の葉が繰り広げる彼方に、見えてくるものは何か?(帯文より)
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46判/448頁/並製本 ISBN978-4-86435-452-3 C1092 |
定価:2,160円(税込) |
新城貞夫
『新城貞夫全歌集』
新城貞夫という歌人は、一筋縄では括れない。時に狂歌のような野卑な言葉を差し出し、読む者を驚かすこともある。が、それはナイーヴな自らを隠すための手立てかもしれず、折々に美しい詩想がきらめく。サンボリスムに魅了された世界や「短歌的抒情」も含めた、永遠の異邦人の自在な詠みぶりを堪能できる全歌集の刊行を心から喜びたい。(松村由利子 解説より)
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解説:仲程昌徳/解説:松村由利子/解説:鈴木比佐雄 |
A5判/528頁/上製本 ISBN978-4-86435-450-9 C1092 |
定価:3,850円(税込) |
岸本嘉名男 詩・評論選集
『碧空の遥か彼方へ』
「白雲」の志を抱く岸本氏は、様々な困難を抱えながらも、「今ひとときを生きる」ために、「白い想念」という純粋にこの世に存在するものたちと交歓する詩的精神を必要とする詩人なのだろう。そんな岸本氏の「邪念をすてて」、「碧空の遥か彼方へ」向かう多彩な詩篇を読んで欲しいと願っている。(鈴木比佐雄 解説より)
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解説:鈴木比佐雄 |
A5判/304頁/上製本 ISBN978-4-86435-444-8 C1092 |
定価:2,970円(税込) |