コールサックシリーズ

詩選集シリーズ

コールサック詩文庫17
『青木善保詩選集一四〇篇』
山人は うなずいて つぶやく/大気が 変わる/海が 変わる/山が 動く/人が 動く/風は しずかに/天の頂へ帰っていく(詩「風と山人」より)

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花嶋堯春/佐相憲一/鈴木比佐雄
46判/232頁/上製本 ISBN978-4-86435-284-6 C1092
定価:1,620円(税込)
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かわいふくみ詩集『理科室がにおってくる』,詩,現代詩

発売:2017年2月24日

『小田切敬子詩選集一五二篇』
まっ白に 洗いさらされた/むつぎの かざぐるまが/すずしく すきとおった/朝の指先に押されて/くるくる/まわっている//羽根が くるりと むきをかえる/いぬふぐりの まばゆく青い/小花を散らした/かすみがかった産着を/広げたり たたんだりして/月満ちた女が/待ち侘びている(詩篇「かざぐるま」より)

解説:佐相憲一、鈴木比佐雄
四六判/256頁/上製本 ISBN978-4-86435-182-9 C1092 ¥1500E
定価:1,620円(税込)
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黒田えみ詩選集一四〇篇

発売:2014年12月5日

黒田えみ詩選集一四〇篇』
何をしに生まれてきたかと問われたら/愛するためにと答えよう/人間を 友人を 家族を//何をして生きているかと問われたら/詩を書いていると答えよう/喜びを 希望を 感謝を//どこへ行くのかと問われたら/落ち葉のようにと答えよう/さわやかな風へ 流れる水へ 安らぎの土へ(詩篇「億年の朝」より)

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解説:くにさだきみ、鳥巣郁美、鈴木比佐雄
四六判/208頁/上製本 ISBN978-4-86435-153-9 C1092 ¥1500E
定価:1,620円(税込)
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黒田えみ詩選集一四〇篇

発売:2014年4月24日

若松丈太郎詩選集一三〇篇』
千年むかしの光をうかべ北上川は流れる/この橋をわたり八キロ離れた高等学校へ通学したことがある/桜木橋に自転車をとめ川風をうける/岸の木だちが川風にそよぐ/風のように過ぎるものがある/あいつか/橋上に立つとここは全宇宙の中心のように思えるのだ(詩篇「北上川」より)

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解説:三谷晃一、石川逸子、鈴木比佐雄
四六判/232頁/上製本 ISBN978-4-86435-144-7 C1092 ¥1500E
定価:1,620円(税込)
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若松丈太郎詩選集一三〇篇

発売:2014年2月28日

岩本健詩選集①一五〇篇(一九七六~一九八一)』
星は石塊だと、誰が言った?/ぼくが言った。しかし 星は/ぼくの心の おく底で いつ/も寂しく 光り続けていた。/そして、そんな光に支えられ/て、ぼくは 生きのびてきた。 (詩篇「石塊の星」より)

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解説:佐相憲一、原圭治、 鈴木比佐雄
四六判/192頁/上製本 ISBN978-4-86435-132-4 C1092 ¥1500E
定価:1,620円(税込)
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『岩本健詩選集①一五〇篇(一九七六~一九八一)』

発売:2013年11月26日

関中子詩選集一五一篇』
いつまでもなげいていれば/ぴちゅぴちゅと春の鳥/飛んでいこうか//丘は広く/丘はあたたかく/丘の向こうを求め/丘の木にのぼろう//南東の汽笛の音/夜空に明るい都会のベール/外国につづく青い海(詩篇「とある丘で」より)

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解説:山本聖子、佐相憲一、鈴木比佐雄
四六判/176頁/上製本 ISBN978-4-86435-119-5 C1092 ¥1500E
定価:1,620円(税込)
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『関中子詩選集一五一篇』

発売:2013年8月8日

『大塚史朗詩選集一八五篇』

〈おまえうたうな/あかままのうたうたうな〉/とうたったなかのしげはるさんよ/あなたのうた大好きだったが/今も尊敬しているが/おれはうたう/あかまんまのうたうたう(略)収穫したものすべて食膳に上ること夢見て/あかい草の実/祭りの朝の/婚礼の夜の/赤めしのごとく喰べられたならという/願いと怨念のしみこんでいる/草の花
(詩「赤まんま」より)



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解説文:佐相憲一、鈴木比佐雄
四六判/256頁/上製本 ISBN978-4-86435-109-6 C1092 ¥1500E
定価:1,620円(税込)
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大塚史朗詩選集一八五篇

発売:2013年5月10日

『岸本嘉名男詩選集一三〇篇』

どうして穂谷が私を惹きつけるのか/九月中旬 小雨まじりの午後/再び訪れてみると/屋根より高い傾斜の小径が/見晴らしの良い畦道へとつづく/黄金色の稲穂が重そうに滴を垂れ/背後の栗イガもたわわにしなり/丘にはミカンの青い実と/まだ色づかない柿の実とがぶら下がる/たしかにここには秋がある(詩「穂谷再訪」より)

解説文:佐相憲一、鈴木比佐雄
四六判/176頁/上製本 ISBN978-4-86435-088-4 C1092 ¥1500E
定価:1,620円(税込)
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岸本嘉名男詩選集一三〇篇

発売:2012年12月7日

『市川つた詩選集一五八篇』

お前の心を掬って私の心に通わす/河童よ何時までも牛久の街に住み続けて/世の中みんなが幸せであるように/見守っていて欲しい//菖蒲が葉を繁らせメダカが沢山泳いでいる/河童の村は春ですか 鰻に鯉に鯰など/跳ねて泳いで元気一杯ですか/春は一段と河童踊りで賑やかでしょう (詩「牛久沼」より)

解説文:工藤富貴子、大塚欽一、鈴木比佐雄
四六判/176頁/上製本 ISBN978-4-86435-075-4 C1092 ¥1500E
定価:1,620円(税込)
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市川つた詩選集一五八篇

発売:2012年8月30日

『鳥巣郁美詩選集一四二篇』

細枝のけむる裸木の奥に/辛夷の蕾が白い/鳥のこだまやこもりあう大気をめぐらせ/いっせいに噴き上がるいくつもの一輪/遠ざかる枝先をかすめて/一本の白い花群は炎となってゆらめき/色褪せた枯色を截り拓いている/肌寒い風のまにまに誘われる宴の/ぐらりと揺れ戻す白炎のありか/呼び戻した地霊の疼き/目覚めた繭から/羽化するごとく咲き出る時刻(詩「花群」より)

解説文:横田英子、佐相憲一、鈴木比佐雄
四六判/224頁/上製本
定価:1,620円(税込)
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鳥巣郁美詩選集一四二篇

発売:2012年6月7日

『大村孝子詩選集一二四篇』

朝日橋が木の橋だったころ/北上川はよくしゃべっていたもんさ/岸辺のわすれなぐさや鳥たちと/たっぷりの川波もひだひだから笑いころげ/橋げたもまるで楽器の輪のように/ぐるぐる回って上機嫌さ/賢治さんだって橋のまん中までくると/船頭さん、何かおもしろい話はないかね……/すると川波も喜んで勝手な揺れ方をする/私は急いで時間をとめる/あれはとても秘密の話なのだ(詩「宮沢賢治の投影による習作」より)

解説文:森三紗、鈴木比佐雄、吉野重雄
四六判/192頁/上製本
定価:1,620円(税込)
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大村孝子詩選集一二四篇

発売:2012年4月17日

『谷崎眞澄詩選集一五〇篇』

道は何処までも続き/その涯に いまは亡き祖父の入植地がある/暗い雑木林 軽便鉄道 水銀鉱山/それらが 私の幼い記憶の襞に/きれぎれに残っている//夜はランプだけが頼りであった/時折 祖父の家に集まる/一族の指という指は/すべて節くれだっていた(「雪の記憶」より)

解説文:佐相憲一、三島久美子、鈴木比佐雄
四六判/248頁/上製本
定価:1,542円(税込)
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谷崎眞澄詩選集一五〇篇

発売:2010年12月12日

『山岡和範詩選集一四〇篇』

根があって 大きい幹があって
枝は おんなじようなたしかさで
小学生の一群が
晴天に指をひろげるように
はたらく者の腕が五月の空を支えるように
(「けやき」より抜粋)

解説文:佐相憲一、くにさだきみ、鈴木比佐雄
四六判/224頁/上製本
定価:1,542円(税込)
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山岡和範詩選集一四〇篇

発売:2010年8月6日

『吉田博子詩選集一五〇篇』

その人間のしんの優しさを/わかる人は/尊いことだ/その人のかくれた優しさを/みつけられる人は/人の心の尊さが/わかる者だ/うれしい人だ/そんな人とは心の底から/笑える/そんな人とは心の底を/みんなみせられる
(「しんの」)より

解説文:井奥行彦、三方克、鈴木比佐雄
四六判/160頁/上製本
定価:1,542円(税込)
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吉田博子詩選集一五〇篇

発売:2010年3月25日

『くにさだきみ詩選集一三〇篇』

花が/うつくしいのは/からだじゅうの/愛を/お日さまにむけ/ひらいているから//おしべよ/めしべよ/だれにむけて/なににむけて/こんなにも/美しく/愛をひらくことが/できるだろう//ひとは
(「花がうつくしいのは」)より

解説文:佐相憲一、石川逸子、鈴木比佐雄
四六判/256頁/上製本
定価:1,542円(税込)
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くにさだきみ詩選集一三〇篇

発売:2010年2月24日

『朝倉宏哉詩選集一四〇篇』

天山山脈のふところの天池のほとりに立ち 七色のさざなみを眺めていたとき ふと湧いてきた想念があった ……人類が流した涙がここに溜まっている (「天池」より)

解説文:日原正彦、大掛史子、相沢史郎
四六判/240頁/上製本
定価:1,542円(税込)
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中村藤一郎詩集『神の留守』

発売:2009年11月1日

『鈴木比佐雄詩選集一三三篇』

人は光/人は影/人は光と影/
人は苦しみ/人は歓び/人は闇から生まれ/束の間 光に抱かれて闇へと還ってゆく/ 何を急ぐことがあろうか
(「日のゆらぎ 7」より)

解説文:三島久美子、崔龍源、石村柳三
四六判/232頁/上製本
定価:1,542円(税込)
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鈴木比佐雄詩選集一三三篇

発売:2009年10月26日

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