コールサックシリーズ

3.11関連書籍

鈴木正一詩集・評論集
『あなたの遺言 ―わが浪江町の叫び』
鈴木正一氏は故郷が放射性物質によってどのように変わってしまったかを、自らの感受性を通して語っている。それは詩でしか書けないことが確かに存在していて、その独特な表現を紹介したい。例えば詩「棄民の郷愁」では、「ふるさとのど真ん中で/郷愁に駆られるとは……/〈核災棄民〉の 摩訶不思議」(鈴木比佐雄・解説文より)

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解説:鈴木比佐雄
四六判/224頁/上製本 ISBN978-4-86435-583-4 C0092
定価:2,200円(税込)
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鈴木正一詩集・評論集『あなたの遺言』

発売:2023年9月1日

鈴木比佐雄評論
『沖縄・福島・東北の先駆的構想力 ―詩的反復力Ⅵ(2016―2022)』
八重洋一郎、若松丈太郎、黒田杏子などの言葉には、過去・現在から未来を切り拓く先駆的構想力がある。
沖縄・福島・東北の痛切な民衆の記憶や地域文化を後世に語り継ぐ表現者たちの多様な言語世界を伝える。

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A5判/464頁/並製本 ISBN978-4-86435-559-9 C0095
定価:2,200円(税込)
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鈴木比佐雄評論集『沖縄・福島・東北の先駆的構想力 ―詩的反復力Ⅵ(2016―2022)』

発売:2023年4月07日

若松丈太郎英日詩集  翻訳:与那覇恵子/郡山直 監修:メーガン・クックルマン
『かなしみの土地 Land of Sorrow』
神隠しの街は地上にいっそうふえるにちがいない
私たちの神隠しはきょうかもしれない
うしろで子どもの声がした気がする
ふりむいてもだれもいない
なにかが背筋をぞくっと襲う
広場にひとり立ちつくす
―「かなしみの土地 6 神隠しされた街」より

I’m sure more cities will disappear from the earth.
Today may be the day that we disappear.
I think I hear a child’s call.
Turning, I see nobody behind me.
A chill runs down my spine.
Alone, I’m just standing still here in the plaza.
― “Land of Sorrow 6. The Town that Disappeared”

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A5判/224頁/並製本 ISBN978-4-86435-564-3 C0092
定価:2,200円(税込)
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若松丈太郎英日詩集『かなしみの土地 Land of Sorrow』

発売:2023年4月1日

若松丈太郎
『若松丈太郎著作集 第三巻 評論・エッセイ』
1945年を自我形成の初期に体験した若松さんは「教科書墨塗り世代」を自認する。ファシズムの権威の虚妄と価値観の転換を目の当たりにして、権威主義的なものを頑ななまでに嫌い、わが国の戦後民主主義の象徴である現憲法の申し子的存在でもあった。(前田新 解説文より)

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解説:前田新
A5判/448頁/上製本 ISBN978-4-86435-517-9 C0395
定価:3,300円(税込)
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若松丈太郎『若松丈太郎著作集 第三巻 評論・エッセイ』

発売:2022年3月2日

若松丈太郎
『若松丈太郎著作集 第二巻 極端粘り族の系譜 ―相馬地方と近現代文学』
若松丈太郎氏は、埴谷雄高が父祖の地を同じくする埴谷と島尾敏雄と荒正人のことを「精神の異常性」でもあり「東北の鈍重性」とも言える「或る種の哲人ふう徹底性をもった永劫へ挑戦する根気強さ」を抱えていることから「極端粘り族」と名付けたことに対して、その「徹底した根気強さ」を自分を含めた蝦夷の末裔とも言える東北人の根底にある精神の特徴であると考えていった。(鈴木比佐雄 解説文より)

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解説:鈴木比佐雄
A5判/336頁/上製本 ISBN978-4-86435-516-2 C0395
定価:3,300円(税込)
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若松丈太郎『若松丈太郎著作集 第二巻 極端粘り族の系譜 ―相馬地方と近現代文学』

発売:2022年3月2日

若松丈太郎
『若松丈太郎著作集 第一巻 全詩集』
〈核災〉はその土地に暮らす人々の生活を奪い、その土地と不可分で土着的な文化を破壊する恐ろしい災害である。そして、原子力村の強大な力とその権力の深い闇の内実も依然として曖昧なままである。わたしたちの文明の「夜の森」の深い闇をどこまでも凝視しつづけた詩人として、若松丈太郎さんはわたしたちの記憶にこれからもしっかりと刻まれていくことだろう。(齋藤貢 解説文より)

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解説:齋藤貢
A5判/480頁/上製本 ISBN978-4-86435-515-5 C0392
定価:4,400円(税込)
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若松丈太郎『若松丈太郎著作集 第一巻 全詩集』

発売:2022年3月2日

天瀬裕康 混成詩
『麗しの福島よ―俳句・短歌・漢詩・自由詩で3・11から10年を詠む』
天瀬氏は、二〇二一年四月二十一日に他界した若松丈太郎氏が一九七〇年から半世紀も〈核発電〉や〈核災〉の危険性に警鐘を鳴らしていたことに敬意を払い、その言葉を詩歌の中に記した。さらにそれを発展させて詩の中で「核兵器禁止条約」の次には〈「核発電禁止条約を」との想い〉を構想している。鈴木比佐雄(解説より)

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解説:鈴木比佐雄
A5判/160頁/並製本 ISBN978-4-86435-509-4 C0092
定価:1,650円(税込)
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天瀬裕康 混成詩『麗しの福島よ―俳句・短歌・漢詩・自由詩で3・11から10年を詠む』

発売:2021年11月24日

若松丈太郎 詩集
『夷俘の叛逆』
若松氏の詩集『夷俘の叛逆』はそのような日本の正史に隠されている真実を曝け出し、その先住民たちを「夷」や「鬼」としてきた歴史認識の在り方に疑問符を投げ掛ける恐るべき叙事詩集だと私には感じられる。(鈴木比佐雄 栞解説文より)

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A5判/160頁/並製本 ISBN978-4-86435-473-8 C1092
定価:1,650円(税込)
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若松丈太郎 詩集『夷俘の叛逆』

発売:2021年3月4日

鈴木比佐雄 詩集
『千年後のあなたへ ―福島・広島・長崎・沖縄・アジアの水辺から』
この詩集の中で最も古いものは一九九五年の詩「桃源郷と核兵器」だが、南太平洋でフランスが核実験したことに対して感じたことが記されている。そのあたりから私は原爆と原発について自らの最も重要なテーマとして考え始めた。その二十五年の歩みがこの詩集で一つの形になったようにも感じている。ただⅣ章には海を通して東北やアジアとの水辺のつながりを感じたこともあり、七篇ほど沖縄本島・石垣島に関する詩を収録した。(あとがきより)

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A5判/176頁/並製本 ISBN978-4-86435-477-6 C1092
定価:1,650円(税込)
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鈴木比佐雄 詩集『千年後のあなたへ ―福島・広島・長崎・沖縄・アジアの水辺から』

発売:2021年2月26日

斉藤六郎 詩集
『母なる故郷 双葉 ―震災から10年の伝言』
本詩集は孫のことみちゃんに語り掛けるように綴られており、故郷・双葉町で経験した大災害の真実を伝えている類例のない叙事詩集だ。けれどもその詩的精神は双葉町にあった東京電力福島第一原子力発電所の「安全神話」を疑うことなく、自然災害や原発事故を想定していなかった自分自身に対して、自己を断罪する内省と故郷を喪失した深い悲しみの思いが貫かれていて、豊かな抒情性も併せ持っている。(鈴木比佐雄 解説文より)

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解説:鈴木比佐雄
A5判/152頁/並製本 ISBN978-4-86435-474-5 C1092
定価:1,650円(税込)
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斉藤六郎詩集『母なる故郷 双葉 ―震災から10年の伝言』

発売:2021年2月24日

照井翠 句集
文庫新装版『龍宮』
照井翠の、東北受難の句には強く惹かれるのだ。この中のいくつかを多分ぼくは暗記してしまうだろう。(作家 池澤夏樹)/照井翠は一匹の龍なのだ(作家 玄侑宗久)―帯文より

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池澤夏樹/玄侑宗久
文庫判/264頁/並製本 ISBN978-4-86435-463-9 C1092
定価:1,100円(税込)
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照井翠 句集文庫新装版『龍宮』,俳句,震災,釜石,岩手,3.11,地震,津波

発売:2021年1月11日

照井翠 句集
『泥天使』
句集『龍宮』、エッセイ集『釜石の風』、そして本句集『泥天使』。ささやかではありますが、私の「震災三部作」がこれで完成いたします。(帯文より)

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★照井翠の震災三部作
四六判/232頁/上製本 ISBN978-4-86435-462-2 C1092
定価:1,980円(税込)
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照井翠 句集『泥天使』,俳句,震災,釜石,岩手,3.11,地震,津波

発売:2021年1月11日

吉田美惠子
『原発事故と小さな命―福島浜通りの犬・猫救済活動』
本書は世界史に残る東日本大震災・東電福島第一原発事故に遭遇し、原発事故現場から約17㎞の南相馬市小高区にいた吉田美惠子さんが、第一章でこの9年を超える福島浜通りの犬・猫救済活動の実践を記録し、第二章でなぜ原発神話が作られて福島に10基もの原発が作られて原発の悲劇を引き起こしたかを歴史的に書き記したものある。(鈴木比佐雄 解説より)

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解説:鈴木比佐雄
46判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-448-6 C1095
定価:1,650円(税込)
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『原発事故と小さな命―福島浜通りの犬・猫救済活動』

発売:2020年7月30日

渡辺誠一郎
『俳句旅枕 みちの奥へ』
芭蕉、子規、碧梧桐、青邨、兜太などの足跡を辿り、東日本大震災後のみちのくを巡る俳句紀行。『俳句』に二年間にわたって連載した〈俳句旅枕〉の集成。(帯文より)

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46判/304頁/上製本 ISBN978-4-86435-438-7 C1095
定価:2,200円(税込)
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渡辺誠一郎『俳句旅枕 みちの奥へ』

発売:2020年5月12日

髙橋正人 評論集
『文学はいかに思考力と表現力を深化させるか―福島からの国語科教育モデルと震災時間論」
子どもたちは生まれながらにしなやかな感受性を持ち、いつしかその感受性が思考力という考える力につながり、そこには豊かな想像力も湧き立ち、ついには子どもたちの独特な表現力となって、生きる力を宿す未知の作品が生まれてくることを夢見ているのだろう。髙橋正人氏はそんな子どもたちの思考力をいかに育むかという文学教育の原理論を長年にわたって考察してきた。その試みは、感受性と論理的な思考力を二項対立のように抱いている先入観を打ち砕いてしまう。(鈴木比佐雄 帯文より))

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解説:鈴木比佐雄
46判/384頁/上製本 ISBN978-4-86435-437-0 C1095
定価:2,200円(税込)
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髙橋正人 評論集 『文学はいかに思考力と表現力を深化させるか―福島からの国語科教育モデルと震災時間論」

発売:2020年4月30日

みうらひろこ 詩集
『ふらここの涙―九年目のふくしま浜通り』
みうらひろこさんのご家族は、東日本大震災と核災とによって居住地を奪われ、避難生活は終結の見とおしがない。Ⅰ章では、失ったものへの想いを語り、翡翠(かわせみ)が飛ぶ川がある町で生きようとする思いを抱く。Ⅱ章は、娘を亡くしての孫との三人暮らしを中心に語る。そしてⅢ章では、九年目の視点から核災の現況を「高濃度のそいつ(デブリ)を/取り出した後、どこに置くのか」と訴えている。(南相馬市の詩人 若松丈太郎)

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A5判/152頁/並製本 ISBN978-4-86435-429-5 C1092
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みうらひろこ詩集『ふらここの涙―九年目のふくしま浜通り』

発売:2020年2月27日

二階堂晃子 エッセイ集
『埋み火 ―福島の小さな叫び』
二階堂氏のエッセイの味わい深い特徴のひとつは、淡々と地域のために活動する真摯な生き方をしている人物に光を当てて、その持続することから見えてくる精神の輝きを伝えてくれることだ。それはひたむきに生きる他者を通して自らも真摯に生きたいと願うからだろう。(鈴木比佐雄「解説」より)

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46判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-425-7 C1092
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二階堂晃子 エッセイ集『埋み火 ―福島の小さな叫び』

発売:2020年1月31日

照井翠 エッセイ集
『釜石の風』
東日本大震災時、著者は岩手県釜石市の高校教師だった。<春の星こんなに人が死んだのか>など、悲惨な震災体験を詠った句集『龍宮』は、蛇笏賞候補に。震災で傷ついた人々の心に響いた俳句は、どのように生まれのたか。犠牲者への鎮魂の祈り、被災地が立ち上がろうとする心の現場を描く。

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46判/256頁/並製本 ISBN978-4-86435-377-9 C1092
定価:1,650円(税込)
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又吉栄喜小説『仏陀の小石』

発売:2019年3月1日

アンソロジー
『東北詩歌集―西行・芭蕉・賢治から現在まで』
詩歌に宿るまつろわぬ東北(みちのく)の魂(こころ)!東北に魅了された260名による短歌・俳句・詩などを収録。千年前から東北に憧れた西行から始まり、実朝、芭蕉を経て、東北の深層である縄文の荒ぶる魂(こころ)を伝える賢治など、短詩系の文学者にとって東北(みちのく)は宝の山であった!

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解説:鈴木比佐雄
A5判/352頁/並製本 ISBN978-4-86435-383-0 C1092
定価:1,980円(税込)
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アンソロジー『東北詩歌集―西行・芭蕉・賢治から現在まで』,詩,短歌,俳句,青森,秋田,岩手,山形,宮城,福島

発売:2019年3月8日

永瀬十悟 句集
『三日月湖』
永瀬十悟句集『三日月湖』は、「十万年」という遥か遠い未来を「鴨」のような鳥瞰的視座から見晴かし、郷土の自然や故人、子どもに根差した平仮名の「ふくしま」の思想を宿す、現代文学としての句集である。(鈴木光影 解説より)

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解説:鈴木光影
文庫判/256頁/上製本 ISBN978-4-86435-356-4 C1092
定価:1,650円(税込)
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永瀬十悟句集『三日月湖』

発売:2018年9月26日

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コールサック最新号

「コールサック」(石炭袋)120号

「コールサック」(石炭袋)120号 2024年12月1日

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