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吉田美惠子
『原発事故と小さな命―福島浜通りの犬・猫救済活動』
本書は世界史に残る東日本大震災・東電福島第一原発事故に遭遇し、原発事故現場から約17㎞の南相馬市小高区にいた吉田美惠子さんが、第一章でこの9年を超える福島浜通りの犬・猫救済活動の実践を記録し、第二章でなぜ原発神話が作られて福島に10基もの原発が作られて原発の悲劇を引き起こしたかを歴史的に書き記したものある。(鈴木比佐雄 解説より)
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解説:鈴木比佐雄 |
46判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-448-6 C1095 |
定価:1,650円(税込) |
発売:2020年7月30日
目次
第一章 原発事故と小さな命―福島浜通りの犬・猫救済活動
詩「遺言(被災地の牛)」 みうらひろこ〈浪江町の詩人〉
一、地震・津波・原発過酷事故
二、南相馬市が警戒区域になりバリケードが築かれた
三、避難所や仮設住宅での生活
四、警戒区域が解除されバリケードがなくなった
五、避難指示が解除された
六、原発事故にいつまでも苦しめられる地元住民
第二章 原発神話と浪江町請戸地区の悲劇
詩「神隠しされた街」 若松丈太郎〈南相馬市の詩人〉
一、古老の予言と5重の壁神話
二、日本の核エネルギー(原子力)利用研究開発の歴史と日米原子力協定
一期 原子力研究を禁止されていた時代
二期 原子力行政(核の平和利用)が推進された時代
三期 アメリカから軽水炉を買い始めた原発初期の時代
四期 スリーマイル島事故後もアメリカ核戦略に貢献した時代 88年原子力協定
五期 もんじゅ事故から第一原発事故前まで
六期 2011年3月の第一原発事故以後
三、福島県の原発
1、農業県であり、発電県・電力移出県である福島県
2、原発政策の失敗をプルサーマルでやり直し
四、東電福島第一原子力発電所
1、双葉郡と相馬郡
2、原発労働者が危ない
五、東電福島第二原子力発電所
1、福島原発訴訟
六、幻の東北電力浪江・小高原発
1、小高にも原発来るんだって
2、舛倉隆氏たちが原発に土地を売らなかった
七、浪江町請戸地区の悲劇
八、原子力発電は差別の代物
参考文献一覧
解説 鈴木比佐雄
あとがき
著者略歴