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若松丈太郎 詩集
『夷俘の叛逆』
若松氏の詩集『夷俘の叛逆』はそのような日本の正史に隠されている真実を曝け出し、その先住民たちを「夷」や「鬼」としてきた歴史認識の在り方に疑問符を投げ掛ける恐るべき叙事詩集だと私には感じられる。(鈴木比佐雄 栞解説文より)
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A5判/160頁/並製本 ISBN978-4-86435-473-8 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
発売:2021年3月4日
目次
Ⅰ
夷俘の叛逆
土人からヤマトへもの申す
こころのゆたかさ
三千年未来へのメッセージ
Ⅱ
自由ヲ保ツハ人ノ道ナリ 植木枝盛
北の海辺から 小田為綱
自由や 自由や 我汝と死せん 苅宿仲衛
若い二人を流れていたもの 小林多喜二・今野大力
戦争はひとを殺す 矢部喜好
俺達の血にいろどった世界地図 鶴彬
鳥になりました 亀井文夫
いちばんの味方は事故 舛倉隆
戦争いらぬやれぬ世へ むのたけじ
Ⅲ
こどもたちがいない町
むしゅぶつ
避難指示はないけれど
こどもたちの未来のために
二〇一六年の春に
避難指示の解除
原因者が決めることなのか
八年目になったばかり
ふたつの八年という時間
Ⅳ
墨の上塗りという行為について
「積極的平和主義」って?
軍備はいらない
のようなもの
おらだの重宝なことば
未来を標的にする戦争
「遠交近交」策はいかが
積極的非暴力平和主義の理念を貫きたい
戦争したがっている国がある
平和のうちに生存する権利
さっさとおひきとりを!
Ⅴ
ハエという存在
白旗をかかげて生きよう
いま求められていること
二〇一七年秋にこんなことが
ひとについて
ひと由来の
ひとにはことばがある
一羽の駝鳥
これからなにをするの?
跋
初出一覧