コールサックシリーズ

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アンソロジー
『東北詩歌集―西行・芭蕉・賢治から現在まで』
詩歌に宿るまつろわぬ東北(みちのく)の魂(こころ)!東北に魅了された260名による短歌・俳句・詩などを収録。千年前から東北に憧れた西行から始まり、実朝、芭蕉を経て、東北の深層である縄文の荒ぶる魂(こころ)を伝える賢治など、短詩系の文学者にとって東北(みちのく)は宝の山であった!

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解説:鈴木比佐雄
A5判/352頁/並製本 ISBN978-4-86435-383-0 C1092
定価:1,980円(税込)

アンソロジー『東北詩歌集―西行・芭蕉・賢治から現在まで』,詩,短歌,俳句,青森,秋田,岩手,山形,宮城,福島

発売:2019年3月8日



目次

 一章 東北へ 短歌・俳句

西行 束稲山の桜花
源実朝 煙立見ゆ
松尾芭蕉 おくのほそ道
若山牧水 残雪行(抄)
金子兜太 花盛り
宮坂静生 歳徳神
齋藤愼爾 飛島 ―孤島夢
黒田杏子 雪をんな
渡辺誠一郎 地祇
能村研三 孤山の雄
柏原眠雨 白日傘
夏石番矢 奥ノ多クノ毛物
井口時男 逆紅葉
鎌倉佐弓 ぎりぎりの朱
つつみ眞乃 遠会釈

福田淑子 大地の凍る春
座馬寛彦 地を吸う花

 二章 東北へ 詩

尾花仙朔 閑さや岩にしみ入る蟬の声/卯の花に兼房みゆる白毛かな 曾良
新川和江 うみねこの島 ―青森県・蕪島/もうすぐ 冬 ―岩手県・遠野郷/火 ―宮城県・玉造郡 鳴子 町/真冬の登校 ―福島県・会津坂下
三谷晃一 東北/会津の冬
前田新 わが産土の地よ
小田切敬子 こどものこころ
渡邊眞吾 同行の人
二階堂晃子 熱い底流
橘まゆ 明日のなみだのおくりもの
貝塚津音魚 黒羽東山道から屋島へ
      そして蝦夷陸奥へ 
植木信子 道祖神
岡山晴彦 奥州八十島
堀江雄三郎 西行もどりの松/山開き/みちのく賛歌
萩尾滋 飢餓地の風/紅染めの時
岸本嘉名男 わが暗誦の陸奥詩人達への讃歌
高柴三聞 今日もがりがりと音がする

 三章 賢治・縄文 詩篇

宮沢賢治 原体剣舞連
宗左近 日日
草野心平 ぼんやり街道
畠山義郎 赫い日輪(その二十二)
      ―神話・蝦夷共和国
相澤史郎 ノブドウ(野葡萄)―縄文の逆襲―
原子修 光の矢
宮本勝夫 「縄文」の声
今井文世 花粉の言葉
関中子 〈ここで〉
冨長覚梁 庭に立つ枯れ蟷螂 ―野の師父―
大村孝子 ブドリ
橋爪さち子 雨
神原良 星の駅・2 ―君と、雪の道を歩いた
ひおきとしこ 哀しみにも生かされて
見上司 夜明けの歌 
    ―波照間島 南十字銀河ステーションから
絹川早苗 冬の山道で
徳沢愛子 金沢方言 亜流・雨ニモ負ケント
佐々木淑子 風と稜線
淺山泰美 イーハトーヴォの賢者へ
小丸 紙魚
風守 わたしの銀河鉄道
柏木咲哉 星になった風の人

 四章 福島県 短歌・俳句

 Ⅰ 短歌
与謝野晶子 会津詠草(抄)
馬場あき子 火を噴くやうなもみぢば
遠藤たか子 水際
本田一弘 春景
関琴枝 歌集『手荷物ふたつ』より
福井孝 肉を削ぐ
服部えい子 死の雨
影山美智子 風生れず
栗原澪子 タンバリン
望月孝一 白日夢
奥山恵 滂沱の牛
反田たか子 迎え酒

 Ⅱ 俳句
永瀬十悟 牛の骨
片山由美子 松明あかし
黛まどか ふくしま讃歌
大河原真青 流砂の音
山崎祐子 蜩の門
齊藤陽子 あれから八年 ―ふるさとは福島県双葉郡浪江町津島
片山壹晴 色紙
宗像眞知子 鳥雲に
鈴木ミレイ また来るさぁ

 五章 福島県 詩篇

高村光太郎 樹下の二人/あどけない話
草野心平 嚙む 少年思慕調
安部一美 夕暮れ時になると
太田隆夫 遠景の片隅 ─戊辰戦争血縁的断章─
室井大和 おとめ桜
松棠らら みゆる匂ひ
うおずみ千尋 火
星野博 五歳の夏休み
新延拳 五十年前のあなたへ
宮せつ湖 雪手紙
酒木裕次郎 百日紅悲歌
山口敦子 児桜
坂田トヨ子 福島の高校生
長谷川破笑 福島県戦未了 福島県の戦い
      未だ了らず/三一一春津波
鈴木比佐雄 薄磯の木片
      ―3・11 小さな港町の記憶

 六章 原発事故 詩篇

 Ⅰ 福島の詩人
若松丈太郎 不条理な死が絶えない
齋藤貢 あの日
高橋静恵 見えるもの見えないもの
木村孝夫 黒い袋
みうらひろこ 陸奥の未知

 Ⅱ 被曝と鎮魂
小松弘愛 笠女郎さんに
青木みつお 浪江
金田久璋 野良牛
日高のぼる 棄民
岡田忠昭 見つめる
石川逸子 しばられた郵便ポスト
神田さよ 手紙
青山晴江 望まぬこと/飛べないセミ
鈴木文子 夏を送る夜に ―原発ジプシー逝く―
大倉元 吉田昌郎氏のこと
こやまきお きみが逝った日に
森田和美 たんぽぽ
堀田京子 種まもる人/
     三・一一 あれから間もなく五年
植田文隆 なくなった

 Ⅲ 福島の居場所
曽我部昭美 居場所
柴田三吉 ズーム
原かずみ 赤光
髙嶋英夫 あの町から
松本高直 空の青
田中眞由美 かくれんぼ
勝嶋啓太 半魚人
林嗣夫 Junction
くにさだきみ 青い夕焼け
埋田昇二 浜岡が危ない
斎藤紘二 東京ラプソディー
天瀬裕康 フクシマ年代記
末松努 あの日から
梓澤和幸 ふるさとを忘れない 福島を忘れない
青柳晶子 悩む水
秋山泰則 意図 ―被曝した少女―

 七章 宮城県 俳句・短歌・詩

 Ⅰ 俳句・短歌
高野ムツオ 舌
屋代ひろ子 亡者踊り
篠沢亜月 寒風沢島
佐々木潤子 仙台駄菓子
古城いつも 被災地三十八日

 Ⅱ 詩
土井晩翠 希望
矢口以文 桃子おばさんの話
前原正治 異なるもの
秋亜綺羅 原子力
原田勇男 風の遺言
佐々木洋一 未来ササヤンカの村/サアラ
相野優子 天使の声はかろやかに
清水マサ Kよ
あたるしましょうご中島省吾 自分の宝石の街/
      津軽海峡の大海原に揉まれて
酒井力 海 鎮魂

 八章 山形県 短歌・俳句・詩

 Ⅰ 短歌・俳句
斎藤茂吉 金瓶村小吟(抄)
荒川源吾 桜桃の故郷
赤井橋正明 雪上
秋野沙夜子 蔵王の地蔵
佐々木昭 出羽冬季
杉本光祥 蔵王恋し
笹原茂 鳶の笛
石田恭介 望郷、米沢。

 Ⅱ 詩
真壁仁 冷害地帯
黒田喜夫 毒虫飼育
吉野弘 雪の日に
万里小路譲 縁という贈り物 吉野弘氏追悼
菊田守 出羽屋 ― 二〇一八年一月 山形県岩根沢
高橋英司 米
近江正人 春のさなぎ
志田道子 寒河江川
森田美千代 ラ・フランス
星清彦 星の漁り火
香山雅代 いのちの渚に
苗村和正 鶴岡
阿部堅磐 羽黒山/会津・飯盛山
結城文 出羽二題 湯殿山/汽水の夕光
矢野俊彦 春秋米坂線
村尾イミ子 橅の林に雨がふる
河西和子 赤い湯気
山口修 朝日岳 大鳥池へ/風下の町

 九章 岩手県 短歌・俳句・詩

 Ⅰ 短歌・俳句
石川啄木 北上の岸辺
伊藤幸子 啄木の文机
千葉貞子 青き記憶
松﨑みき子 いさり火
謝花秀子 アカシア揺れて
能村登四郎 遠野の雪
大畑善昭 イーハトーブの臍
太田土男 陽気な国
川村杳平 雄星銀次
照井翠 寒昴
夏谷胡桃 冬のたんぽぽ

 Ⅱ 詩 
 1 岩手出身の詩人
村上昭夫 鳶の舞う空の下で
斎藤彰吾 鬼剣舞
ワシオ・トシヒコ 釜石港/平泉
若松丈太郎 北上川
上斗米隆夫 ヤマセ
北畑光男 雪ひらのうさぎ
朝倉宏哉 深夜の酒宴
柏木勇一 平坦な地に降りていった人よ
照井良平 鹿の祈りだじゃい
渡邊満子 四人の神さま
東梅洋子 うねり ~坂田明とジャズ喫茶クィーン
永田豊 金矢神社境内球場
藤野なほ子 流れゆく舟 ―「舟つこ流し」に寄せて―
佐藤岳俊 まむし仙人
高橋トシ 目をつぶると
佐藤春子 モデル
金野清人 墓碑銘
田村博安 水辺にて
伊藤諒子 釜淵の滝

 2 岩手に寄せる
星野元一 コンセイサマ
宮崎亨 経清義清 栗駒山残照
鈴木春子 タンデム自転車
阿部正栄 縁日魍魎
小山修一 道程 ―二十歳の秋に
里崎雪 オランダ島
佐相憲一 盛岡一九九一

 十章 秋田県 短歌・俳句・詩

 Ⅰ 短歌・俳句
菅江真澄 たびころも
石井露月 奥州路
森岡正作 雪解川
石田静 貰ひ風呂
栗坪和子 深雪より
藤原喜久子 雪母郷
鈴木光影 なまはげ
伊勢谷伍朗 陸繫島
 Ⅱ 詩
福司満 此処サ生ぎで
亀谷健樹 無を吐く
佐々木久春 南から北へ ―羽後の野と山/
      カイツブリ
あゆかわのぼる 笹舟
寺田和子 渡り
前田勉 花輪沿線
成田豊人 伊勢堂岱異聞
須合隆夫 東雲ヶ原
曽我貢誠 山河残照 ―奥羽山脈の麓の村より―
秋野かよ子 冬の物語
こまつかん 生剝げ
岡三沙子 惜別の季節
      ―花嫁ご寮は なぜ泣くのだろう
水上澤 穴
赤木比佐江 乳頭温泉

 十一章 青森県 短歌・俳句・詩

 Ⅰ 短歌・俳句
釈迢空 曇る汐路
佐藤鬼房 灼磧 297
依田仁美 きよみき(清御酒)しりいず
      田の精気/擬似禅驟雨
木村あさ子 林檎捥ぐ
千葉禮子 寒立馬
須賀ゆかり 津軽富士

 Ⅱ 詩
高木恭造 冬の月
寺山修司 山河ありき/懐かしのわが家(遺稿)
石村柳三 波
田澤ちよこ 朔山
安部壽子 盆が唄
新井豊吉 浮き球
根本昌幸 恐山哀歌
武藤ゆかり おいっペ川と旅人
若宮明彦 種差海岸

 十二章 東日本大震災 俳句・短歌・詩

長谷川櫂 山河慟哭
吉川宏志 昼だけの町
高良留美子 いのり
高橋憲三 予感
金子以左生 津波
芳賀章内 海底
北條裕子 悪食
崔龍源 三・一一狂詩曲
藤谷恵一郎 白い道 ―震災/美しい音符
片桐歩 大震災の痕

向井千代子 賢者
       ―清水玄太作「賢者」に寄せて―
齊藤駿一郎 3・11後 枕夢
狭間孝 あれから二十四年過ぎたのですね
日野笙子 フェアリーテイル堂
悠木一政 言うな
鈴木小すみれ 静かに/いつか
渡辺理恵 ピアノ線の林の中で
せきぐちさちえ 壊れる ―震災に寄せる―
三浦千賀子 岡野くん
山野なつみ 射る
青木善保 大自然の触発

 解説
 まつろわぬ精神、東北六県の多様な魅力
 『東北詩歌集―西行・芭蕉・賢治から現在まで』 に寄せて  鈴木比佐雄
 編註

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