コールサックシリーズ

書籍一覧 新刊

上野都 詩集
『不断桜』
上野都氏は、この世界の様々な事物への驚きを不断に問い続ける詩人なのだろう。桜は春に咲き短期間で散っていくものだという常識に囚われないで、晩秋から冬の終わりまで咲き続ける「不断桜」の逞しさに上野氏は心惹かれている。今が仮に冬の時代だとすれば、この時代に私たちを励ますのは「不断桜」なのだと物語っているかのようだ。(鈴木比佐雄 解説より)

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A5判/160頁/並製本 ISBN978-4-86435-532-2 C0092
定価:1,870円(税込)
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上野都 詩集 不断桜

発売:2022年7月29日

前田新 詩集
『詩人の仕事』
前田新氏の新詩集のテーマは、「貧しさ」には「内から射す美しい光」があるというリルケの言葉を詩論的に解釈することから始まり、言葉がある瞬間に逆説的な光を発する純粋な詩的言語に変貌することを伝えてくれている。前田氏の詩的言語は、そのような認識に至るまでに東北の宮沢賢治を始め、真壁仁、三谷晃一、若松丈太郎たちと接しその生き方から学び、「北のエネルギー」を身近に見出し、豊穣な言葉に転換していることが明らかになった。(鈴木比佐雄 解説より)

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A5判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-530-8 C0092
定価:1,760円(税込)
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前田新 詩集 詩人の仕事

発売:2022年7月26日

太田土男
『季語深耕 田んぼの科学 ―驚きの里山の生物多様性―』
「田んぼの科学」としましたが、難しいことは書いていません。イネを中心に農村は展開しています。「兎追いしかの山/小鮒釣りしかの川」の里山に郷愁を覚える人は多いでしょう。原生の自然ではありません。しかし、沢山の動植物が人と関わりながら生き生きと暮らしている自然があります。俳人の吟行の場でもあります。もっともっとこの場を楽しんでいただければいいと願っています。
(まえがきより)

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46判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-531-5 C0095
定価:2,200円(税込)
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尾野寛明・中村香菜子・大美光代 わたしをつくるまちづくり

発売:2022年7月6日

高細玄一 詩集
『声をあげずに泣く人よ』
声をあげて涙を流すことが本当に泣いていることなのかと高細氏は問いかけている。本当に悲しい時には、声をあげて泣くこともできずに、ただ心の中で泣いている人が、本当に泣いている人なのではないかと語っている。高細氏はそのような泣くことが出来ないほど悲惨な人びとの思いに近づき、その存在に深く共感を抱いている。そして、「声をあげずに泣く人」の「声」に耳を澄ます。
(鈴木比佐雄・解説文より)

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A5判/160頁/並製本 ISBN978-4-86435-523-0 C0092
定価:1,650円(税込)
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高細玄一 詩集 声をあげずに泣く人よ

発売:2022年6月9日

かわかみまさと 詩集
『仏桑華(アカバナ)の涙』
イナゴを「黒砂糖の鍋の海でひと泳ぎ」させて、隻眼の父は息子のおやつにそのイナゴを差し出した。そんな父子を仏桑華は見詰めていた。生態系の中で生き物たちが食い食われているが、かわかみ氏は修羅を生きた父母たちにも他の生きものたちにも注がれる、「仏桑華の涙」という「いのちの滴」を感じている。
( 鈴木比佐雄・解説文より)

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A5判/160頁/上製本 ISBN978-4-86435-526-1 C0092
定価:1,980円(税込)
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かわかみまさと 詩集 仏桑華(アカバナ)の涙

発売:2022年5月27日

中津攸子 
『新説 源義経の真実』
義経は、より多くの人々が安らかに暮らせる世の招来を切望していました。そのため自分の名誉も地位も安穏な生活も捨て、庶民政治を確立するための捨て石になることを自ら選び、頼朝と共に世の変革を計った見上げるべき人でした。

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46判/400頁/上製本 ISBN978-4-86435-522-3 C0093
定価:2,200円(税込)
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中津攸子 新説 源義経の真実

発売:2022年5月16日

COAL SACK 銀河俳句叢書5
鈴木光影 句集
『青水草』
〈少年の涙痕(るいこん)に生ふ青水草(あをみくさ)〉十七音で少年の本質に迫るのだから、大変なことである。こんなふうに詠んだ人は、これまでに居ない。
〈摘草や母の野性の胎動す〉僕の場合、母といえば「永遠の母」という固定観念がある。自分が母にどうあってほしいかという祈りみたいなものを込めて詠んでしまう。母を野性でとらえるということは、僕は出来ない。しかしこの句、そこがおもしろい。
(齋藤愼爾)

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帯文:齋藤愼爾
46判/176頁/並製本 ISBN978-4-86435-524-7 C0092
定価:1,650円(税込)
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COAL SACK 銀河俳句叢書5 鈴木光影 句集 青水草

発売:2022年5月16日

比留間美代子朗読詩選集
『なみだきらめく』
比留間美代子氏はすでに夫や多くの親しい人を亡くしているが、「なみだ」によっていつでも心が通じ合うように感じ取れる。その心の「奥の奥」の「なみだの壺」から世界中の人びとや生き物たちが「なみだ」を汲み上げて心を洗っていることに共感しているのだろう。そんな「明日につながるいのち」を宿した詩篇を口ずさむように読んで欲しいと願っている。(鈴木比佐雄 解説より)

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解説:鈴木比佐雄
A5判/192頁/上製本 ISBN978-4-86435-525-4 C0092
定価:1,980円(税込)
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比留間美代子朗読詩選集 なみだきらめく

発売:2022年5月16日

又吉栄喜小説コレクション4
『松明綱引き』
彼はかねがね浦添市のある一点を中心とする半径二キロメートルの円の範囲内に戦後沖縄の状況は凝縮されているから、その円内の出来事を克明に描写すればよいと発言している。すなわち彼の作品が長編であってもその方法は短編的であり、むしろ短編に彼の文学的特徴がよく表れている。(八重洋一郎 解説より)

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解説:八重洋一郎
46判/368頁/上製本 ISBN978-4-86435-508-7 C0393
定価:2,750円(税込)
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又吉栄喜小説コレクション4 松明綱引き

発売:2022年5月6日

又吉栄喜小説コレクション3
『歌う人』
一人の人間がなんらかのかたちで生を閉じるとき、残された人々は死者の後始末をめぐって奔走させられる。その奔走のなかで生まれる対立やしがらみ、空回り、欲望などが又吉栄喜の筆によって描かれるとき、他に類を見ない、滑稽みのある世界が出現するのである。(村上陽子 解説より)

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解説:村上陽子
46判/392頁/上製本 ISBN978-4-86435-507-0 C0393
定価:2,750円(税込)
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又吉栄喜小説コレクション3 歌う人

発売:2022年5月6日

又吉栄喜小説コレクション2
『ターナーの耳』
又吉栄喜の作品世界は豊かである。文学の力を援用し、人間の可能性や不可能性へ挑戦する世界が可視化されて展開される。読者はこの世界を堪能しながら自らの可能性を発見する。同時に希望を牽引する勇気をも示唆されるのだ。(大城貞俊 解説より)

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解説:大城貞俊
46判/392頁/上製本 ISBN978-4-86435-506-3 C0393
定価:2,750円(税込)
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又吉栄喜小説コレクション2 ターナーの耳

発売:2022年5月6日

又吉栄喜小説コレクション1
『日も暮れよ鐘も鳴れ』
戦争や苦い経験を経た大人の入り組んだ不可解な恋愛心理と、未だ恋の何たるかに惑う少女の揺れる心理をモザイク状に織り上げた、まさに「いのちばかりが長く/希望ばかりが大きい」恋物語なのである。(与那覇恵子 解説より)

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解説:与那覇恵子
46判/336頁/上製本 ISBN978-4-86435-505-6 C0393
定価:2,750円(税込)
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又吉栄喜小説コレクション1 日も暮れよ鐘も鳴れ

発売:2022年5月6日

八重洋一郎詩集
『転変・全方位クライシス』
今回の詩集『転変・全方位クライシス』は、「日毒の記憶」の石垣島から日本だけでなく世界の多次元世界に架橋しようとして、危機に立ち向かう「予言の言葉」に満ち溢れているように思える。(鈴木比佐雄 解説より)

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解説:鈴木比佐雄
A5判/112頁/並製本 ISBN978-4-86435-521-6 C0092
定価:1,650円(税込)
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八重洋一郎詩集『転変・全方位クライシス』

発売:2022年5月2日

玉木一兵 小説選集
『敗者の空 ―沖縄の精神医療の現場から』
本書は、今まで執筆してきた小説の中から精神医療に関わる十五編を選び加筆修正したもので、玉木氏の短編小説の代表作ともいえる小説選集だ。この選集には沖縄が日本に復帰した一九七〇年、八〇年代以降に「人間とは一体いかに他者と共に存在し得るか」という激しい問いと、その回答に迫る多様な存在者たちを包み込む精神性が込められている。(鈴木比佐雄 解説より)

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解説:鈴木比佐雄
A5判/320頁/並製本 ISBN978-4-86435-514-8 C0093
定価:2,200円(税込)
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玉木一兵 小説選集  敗者の空 ―沖縄の精神医療の現場から

発売:2022年4月12日

吉田正人エッセイ・創作集
『共生の力学 ―能力主義に抗して』
ヨーロッパで「ワークシェアリング」という考え方が一九七〇年代に生まれたが、その考え方を吉田氏は障害者の人権や労働の権利に応用し、当時としては画期的な考え方だったに違いない。「共生の力学」などを今読んでも決して古びていないのは、吉田氏の論考に時代を超えていく普遍的な課題を見通す透視力があったからだろう。逆に言えば時代が吉田氏の論考にようやく追いついてきたのだろう。冒頭は次のように始まる。(鈴木比佐雄 解説より)(鈴木比佐雄 解説より)

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解説:鈴木比佐雄
A5判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-502-4 C0095
定価:1,980円(税込)
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吉田正人エッセイ・創作集  共生の力学 ―能力主義に抗して

発売:2022年3月28日

林博通
『『万葉集』を歌う ―名歌一三四撰―』
林博通氏は、二十七歳の時に謎であった大津宮の所在地の遺構を発見し、滋賀県立大学で長年教鞭を執っていた考古学者である。当時五つの候補地の説があった中から錦織説を実証的に決着させた方だ。そんな林氏には比良たかしの名で『万葉集』の和歌を楽曲にするギター奏者としてのもう一つの顔があった。(鈴木比佐雄 解説より)

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解説:鈴木比佐雄
A5判/224頁/並製本 ISBN978-4-86435-512-4 C0095
定価:1,980円(税込)
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林博通『『万葉集』を歌う ―名歌一三四撰―』

発売:2022年3月28日

平敷武蕉 句集
『島中の修羅』
平敷氏にとって、本著は初めての句集である。平敷武蕉という文学者が論理的散文では表しえなかった沖縄の混沌が、俳句という一行の詩に結晶している。そして他者の創作物を経由する評論ではなく、より直接的に平敷氏個人から湧き出る表現が俳句によって試みられている。(鈴木光影 解説より)

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解説:鈴木光影
46判/184頁/並製本 ISBN978-4-86435-518-6 C0092
定価:1,650円(税込)
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平敷武蕉句集『島中の修羅』

発売:2022年3月28日

淺山泰美 詩集
『ノクターンのかなたに』
言葉の森の奥深く/隠された/「詩」という/泉を求めて/書き継がれた/会心の新詩集(帯文より)

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A5変型判/160頁/上製本 ISBN978-4-86435-513-1 C0092
定価:2,200円(税込)
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淺山泰美 詩集『ノクターンのかなたに』

発売:2022年3月28日

小島まち子
『残照 ―義父母を介護・看取った愛しみの日々』
食器を洗おうと鞠子が席を立つと「そんなことすんなよ。それより新聞でも読め」と英輔はいつも気を使わせないようにし、その才能を信じていた。Ⅱ章では美代子の「鞠子さん、人間はね、生まれてから死ぬまで、ほんとに一人きりなの。自分の力で生き抜いて、そして死ぬ時も一人で逝くしかできないでしょ」という口癖を悲しみの底から掬い上げる。このような気の強い美代子と穏やかな英輔から信頼されて、二人の愛しみの言葉を残すことが使命だと感じたのだろう。家族の在り方や終末期医療などの様々な今日的な問題を孕みながらも、人間がいかにより良く生きるかというテーマにした本書を新型コロナ禍で苦悩する多くの人びとに読んで欲しい(鈴木比佐雄 解説より)

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解説:鈴木比佐雄
46判/160頁/上製本 ISBN978-4-86435-519-3 C0095
定価:1,980円(税込)
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小島まち子『残照 ―義父母を介護・看取った愛しみの日々』

発売:2022年3月28日

若松丈太郎
『若松丈太郎著作集 第三巻 評論・エッセイ』
1945年を自我形成の初期に体験した若松さんは「教科書墨塗り世代」を自認する。ファシズムの権威の虚妄と価値観の転換を目の当たりにして、権威主義的なものを頑ななまでに嫌い、わが国の戦後民主主義の象徴である現憲法の申し子的存在でもあった。(前田新 解説文より)

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解説:前田新
A5判/448頁/上製本 ISBN978-4-86435-517-9 C0395
定価:3,300円(税込)
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若松丈太郎『若松丈太郎著作集 第三巻 評論・エッセイ』

発売:2022年3月2日

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コールサック最新号

「コールサック」(石炭袋)121号

「コールサック」(石炭袋)121号 2025年3月1日

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