コールサックシリーズ

書籍一覧 新刊

福田淑子歌集
『パルティータの宙(そら)』
福田さんの裡に渦巻く渾沌たる詩魂が、人間をみつめ、宇宙を感じ、楽音に耳を澄ますことで言葉を揺り醒まし、一期一会の結晶体として、ここに〈歌〉を立ち上がらせている。(桑原正紀・帯文より)

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解説:鈴木比佐雄
四六判/192頁/上製本 ISBN978-4-86435-596-4 C0092
定価:2,200円(税込)
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福田淑子歌集『パルティータの宙(そら)』

発売:2023年12月1日

趙南哲評伝
『金芝河とは何者だったのか―韓国現代詩に見る生』
民主化運動を象徴する抵抗詩人か晩節を汚した「変節者」なのか ――抵抗詩・民衆詩を体現した金芝河文学と民主化運動の実相を記し、その精神を引き継ぐ12名の詩人たちを紹介。その多様性に満ちた特徴を明らかにする。(帯文より)

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解説:鈴木比佐雄
四六判/320頁/上製本 ISBN978-4-86435-592-6 C0095
定価:2,200円(税込)
詳細はこちら
趙南哲評伝『金芝河とは何者だったのか―韓国現代詩に見る生』

発売:2023年11月28日

藤英樹
『俳句500年 名句をよむ』
古今の名句を知らなければ
一歩も進めないのが俳句。
たしかな選句と深い読みが
生んだ必読の書である。(長谷川 櫂・帯文より)

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四六判/400頁/上製本 ISBN978-4-86435-591-9 C0095
定価:2,200円(税込)
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藤英樹『俳句500年 名句をよむ』

発売:2023年11月24日

小林芳弘評論集
『石川啄木と義父堀合忠操』
小林芳弘氏の一二章の最後の記述を読むと、時代の危機を透視し詩文を書いた文学者石川啄木と家族愛・郷土愛に満ちた堀合忠操という二人の人物の複雑に交錯した重層的な評伝を読み終えたような思いに駆られてきた。本書が石川啄木の文学を愛し研究する人びとによって読み継がれることを願っている。(鈴木比佐雄・解説より)

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解説:鈴木比佐雄
四六判/464頁/上製本 ISBN978-4-86435-595-7 C0095
定価:2,200円(税込)
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小林芳弘評論集『石川啄木と義父堀合忠操』

発売:2023年11月21日

鹿野佳子句集
『かはひらこ』
かはひらこ子のたましひの帰り来よ……かけがえのないご子息ご夫君を佳子さんは失われた。その変化を心深く受け止め、生み出す作品は益々静かに、心澄むようになった。(橋本榮治「枻」代表・跋文より)

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跋文:橋本榮治(「枻」代表)
四六判/216頁/上製本 ISBN978-4-86435-594-0 C0092
定価:2,200円(税込)
詳細はこちら
鹿野佳子句集『かはひらこ』

発売:2023年11月08日

髙田正子編著
『黒田杏子俳句コレクション2 月』
黒田杏子・月の名句ベスト100! 師は月を待ち、月を祀り、逢うて別るる人の定めに禱りを捧げておられました。ならば私たちも、夜ごと静かに月を仰ぐことといたしましょう。(髙田正子・あとがきより)

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新書判/144頁/並製本 ISBN978-4-86435-572-8 C0392
定価:1,980円(税込)
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髙田正子編著『黒田杏子俳句コレクション2 月』

発売:2023年10月27日

高細玄一詩集
『もぎ取られた言葉』
世界を解釈する際には、その地域で引き起こされている悲劇的な犠牲者の行為そのものを、「既成の言葉」を超えていく「新たな言葉」として認識していく必要がある。高細玄一氏の詩篇は現代詩の限定された言葉の美の世界を食い破っていき、不条理な世界の地域社会で犠牲者となって、この世界から抹殺されていく掛け替えのない存在者たちの「もぎ取られた言葉」を心に焼き付けて記録していく試みなのだろう。 (鈴木比佐雄・解説文より)

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解説:鈴木比佐雄
A5判/160頁/並製本 ISBN978-4-86435-593-3 C0092
定価:1,760円(税込)
詳細はこちら
高細玄一詩集『もぎ取られた言葉』

発売:2023年10月27日

橋本榮治・筑紫磐井・鈴木比佐雄編
『林翔全句集』
一花だに散らざる今の時止まれ
林翔は豊かな人の輪に包まれている。師と仰ぐ迢空、秋櫻子、波郷、盟友の登四郎、若い門下や家族。咲き満ちる花とはこの人々でもある。(長谷川 櫂・帯文より)

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A5判/592頁/上製本 ISBN978-4-86435-586-5 C0392
定価:5,500円(税込)
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橋本榮治・筑紫磐井・鈴木比佐雄編『林翔全句集』

発売:2023年10月26日

野ざらし延男評論集
『俳句の地平を拓く―沖縄から俳句文学の自立を問う』
沖縄俳句から地球俳句へ
俳句は「地球文学」として孵でることはできるだろうか。沖縄ではすでに、その脱皮は始まっている。(鈴木光影・解説文より)

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解説:鈴木光影
A5判/496頁/上製本 ISBN978-4-86435-581-0 C0095
定価:2,200円(税込)
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野ざらし延男評論集『俳句の地平を拓く―沖縄から俳句文学の自立を問う』

発売:2023年10月25日

坂井一則詩集
『あなめあなめ』
坂井一則氏の「二十二歳の時間」の詩的情熱が決して失われることなく、このような深層の言葉の豊饒な恵みが宿る詩集が、「静かな世界」を慈しみ、今も瞬間を誠実に生きている多くの読者の心に届くことを願っている。(鈴木比佐雄・解説文より)

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解説:鈴木比佐雄
A5判/112頁/上製本 ISBN978-4-86435-587-2 C0092
定価:2,200円(税込)
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坂井一則詩集『あなめあなめ』

発売:2023年10月02日

アンソロジー
『多様性が育む地域文化詩歌集―異質なものとの関係を豊かに言語化する』
地域文化の根幹にある、多様で豊かな言葉たち《254名の詩・短歌・俳句》宮沢賢治、蒲原有明、飯田蛇笏、釈迢空など日本の名詩歌から、八重洋一郎、宮坂静生、馬場あき子など現代の詩人・歌人・俳人まで

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解説:鈴木比佐雄
A5判/384頁/並製本 ISBN978-4-86435-589-6 C0092
定価:1,980円(税込)
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アンソロジー『多様性が育む地域文化詩歌集―異質なものとの関係を豊かに言語化する』

発売:2023年10月12日

水崎野里子歌集
『全山紅葉』
水崎野里子氏の「全山紅葉」には、「赤子の手」、「神の沈黙」、「負傷せし若き兵士」などの比喩を何重にも重ねた想像力を喚起させる言葉があり、きっと叙景でありながら、後世の子どもたちを慈しみ、争いの不毛さを伝えるような自らの思想・宗教心を込めているように、私には読み取れる。(鈴木比佐雄・解説文より)

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解説:座馬寛彦/鈴木比佐雄
四六判/176頁/並製本 ISBN978-4-86435-582-7 C0092
定価:1,760円(税込)
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水崎野里子歌集『全山紅葉』

発売:2023年10月12日

岡田美幸歌集
『グロリオサの祈り』
〈蜩がかななななと鳴いている夏の終わりのタイマーとして〉〈たましいの焦げる音だと思いつつ遠くの蟬の鳴き声を聞く〉鮮烈な提示である。蜩を「夏の終わりのタイマー」だと即座に判定する、或いは蟬の鳴き声を「たましいの焦げる音」と瞬く間に断定して留める創作反応の速さが際立つ。(依田仁美・解説文より)

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解説:依田仁美/鈴木比佐雄
四六判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-584-1 C0092
定価:1,760円(税込)
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岡田美幸歌集『グロリオサの祈り』

発売:2023年10月12日

鈴木正一詩集・評論集
『あなたの遺言 ―わが浪江町の叫び』
鈴木正一氏は故郷が放射性物質によってどのように変わってしまったかを、自らの感受性を通して語っている。それは詩でしか書けないことが確かに存在していて、その独特な表現を紹介したい。例えば詩「棄民の郷愁」では、「ふるさとのど真ん中で/郷愁に駆られるとは……/〈核災棄民〉の 摩訶不思議」(鈴木比佐雄・解説文より)

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解説:鈴木比佐雄
四六判/224頁/上製本 ISBN978-4-86435-583-4 C0092
定価:2,200円(税込)
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鈴木正一詩集・評論集『あなたの遺言』

発売:2023年9月1日

趙南哲詩集と散文
『生きる死の果てに』
趙氏は、帝国主義的な意志を持った大国ロシアが、固有の歴史と文化と豊かな国土を持つウクライナをこの地上から失くして併合しようとする戦争に対して、決して許してはならないと立ち上がるウクライナの人びとの、一年半近くの壮絶な戦いを担った精神の在りかを、この二四篇で辿り書き残した。(鈴木比佐雄・解説文より)

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解説:鈴木比佐雄
四六判/256頁/上製本 ISBN978-4-86435-580-3 C00952
定価:2,200円(税込)
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趙南哲詩集と散文『生きる死の果てに』

発売:2023年8月7日

生井利幸
『賢者となる言葉 三〇〇篇』
本書の三〇〇篇の特徴は、フランスの哲学者のパスカル『パンセ』やアラン『幸福論』のような名言・警句・箴言、ドイツの哲学者のニーチェ『人間的、あまりに人間的』のようなアフォリズム(aphorism、啓示的で真実を暗示する言葉)などと言われる、人間存在の本質を洞察する突き詰めた表現方法である。生井氏は、多くの若き読者に自らの存在や他者の存在を深く考え思索して、より良き人生を生きて欲しいと願って本書をまとめたのだろう。(鈴木比佐雄・解説文より)

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解説:鈴木比佐雄
四六判/192頁/上製本 ISBN978-4-86435-578-0 C0095
定価:2,200円(税込)
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生井利幸『賢者となる言葉 三〇〇篇』

発売:2023年7月27日

天瀬裕康詩集
『閃光から明日への想い―我がヒロシマ年代記 My Hiroshima Chronicle』
天瀬裕康氏は、被爆者の責任として〈「核発電禁止条約を」との想い〉を抱くほど透徹した見識を持ち続けている方である。今回の詩集においては、自らの体験、広島で亡くなった人びとを想い、後世の人びとに向けて、広島は原爆に翻弄されたが、それでも立ち上がってきた広島の文学者たちの不屈の精神を、代弁するかのように叙事詩の形式をとって表現されている。(鈴木比佐雄・解説文より)

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解説:鈴木比佐雄
A5判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-577-3 C0092
定価:1,760円(税込)
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天瀬裕康詩集『閃光から明日への想い―我がヒロシマ年代記 My Hiroshima Chronicle』

発売:2023年7月25日

佐野玲子詩集
『天地のひとかけら』
佐野玲子氏は、人類及び「ヒト社会」が、本当に他の生きものたちへの畏敬の念を取り戻し、心から「他の生きものたちへ恩返しをする時代」を作り出せるかを決して楽観視していない。けれども少なくとも自分の心や精神で検証し、「生きものとしての真実」の言葉を奏でて、それに共感する人びとが連帯し合い、この「ありえない」破滅的な情況を変えたいと願ってこの詩集を刊行したのだろう。(鈴木比佐雄・解説文より)

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解説:鈴木比佐雄
A5判/160頁/上製本 ISBN978-4-86435-579-7 C0092
定価:2,200円(税込)
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佐野玲子詩集『天地のひとかけら』

発売:2023年7月27日

藤田博詩集
『億万の聖霊よ』
藤田博氏の詩篇には、聖なるものに促された純粋な言葉が紙面で奏でられていて、静かに内面の奥から湧き上がってくる音楽性を感ずる。と同時にその詩的言語が紡ぎだすものは、命あるものの切実な光景を発見し、それを色彩豊かで躍動的なイメージに展開させてくれる。 (鈴木比佐雄・解説文より)

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解説:鈴木比佐雄
B5変判/192頁/上製本 ISBN978-4-86435-565-0 C0092
定価:2,750円(税込)
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藤田博詩集『億万の聖霊よ』

発売:2023年6月15日

大関博美
『極限状況を刻む俳句 ソ連抑留者・満州引揚げ者の証言に学ぶ』
父母は畑仕事や酪農に休む暇なく働く日々で、幼い私は、邪魔にならぬように留守番をして過ごすことが多かった。さしたる遊びも無く、テレビに飽きると家の中を探索した。ある時、神棚の脇の方に父の物らしい不思議な帽子を見つけて遊んでいたら、母に「それはおとうさんの大切にしている帽子だから、そっとしておきなさいね」と遊ぶことを禁じられたことが心に刻まれた。/シベリアの父を語らぬ防寒帽  博美 (本文より)

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解説:鈴木比佐雄
四六判/312頁/上製本 ISBN978-4-86435-575-9 C0095
定価:2,200円(税込)
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大関博美『極限状況を刻む俳句 ソ連抑留者・満州引揚げ者の証言に学ぶ』

発売:2023年6月13日

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コールサック最新号

「コールサック」(石炭袋)119号

「コールサック」(石炭袋)119号 2024年9月1日

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