コールサックシリーズ

書籍一覧 新刊

大畑善昭 句集
『寒星』
善昭さんの俳句は、北国・岩手の地に暮らす生活者の匂いに満ちている。草を刈り、雪を搔き、経を上げる日々の地上から仰ぐ寒星は、遥々として、どこか温かい。(鈴木光影)

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四六判/224頁/上製本 ISBN978-4-86435-541-4 C0092
定価:2,200円(税込)
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大畑善昭 句集 寒星

発売:2022年11月26日

赤城弘
『再起―自由民権・加波山事件志士原利八』
赤城弘氏は今まで過小評価されてきた原利八に注目し、旧士族や名主・肝煎出身ではなく、豊かではない農民出身者で妻子もありながら加波山事件に関わり、最後まで再起することの志を捨てなかった粘り強い人物像を史料から読み取っていく。そして会津・喜多方から出立し蜂起が失敗に終わり、再起を図るべく栃木、会津、喜多方、米沢、新潟、富山、金沢、逮捕された福井などの自由民権活動家たちを訪ねて、加波山事件の真相を伝えていく姿を記そうと志した。 (鈴木比佐雄・解説より)

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解説:鈴木比佐雄
四六判/272頁/上製本 ISBN978-4-86435-543-8 C0095
定価:1,980円(税込)
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赤城弘 再起―自由民権・加波山事件志士原利八

発売:2022年11月7日

永山絹枝
『児童詩教育者 詩人 江口季好―近藤益雄の障がい児教育を継承し感動の教育を実践』
永山絹枝氏は、近藤益雄から学んだ江口季好の「詩は生活の現実を見つめ、世の中の矛盾を書き込んでいくもの」という信念と「障がい児教育」や「児童詩教育」の根幹に据えた実践活動を、自らを含めた三代目に残し継承すべきだと考えて本書を執筆された。 (鈴木比佐雄・解説文より)

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解説:鈴木比佐雄
四六判/296頁/上製本 ISBN978-4-86435-540-7 C0095
定価:2,200円(税込)
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永山絹枝 児童詩教育者 詩人 江口季好―近藤益雄の障がい児教育を継承し感動の教育を実践

発売:2022年11月4日

高柴三聞
『ガジュマルの木から降って来た』
高柴三聞氏の多様な表現力には、沖縄の自然と暮らしの細部から沖縄人(ウチナーンチュ)の精神世界に引き込んでいく、不可思議な魅力がしなやかに文体に一貫して感じとれる。それはどこか口誦文学のような語り口であり各篇は一つの物語でありながら重層的に積み重なり、それらは沖縄という大きな物語を生み出していく可能性に満ちている。鈴木比佐雄・解説文より)

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解説:鈴木比佐雄
A5判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-536-0 C0092
定価:1,650円(税込)
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高柴三聞 ガジュマルの木から降って来た

発売:2022年10月6日

小島まち子
『懸け橋 ―桜と花水木から日米友好は始まった』
小島氏は暮らしたニューポートニューズ市やその周辺に大切に残されている桜並木や歴史的なメモリアルを通して、日米の「懸け橋」になった人物たちに強い関心を抱いていく。そして両国の友好を純粋に願い、「懸け橋」になった人物たちに光を当てて、小島氏から見たその「懸け橋」の歴史を書き記そうと試みている。(鈴木比佐雄・解説文より)

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解説:鈴木比佐雄
四六判/192頁/上製本 ISBN978-4-86435-529-2 C0095
定価:1,980円(税込)
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小島まち子 懸け橋 ―桜と花水木から日米友好は始まった

発売:2022年9月29日

アンソロジー
『闘病・介護・看取り・再生詩歌集―パンデミック時代の記憶を伝える』
「病や死―パンデミックの闇に希望のあかりを灯す」241名の詩・短歌・俳句。宮沢賢治・斎藤茂吉・正岡子規…日本の名詩歌から、谷川俊太郎・馬場あき子・黒田杏子などコロナ禍を生きる現代の詩人・歌人・俳人まで。

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解説:鈴木比佐雄
A5判/360頁/並製本 ISBN978-4-86435-539-1 C0092
定価:1,980円(税込)
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アンソロジー 闘病・介護・看取り・再生詩歌集―パンデミック時代の記憶を伝える

発売:2022年9月29日

飯田秀實 随筆・写真集
『山廬の四季 ―蛇笏・龍太・秀實の飯田家三代の暮らしと俳句』
私は私の生きているうちに何とかこの本が世に出る。それが悲願でした。<中略>こののち、人間の夢と努力と希望のぎっしりと詰まった『山廬の四季』が俳句を愛する人々の手に一冊でも多く渡り、拡がってゆく事を信じ祈ってやみません。 (黒田杏子 跋 「山廬と私」より)

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B5判/64頁/並製本 ISBN978-4-86435-533-9 C0072
定価:1,980円(税込)
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飯田秀實 随筆・写真集 山廬の四季 ―蛇笏・龍太・秀實の飯田家三代の暮らしと俳句

発売:2022年9月1日

上野都 詩集
『不断桜』
上野都氏は、この世界の様々な事物への驚きを不断に問い続ける詩人なのだろう。桜は春に咲き短期間で散っていくものだという常識に囚われないで、晩秋から冬の終わりまで咲き続ける「不断桜」の逞しさに上野氏は心惹かれている。今が仮に冬の時代だとすれば、この時代に私たちを励ますのは「不断桜」なのだと物語っているかのようだ。(鈴木比佐雄 解説より)

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A5判/160頁/並製本 ISBN978-4-86435-532-2 C0092
定価:1,870円(税込)
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上野都 詩集 不断桜

発売:2022年7月29日

前田新 詩集
『詩人の仕事』
前田新氏の新詩集のテーマは、「貧しさ」には「内から射す美しい光」があるというリルケの言葉を詩論的に解釈することから始まり、言葉がある瞬間に逆説的な光を発する純粋な詩的言語に変貌することを伝えてくれている。前田氏の詩的言語は、そのような認識に至るまでに東北の宮沢賢治を始め、真壁仁、三谷晃一、若松丈太郎たちと接しその生き方から学び、「北のエネルギー」を身近に見出し、豊穣な言葉に転換していることが明らかになった。(鈴木比佐雄 解説より)

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A5判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-530-8 C0092
定価:1,760円(税込)
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前田新 詩集 詩人の仕事

発売:2022年7月26日

太田土男
『季語深耕 田んぼの科学 ―驚きの里山の生物多様性―』
「田んぼの科学」としましたが、難しいことは書いていません。イネを中心に農村は展開しています。「兎追いしかの山/小鮒釣りしかの川」の里山に郷愁を覚える人は多いでしょう。原生の自然ではありません。しかし、沢山の動植物が人と関わりながら生き生きと暮らしている自然があります。俳人の吟行の場でもあります。もっともっとこの場を楽しんでいただければいいと願っています。
(まえがきより)

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46判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-531-5 C0095
定価:2,200円(税込)
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尾野寛明・中村香菜子・大美光代 わたしをつくるまちづくり

発売:2022年7月6日

高細玄一 詩集
『声をあげずに泣く人よ』
声をあげて涙を流すことが本当に泣いていることなのかと高細氏は問いかけている。本当に悲しい時には、声をあげて泣くこともできずに、ただ心の中で泣いている人が、本当に泣いている人なのではないかと語っている。高細氏はそのような泣くことが出来ないほど悲惨な人びとの思いに近づき、その存在に深く共感を抱いている。そして、「声をあげずに泣く人」の「声」に耳を澄ます。
(鈴木比佐雄・解説文より)

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A5判/160頁/並製本 ISBN978-4-86435-523-0 C0092
定価:1,650円(税込)
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高細玄一 詩集 声をあげずに泣く人よ

発売:2022年6月9日

かわかみまさと 詩集
『仏桑華(アカバナ)の涙』
イナゴを「黒砂糖の鍋の海でひと泳ぎ」させて、隻眼の父は息子のおやつにそのイナゴを差し出した。そんな父子を仏桑華は見詰めていた。生態系の中で生き物たちが食い食われているが、かわかみ氏は修羅を生きた父母たちにも他の生きものたちにも注がれる、「仏桑華の涙」という「いのちの滴」を感じている。
( 鈴木比佐雄・解説文より)

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A5判/160頁/上製本 ISBN978-4-86435-526-1 C0092
定価:1,980円(税込)
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かわかみまさと 詩集 仏桑華(アカバナ)の涙

発売:2022年5月27日

中津攸子 
『新説 源義経の真実』
義経は、より多くの人々が安らかに暮らせる世の招来を切望していました。そのため自分の名誉も地位も安穏な生活も捨て、庶民政治を確立するための捨て石になることを自ら選び、頼朝と共に世の変革を計った見上げるべき人でした。

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46判/400頁/上製本 ISBN978-4-86435-522-3 C0093
定価:2,200円(税込)
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中津攸子 新説 源義経の真実

発売:2022年5月16日

COAL SACK 銀河俳句叢書5
鈴木光影 句集
『青水草』
〈少年の涙痕(るいこん)に生ふ青水草(あをみくさ)〉十七音で少年の本質に迫るのだから、大変なことである。こんなふうに詠んだ人は、これまでに居ない。
〈摘草や母の野性の胎動す〉僕の場合、母といえば「永遠の母」という固定観念がある。自分が母にどうあってほしいかという祈りみたいなものを込めて詠んでしまう。母を野性でとらえるということは、僕は出来ない。しかしこの句、そこがおもしろい。
(齋藤愼爾)

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帯文:齋藤愼爾
46判/176頁/並製本 ISBN978-4-86435-524-7 C0092
定価:1,650円(税込)
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COAL SACK 銀河俳句叢書5 鈴木光影 句集 青水草

発売:2022年5月16日

比留間美代子朗読詩選集
『なみだきらめく』
比留間美代子氏はすでに夫や多くの親しい人を亡くしているが、「なみだ」によっていつでも心が通じ合うように感じ取れる。その心の「奥の奥」の「なみだの壺」から世界中の人びとや生き物たちが「なみだ」を汲み上げて心を洗っていることに共感しているのだろう。そんな「明日につながるいのち」を宿した詩篇を口ずさむように読んで欲しいと願っている。(鈴木比佐雄 解説より)

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解説:鈴木比佐雄
A5判/192頁/上製本 ISBN978-4-86435-525-4 C0092
定価:1,980円(税込)
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比留間美代子朗読詩選集 なみだきらめく

発売:2022年5月16日

又吉栄喜小説コレクション4
『松明綱引き』
彼はかねがね浦添市のある一点を中心とする半径二キロメートルの円の範囲内に戦後沖縄の状況は凝縮されているから、その円内の出来事を克明に描写すればよいと発言している。すなわち彼の作品が長編であってもその方法は短編的であり、むしろ短編に彼の文学的特徴がよく表れている。(八重洋一郎 解説より)

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解説:八重洋一郎
46判/368頁/上製本 ISBN978-4-86435-508-7 C0393
定価:2,750円(税込)
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又吉栄喜小説コレクション4 松明綱引き

発売:2022年5月6日

又吉栄喜小説コレクション3
『歌う人』
一人の人間がなんらかのかたちで生を閉じるとき、残された人々は死者の後始末をめぐって奔走させられる。その奔走のなかで生まれる対立やしがらみ、空回り、欲望などが又吉栄喜の筆によって描かれるとき、他に類を見ない、滑稽みのある世界が出現するのである。(村上陽子 解説より)

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解説:村上陽子
46判/392頁/上製本 ISBN978-4-86435-507-0 C0393
定価:2,750円(税込)
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又吉栄喜小説コレクション3 歌う人

発売:2022年5月6日

又吉栄喜小説コレクション2
『ターナーの耳』
又吉栄喜の作品世界は豊かである。文学の力を援用し、人間の可能性や不可能性へ挑戦する世界が可視化されて展開される。読者はこの世界を堪能しながら自らの可能性を発見する。同時に希望を牽引する勇気をも示唆されるのだ。(大城貞俊 解説より)

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解説:大城貞俊
46判/392頁/上製本 ISBN978-4-86435-506-3 C0393
定価:2,750円(税込)
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又吉栄喜小説コレクション2 ターナーの耳

発売:2022年5月6日

又吉栄喜小説コレクション1
『日も暮れよ鐘も鳴れ』
戦争や苦い経験を経た大人の入り組んだ不可解な恋愛心理と、未だ恋の何たるかに惑う少女の揺れる心理をモザイク状に織り上げた、まさに「いのちばかりが長く/希望ばかりが大きい」恋物語なのである。(与那覇恵子 解説より)

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解説:与那覇恵子
46判/336頁/上製本 ISBN978-4-86435-505-6 C0393
定価:2,750円(税込)
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又吉栄喜小説コレクション1 日も暮れよ鐘も鳴れ

発売:2022年5月6日

八重洋一郎詩集
『転変・全方位クライシス』
今回の詩集『転変・全方位クライシス』は、「日毒の記憶」の石垣島から日本だけでなく世界の多次元世界に架橋しようとして、危機に立ち向かう「予言の言葉」に満ち溢れているように思える。(鈴木比佐雄 解説より)

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解説:鈴木比佐雄
A5判/112頁/並製本 ISBN978-4-86435-521-6 C0092
定価:1,650円(税込)
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八重洋一郎詩集『転変・全方位クライシス』

発売:2022年5月2日

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コールサック最新号

「コールサック」(石炭袋)120号

「コールサック」(石炭袋)120号 2024年12月1日

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