「COALSACK」(石炭袋)65号 2009年12月25日
【65号目次】
〈扉詩〉
まんまるに まんまるに 下村和子 1
〈詩〉
共和国 山佐木進 5
詩 蚕 御庄博実 6
レクイエム二題 崔 龍源 8
芙蓉考 山本十四尾 10
うつくしい雪 淺山泰美 11
税 関 佐相憲一 12
卵という駅 宇宿一成 14
鉄柵の隙間から 山本聖子 15
ガラスの魔術師 ―ルネ・ラリック作「三足鉢〈シレーヌ〉」に寄せて
大掛史子 16
夜明け 山野なつみ 17
誕 生 豊福みどり 18
口を閉じよ 武藤ゆかり 19
柱時計 山本泰生 20
もう一つの部屋 李 美子 21
高原列車 酒井 力 22
吉野夕景 田中作子 23
故里の柿の実 杉本知政 24
存 在 森田海径子 25
認知症 その6 皆木信昭 26
義父の変身
安永圭子 27
宿り木の譜/長谷寺晩春 鳥巣郁美 28
かとりせんこう/薙 ぐ/汁 村永美和子 29
放射線の音/The Sound of Radiant Rays 小村 忍 30
この広い海のなかから 吉田博子 31
独り言 郡山 直 32
《石》の思想 石村柳三 33
めぐる こまつ かん 34
闇の現 くにさだきみ 36
醒めやらぬ面持で/箍 山本倫子 38
おはなし (三)/アンバランス 平原比呂子 40
重い日/神様どうか 岩崎則子 42
Kに 青柳俊哉 44
コップがあり/母の糸 横田英子 46
日を送る 結城 文 48
トッカとションタ 朝倉宏哉 50
誤 解 鈴木比佐雄氏より恵投された『鈴木比佐雄詩選集』への返礼コーラスとして 森 常治 52
磔 刑 朝倉宏哉氏より恵投された詩集『朝倉宏哉詩選集一四〇篇』への返礼コーラスとして 森 常治 53
加賀鳶梯子登り/加賀友禅 徳沢愛子 54
共感覚五景/見えていた声 堀内利美 57
赤 卵 akatama
小坂顕太郎 60
尾 花/海釣り公園/地下街
浅井 薫 63
望 み 橋爪さち子 66
打たせ湯 ―那須塩原・幸乃湯温泉にて 鈴木比佐雄 67
僧 鳴海英吉/水崎野里子 訳 68
深夜のトイレ ジャクソン・ポロックに 尾内達也 70
アジアの兄弟に パウル・ツェラン/尾内達也 訳 71
東ティモールに捧げる そして詩人 クサナナ・グスマオに/ あなたにあげる テレシンカ・ペレイラ/水崎野里子訳 72
ネパール少年の詩 『戦争のない世界』より
日 光/病 気/お母さん―(二)/友 情/僕の感情
シュレヤ パンディ/結城 文 訳 73
アジア詩行 高 炯烈/李 美子 訳 76
〈四詩人・小詩集〉
小詩集『八月の別れ』七篇 木村淳子 83
小詩集『翳る庭』十一篇 未津きみ 92
小詩集『アンビリカルケーブル』十篇 亜久津歩 100
小詩集『歌曲』九篇 秋山泰則 105
〈エッセイ・詩論〉
盲目の日に光溢れる日々 うおずみ千尋 109
桜めぐり/伯母するひと/久世さんの墓所で
淺山泰美 110
晩秋の大谷祖廟から銀月アパートまで
淺山泰美エッセイ集『京都 銀月アパートの桜』に寄せて 鈴木比佐雄 115
北鎌倉・東慶寺の四季 吉村伊紅美 120
三保の松 吉永素乃 123
〝求めない〟詩群の底力 ―菊田守詩集『天の虫』 大掛史子 125
「高村光太郎と宮沢賢治と森荘已池」
二〇〇八年七月十九日 宮沢賢治の会講演改稿
森 三紗 128
〈自殺者〉を繋ぐ1 帯を連れ去った人へ 亜久津歩 138
薩摩川内市原発三号機増設予定について
小村 忍 142
新しい「ひろしま」の書き手 上田由美子さんのことなど
長津功三良 144
人の輪・詩の輪 ―第二十一回世界詩人会議―
二〇〇〇九年七月十六日~二〇日 於マナグア、ニカラグア 結城 文 148
蒼馬よ―私の林芙美子 岩崎和子 150
詩の身近さと親しみ 九十四歳で処女詩集を出版した日野原重明
『いのちの哲学詩』を手にして
石村柳三 164
〈書 評〉
吉村伊紅美詩集『夕陽のしずく』 意味を持つ風景 鈴木良一 170
吉村伊紅美詩集 『夕陽のしずく』を読んで
矢口以文 173
堀内利美詩集『笑いの振動』を読んで 木村淳子 176
堀内利美詩集『笑いの震動』評
改めて考えさせられた「口ずさむ詩」の力と役割 浅井 薫 180
人生の滋味が横溢 中村藤一郎詩集『神の留守』を読んで 成田豊人 183
そっと佇む言葉たち 中村藤一郎詩集『神の留守』 都月次郎 186
「何故」と真摯に刻み続けた思索の長い道
鳥巣郁美詩論・エッセイ集『思索の小径』 高橋玖未子 190
鳥巣郁美詩論・エッセイ集『思索の小径』 吉永素乃 193
山本十四尾詩集「女将」から伝えられたもの 山本みち子 196
明晰の詩学 ―山本十四尾詩集『女将』を読む 山形一至 198
反復する今日のニューウェーブの旗手
『鈴木比佐雄詩選集一三三篇』を読んで 斎藤彰吾 201
詩の原動力となった詩 『鈴木比佐雄詩選集一三三篇』書評 小林広一 204
『朝倉宏哉詩選集一四〇篇』を読んで 丸山由美子 207
詩の泡立つところへ ―真実を発見できる場としての日常
『朝倉宏哉詩選集一四〇篇』を読む 小林 稔 200
戦後詩を切り拓いた市川の詩人たち
福田律郎、鳴海英吉、宗左近の鎮魂詩の歴史
二〇〇九年九月十六日 市川市文学プラザ・講演録 鈴木比佐雄 214
206
『鎮魂詩四〇〇人集』の編集構成について 232
執筆者住所一覧 236
後 記 238