書籍一覧 新刊
玉木一兵詩集
『生死断想—琉球ホモサピエンス考』
玉木一兵氏の内なる他者である「民族的慈愛」に満ちた「琉球ホモサピエンス」を探す旅は「後生(グソー)」を巡りこれからも続いて行くのだろう。多くの沖縄の精神性に関心を持つ人びとに玉木氏の叙事詩を通した思索詩を読んで欲しいと願っている。 （鈴木比佐雄 解説文より）
| A5判／256頁／並製本 ISBN978-4-86435-656-5 C0092 |
| 定価：1,980円（税込） |
発売：2025年4月16日
目次
Ⅰ章 生死断想
螺旋の時空
生死断想
等身大の神々
掌の小宇宙
少数民族のトポス沖縄
モノローグ『日本復帰五十一年目の決意』
Ⅱ章 ウチアタイ（心の疼き）
僕の宝物
木の花
芝伊皿子の三畳一間
ウチアタイ（心の疼き）―映画「夜明け前のうた」
爺の心意気
表彰式の壇上から
末期の見舞
呵々問答
Ⅲ章 父の影を踏む
運命の川下り ～戦時下の我が一家
戦時下の父と僕の戦後
池見先生の微笑の中で
亡父の希求したもの
父の影を踏む
死の小径
Ⅳ章 琉球ホモサピエンス考
民俗宗教研究会のこと
認知症者の文芸療法
「日本復帰」に思う ～われわれは一体どこへ行くのか
少年の壁
琉球ホモサピエンス考 生態
琉球ホモサピエンス考 思考
琉球ホモサピエンス考 内景
島ハーフの眼力
解説 鈴木比佐雄
小国沖縄自立の夢想 ～あとがきにかえて
著者略歴
