書籍一覧 新刊
永山絹枝詩集
『世界のどこかで(下)日本、中国、ロシア、ウクライナ、クロアチア、欧州・豪州研修、南米、太平洋、アラスカ編』
人類は身の丈を超えた経済活動や過度なナショナリズムではなく、本来的な「自然の秩序」をいかに回復させるかという、途方もない課題を突き付けられていると、『世界のどこかで(上)・(下)』の二冊を通して私たちに伝えていると思われる。永山絹枝氏の「何か言い知れぬ人類愛」とは、きっと多様な生きものたちや地球環境を畏敬し、地球の一員としての本来的な想いで慎ましく生きることを示唆しているのだろう。 (鈴木比佐雄 解説文より)
A5判/256頁/上製本 ISBN978-4-86435-606-0 C0092 |
定価:2,200円(税込) |

発売:2025年3月25日
目次
序詩
沈黙の海
Ⅰ章 日本の旅
長崎
西海橋の桜
白洲
有明海の夜明け
太古からの煌めきと知性
凛として「のんのこサイサイ」
沖縄・奄美
特攻花さく
六日間の死の漂流
福島・新潟・北海道
私達は忘れてはいない
蓮池薫「拉致されて」
水芭蕉の思い出
にれの街 ―北海道の日作大会を終えて―
石川
能登よ 能登よ
能登のなみだ
大地の復活を
Ⅱ章 中国、ロシア、ウクライナ、クロアチア
雲南省の棚田と菜の花
大連・旅順・瀋陽(二〇一〇年)
ウラジオストク・ハバロフスクへの旅
ロシアを謳う
チェルノブイリ・鳩笛となれ
クロアチアへ(祈念の旅)
Ⅲ章 欧州・豪州への研修の旅
英国社会研修の旅(一九九〇年・他)
フランスの明暗
馬を走らせる女神たち(ドイツ)
欧州における社会研修 オランダ(一九九四年)
豪州研修の旅 163
デンマーク 福祉研修の旅 (二〇〇二年)
遣欧使節のスペイン・ポルトガル
Ⅳ章 南米、太平洋、アラスカ
ペルー・ブラジルの旅
ハワイの明暗二〇〇八年二月
翡翠の水 228
イニュニック(生命)アラスカ
解説 鈴木比佐雄
明日へ