書籍一覧 新刊
中山たかし
『独り言も、良いかも』
「独り言」を突き詰めていくと、当たり前のことだが、自分は一人で生きているのではなく、宇宙・自然や社会の多くの人びとのおかげで命をつないでいることに気付き、奇跡のような「運命のいたずら」によって、自分の存在が天命として「生かされている」ことに気付くのだろう。その意味で中山氏の「独り言」は、英訳のsoliloquy やmonologue と言った良く練られた演劇的な「独白」に近いかも知れない。( 鈴木比佐雄 解説より)
四六判/168頁/並製本 ISBN978-4-86435-639-8 C0092 |
定価:2,200円(税込) |
発売:2024年12月25日
目次
序
Ⅰ 学校まで6キロ食べて
柱時計
蓮華草
にぎりめし
ラジオ体操
赤とんぼ、蛍
夕焼け
学校まで6キロ食べて
紫陽花
散髪屋のマンガ本
提灯
大空にでっかい虹
五右衛門風呂
学校からの帰り道
麦踏み
蒸気機関車
貧乏
夜行列車
木登り
赤とんぼ
鷲
かくれんぼ
何十年も前のこと
海に島
風
ずぶ濡れ
缶蹴り
猫
帰ろう
牛
夕焼け小焼け
Ⅱ 独り言も、良いかも
弱い人
反省
一つずつ
弱い人が弱い人に
暑さ寒さ
どうして此処にいるのだろうか
逆境
言葉足らず
写真
そうかそうか
どの料理が好き?
言えないこと
大した事ない
静かに、静かに
公平
第三の自分
遠い
偶然
人のせい
思い通りにはいかない
宝くじ
なんだろうな
自分が嫌になった
お天道様が見てるよ
ばちあたり
メール送る前に
口を閉ざして
待つ
ここは何処
マスク
余裕
仏像
Ⅲ 生かされている
日向ぼっこ
蝉
鳩ポッポ
生かされている
乳母車
憎いネギめらめ
ゴキブリ君との会話
時が経てば
間違いだらけの人生
暇
流れる
影
会話
デリトケート
どこを見てるの
早歩き
もう31℃
何十年も前のこと
鳥の声
眠れない
自分勝手
ふたりぽっち
台風
西日
人生
慣れ
迷い
落とし穴
やり尽くした蝉
Ⅳ システムエンジニア(SE)の独り言
プロジェクトの成功
システムテスト
デバッグ
あの人嫌い
2000年問題
真夜中のディスクの音
わからん
飯食った
最終電車
残業残業
寒いなコンピューター室
トラブル電話
行ってくれない
決めてくれよ
期待
会社に戻るのも久しぶりだな
太るばかり
またおまえか
しわよせ
え違うの
プログラムリストが重い
マニュアルが厚い
性能が出ない遅い
ループしてるよ
個人情報は持たないこと
派遣法、請負
見積もり
情報処理試験
徹夜
出張
責任逃れ
プロジェクト計画
cobol
テストデータ
データ移行 1
仕様打ち合わせ長い
フォロー会議
汎用機、オフコン、ミニコン
本稼働立ち合い
仕様変更
アジャイル人生
石を投げたらその石は自分に当たる
解説 鈴木比佐雄
あとがき