「コールサック」(石炭袋)120号 2024年12月1日
定価:1,650円(送料込)
目次
扉詩 高柴三聞 黒縄地獄
特集1 沖縄合同出版記念会『沖縄詩歌の言葉と朗読の魅力』
『沖縄詩歌の言葉と朗読の魅力』合同出版記念会
鈴木比佐雄 主催者挨拶
第一部 講演
大城貞俊 沖縄・短詩型文学の魅力
第二部 自著解説と朗読
出演者 おおしろ建/玉城洋子/ローゼル川田/与那覇恵子/
高柴三聞/山城発子/玉木一兵/普久原佳子/常盤坂もず/
南風ニーナ/野原誠喜
又吉栄喜 閉会の挨拶
特集2 熊谷直樹・勝嶋啓太『妖怪絵巻』刊行記念イベント
熊谷直樹・勝嶋啓太『妖怪絵巻』刊行記念
朗読ライブ&妖怪と猫と詩を語る会
出演者 熊谷直樹/勝嶋啓太/高柴三聞/鈴木光影
詩 Ⅰ
鈴木正一 人新世 その先は
石川樹林 DXホーム
山﨑夏代 わたしの今日は
風守 真辞苑(あ行)
高細玄一 8月の署名簿から
千葉孝司 図書館/祈り
天瀬裕康 訴え続けた出版物は
近藤八重子 詩の存在/米が無い
黄輝光一 楽しまなくっちゃ/幸と不幸〔人間万事塞翁が馬〕
趙南哲 解体ショー/膿んだ人差し指/空き家の解体
座馬寛彦 動物園にて
鈴木比佐雄 おおたかの森に蒼鷹は舞っているか
詩 Ⅱ
方良里 シャクヤク
淺山泰美 夜の雪
宮川達二 幻の橋 ―タウシュベツ川橋梁―
末松努 風を吹かせる
勝嶋啓太 妖怪絵巻「猫娘2」
熊谷直樹 妖怪絵巻「神秘主義者2 シンクロニシティ」
藤谷恵一郎 誇り/宇宙塵/ミロのヴィーナス幻想/勇気の河
羽島貝 ガラスの小壜/路上のスノウマン/その現象を、名付けられない。
植木信子 幸福の入口
酒井力 祈り/足音
坂本梧朗 歩数計が失せた!
日野笙子 ロシナンテは走らない
詩 Ⅲ
植松晃一 11月のカブトムシ
久嶋信子 ひまわり
村上久江 葛の花
青柳晶子 ひなどり
みうらひろこ 最中
青木善保 朝顔常陸の花火
成田廣彌 令和六年の六月から八月にかけての歌
狭間孝 ホタルがいる海/センニンソウ
小山修一 愛は心を真ん中に/迷い蛍/竜胆
外村文象 石原裕次郎生誕九十年/七夕/人生百年をめざして
原詩夏至 十三回忌/柱
俳句・川柳・短歌・狂歌・詞
俳句時評 鈴木光影 齋藤愼爾『深夜叢書社年代記 流謫と自存』を読む
俳句 風野綾 ジャングルジム
岡田美幸 海市の距離
今宿節也 基地
原詩夏至 カシオペア
松本高直 秋陰
鈴木光影 半身
英語俳句 水崎野里子 On my poem: A haiku sequence
3行詩連:わたしのポエムは…
川柳 堀田京子 傘寿きて 嬉しくもあり 嬉しくもなし
水崎野里子 令和七年を祝い干支巳を拝す
短歌 藤谷恵一郎 コスモス
水崎野里子 勿忘草に寄せて/千葉県船橋にて
―太宰治との再会
原詩夏至 後ろ髪
大城静子 秋彼岸
岡田美幸 月見パイ
村上久江 捨てきれぬ
座馬寛彦 背高泡立草
短歌時評 座馬寛彦 「言葉の無力」を乗り越えようとする息づかい
狂歌 高柴三聞 狂歌八首 もうほとんど選挙特集
牧野新 狂歌斎の鉄槌
作詞 牧野新 新婚生活/ラップ オレのヒトリゴト
詩 Ⅳ
現代詩時評 原詩夏至 虎と鱒、そしてウィスキーと音楽
―R・ブローティガン『西瓜糖の日々』をめぐって―
詩誌評 植松晃一 直観、洞察、啓示、そして願い
小詩集 永山絹枝 『戦乱を生き抜いて(その二)』
高橋郁男 『風信』三十六
星清彦 『北向きの窓』五篇
堀田京子 『燃えろ燃えろ』六篇
堀田京子 『署名 お願いします』七篇
萩尾滋 『悲歌のポリフォニー』第八回
エッセイ・評論
エッセイ 趙南哲 未熟な愛への後悔と反省、そして、また再びの愛
ドラマ『愛のあとにくるもの』と尹東柱の詩
天瀬裕康 日本被団協のノーベル平和賞受賞に想う
石川啓 沖縄をアメリカに差し出す手
よしのけい わたしの小さな美術館
宮川達二 ノースランド・カフェの片隅で
文学&紀行エッセイ第四十二回 芭蕉の詩仙堂
評論 黄輝光一 告白、我が「高次脳機能障害」
原詩夏至 まだ見ぬ釣場と、故郷の山々―R・ブローティガンと井伏鱒二―
淺山泰美 昭和とアイドル
日野笙子 追憶の彼方から呼び覚ますもの(15)電子の夜空に素足のパトグラフィー
追悼文 淺山泰美 新川さんのまなざし
評論 永山絹枝 国分一太郎と益雄(9)―二人の「教育思想」の形成と教育実践―
鈴木正一 私らの核災棄民録
黄輝光一 あなたは騙されている、「死」というペテン師に!
鈴木比佐雄 花と音楽を愛し希望の在りかを希求する人
―方良里詩集『レモングラス』に寄せて
鈴木比佐雄 ウクライナやガザの痛みは私たちの痛みではないか
―熊谷ユリヤ詩集『地球上に遍在するガザ・ウクライナ』に寄せて
鈴木比佐雄 生と死の混じり合った境界「白い闇」を生き抜く人
―小島まち子『白い闇―ひと夏の家族』に寄せて
鈴木比佐雄 誰かに書き継がれていく永遠の物語「オデュッセウス」
―岩上和道『銀鼠髪のオデュッセウス』に寄せて
小説・戯曲
小説時評 宮川達二 「死者たち」短編集『ダブリンの人びと』ジェームズ・ジョイスより
―宇宙に降る雪、遠くの音楽―
小説 富永加代子 楽園の扉(6)
岩上和道 見張り搭から遠くを
牧野新 新今昔物語 渡辺綱の鬼退治
戯曲 牧野新 孔子が老子に教えて欲しかったこと
書評
董振華聞き手・編著『語りたい龍太 伝えたい龍太 20人の証言』
加藤絵里子 龍太イメージの相対化へむけて
与那覇恵子詩集『沖縄の空』
伊藤芳博 私たちは沖縄の空の下に立つことができるのか
水谷嘉弘著『板倉鼎をご存じですか』
田中善明 『板倉鼎をご存じですか』を読む
岩上和道著『銀鼠髪のオデュッセウス』
宮崎直樹 主人公のこころを傍聴する眩暈
方良里詩集『レモングラス』
後藤光治 ゲーテの詩を髣髴とさせる「魂」の希求
風守詩集『希望の詩魂』
日野笙子 素心の詩人、何よりも励ましの書
金利惠句集『くりうむ/그리움』
山下知津子 互いに在ること ―自己の生の確認から
鈴木美江子句集『山あげの街』
蓮實淳夫 『山あげの街』を読む
酒井力詩集『黒曜の瞳』
壱はじめ 酒井力詩集『黒曜の瞳』を読む
朝倉宏哉 不確かな今を拓く言葉の力 力の言葉
熊谷直樹著『妖怪絵巻~ 化け猫日記』
近藤八重子 『妖怪絵巻~化け猫日記~を拝読して』
勝嶋啓太著『妖怪絵巻 ~でも くよくよしててもしょうがないから』
岩上和道 『妖怪絵巻 ~でも くよくよしててもしょうがないから』を読む
熊谷ユリヤ詩集『地球上に遍在するガザ・ウクライナ』
やまもとさいみ ―この詩集が提示する意味―
池下和彦 じかに手にとっていただきたい一冊
評論・呼び掛け文 鈴木比佐雄
科学技術偏重から本来的な生活世界を創造するために
『人新世の生活世界詩歌集 ―気候変動・戦災・核災をもたらす科学技術偏重から
始原の存在へ』の参加呼び掛け文
アンソロジー詩歌集 公募趣意書
編集後記 鈴木比佐雄
鈴木光影
座馬寛彦
羽島貝