書籍一覧 新刊
与那覇恵子詩集
『沖縄の空』
与那覇恵子氏の中国・台湾・沖縄周辺の戦争前夜のような危機意識から発せられた詩篇には、現在の様々な困難な情況を見すえて、それでも言葉の逆説的なレトリックも駆使しながら、他者との言葉の「ギャップを見すえて」決して希望を失わない知恵が宿っている。沖縄を含めた多様な土地の文化や歴史を畏敬する多くの人びとに、この『沖縄の空』が読まれることを願っている。(鈴木比佐雄:帯文より)
解説:鈴木比佐雄 |
A5判/168頁/並製本 ISBN978-4-86435-619-0 C0092 |
定価:1,760円(税込) |
発売:2024年6月10日
目次
Ⅰ章 沖縄の空
新年のご挨拶
つぶやき
沖縄の空
わたしの沖縄
安和の桟橋にて
黒い塊
抵抗の朝
島
立ち尽くす人
日本列島の朝
Ⅱ章 一日のおわりに
夜明け
朝
朝食
今日のニュース
ゴミ集積場
ミカン箱
わかったこと
母
老人
一日のおわりに
気づき
Ⅲ章 人間
普通の日
人間
生活
食べる
穴が空いた日本
大きな声
見えない手
COVID-19
スペインにて
ポーランドにて
旅の切れ端
日本のガザ
ギャップを見すえて
解説 鈴木比佐雄
あとがき
著者略歴