書籍一覧 新刊
天瀬裕康詩集
『叫魂から永遠平和へ―大竹市の歴史・産業・地域文化』
天瀬裕康氏の「叫魂」に関わる詩篇は、カントの「永遠平和」を胸に秘めて生きることの意味を伝え、「被爆二世」や後世の者たちに「叫魂の碑のお父さん/コロナにも睨みを利かして貰えませんか」とエスプリを利かせて、核兵器廃絶を未来に託していく謙虚さが伝わり、言い知れぬ感動が伝わってくる。
(鈴木比佐雄・解説文より)
解説:鈴木比佐雄 |
A5判/144頁/並製本 ISBN978-4-86435-603-9 C0092 |
定価:1,870円(税込) |
発売:2024年2月27日
目次
まえがき
序詩 大竹という小都市
Ⅰ 過去ありて いま
幕末の悲劇
工業地帯へ
岩国空襲の余波
死ななくてよかった死
引揚げ港の状況
ついに大竹市誕生
ある会の分離独立
言葉が違う!?
Ⅱ 一種の祀る行為
翳りある祀り
お墓参り
みな消えていく
近状報告を兼ねて
招魂社ハ影カ
氏神さん大瀧神社
大竹海兵団ト周辺
大竹潜水学校ノ存在
大竹のヒロシマの日(1)
叫魂の碑
Ⅲ これも仕事のうち
戸惑うばかり
阿多田島の校医
広島が尾を引く
書くことは止められず
反核戦争への想い
その後のジュノー記念祭
血圧は自分で測れ
『醫の道』と「ロンちゃん健康情報」
産業医と職場
労働衛生コンサルタント
Ⅳ 文化面での記憶
水は川へ海へ
ある吟行
ひなながし
手漉き和紙の手描き鯉のぼり
石本美由起の跡をたどる
大好き大竹の大使
こんな「吸血劇場」も
大竹漢詩会の展示
短歌は身近に
大竹市と廿日市市
大田洋子と玖島
大竹祭り大行列
大竹のヒロシマの日(2)
Ⅴ 別の面の叫魂と希望
繁栄の虚夢
天に向かって不正を告げよ
国葬反対!
きれいな海はわが命
おお『広報おおたけ OTAKE』
大竹のヒロシマの日(3)
大規模買収を拒否
下瀬美術館の美
亀居城太鼓とどろく
テレビの中で大竹は
解説 鈴木比佐雄
あとがき