書籍一覧 新刊
福田淑子歌集
『パルティータの宙(そら)』
福田さんの裡に渦巻く渾沌たる詩魂が、人間をみつめ、宇宙を感じ、楽音に耳を澄ますことで言葉を揺り醒まし、一期一会の結晶体として、ここに〈歌〉を立ち上がらせている。(桑原正紀・帯文より)
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解説:鈴木比佐雄 |
四六判/192頁/上製本 ISBN978-4-86435-596-4 C0092 |
定価:2,200円(税込) |
発売:2023年12月1日
目次
Ⅰ パルティータの波
燃ゆる少女
夜明けの夢
パルティータの波 ―加賀乙彦特集に寄せて
十善戒
幼き背子の手
先生の文
縄文連綿
粥の一匙
回送列車
惜命
野蛮な星
酔芙蓉
Ⅱ ホーキングの魂
鬼たちの影
百年の恋
君のゐる空
花散らしの雨
水中に咲く花
キリコの少女
颱風一過
木の叫び
樹液の香り
冬日の幽けさ
ホーキングの魂
死神の気配
ヴィーナスの炎
終曲
赤い実
Ⅲ 無心の時間
無心の時間
秋風の辞 ―竹内常一先生の死を悼む
孤空間にて ―浅山隆信君を偲ぶ
恐るるなかれ
春の水
福島の春
沖縄の日
ショパンの命日
百草の勢ひ
バベルの塔
森は一つの命
星のあはひに
眉月
越後の旅
真白き花火 ―長岡幻行
チェンバロと ―山田貢氏へ
Ⅳ 宙の片隅
金魚鉢
「緋文字」
鬼子母神
ダイニング・ダイイング
一隅
アプレゲール(戦後派)
地上に花を
イルカ一族
プロキシマ・ケンタウリ
宙の片隅
解説 鈴木比佐雄
あとがき