書籍一覧 新刊
佐野玲子詩集
『天地のひとかけら』
佐野玲子氏は、人類及び「ヒト社会」が、本当に他の生きものたちへの畏敬の念を取り戻し、心から「他の生きものたちへ恩返しをする時代」を作り出せるかを決して楽観視していない。けれども少なくとも自分の心や精神で検証し、「生きものとしての真実」の言葉を奏でて、それに共感する人びとが連帯し合い、この「ありえない」破滅的な情況を変えたいと願ってこの詩集を刊行したのだろう。(鈴木比佐雄・解説文より)
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解説:鈴木比佐雄 |
A5判/160頁/上製本 ISBN978-4-86435-579-7 C0092 |
定価:2,200円(税込) |
発売:2023年7月27日
目次
Ⅰ章 神さまに近いもの
神さまに近いもの
ヒトの星ではなかった
天地のひとかけら
天地のめぐみ
奥深い根っこたち
『動植咸栄』
永劫の炎
Ⅱ章 とほうもない時間
とほうもない時間
火山列島
飽食の濁流
恥ずかしすぎる
ありえない
幾重もの奇跡
痛みの感覚
迷信
Ⅲ章 次の命
無数の滴
石の池
紙撚
たいせつなもの
無為のなか
畏まる心
闇夜
次の命
解説 鈴木比佐雄
あとがき