書籍一覧 新刊
おくやまなおこ詩集
『存在の海より――四つの試みの為のエチュード』
存在の海をとおく挨拶のように
風がゆく (私らの海)
そう発する魂の震えが拡がり
波の上をゆく風となる
風まとう存在たちよ
その衣裳を 自在とせよ
―〈其の一〉―Ⅱ 「存在の海をとおく」より
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A5判/176頁/上製本 ISBN978-4-86435-567-4 C0092 |
定価:2,200円(税込) |
発売:2023年5月10日
目次
〈序 詩〉 魂をつなぐ歌の力を
〈其の一〉 待ち構えていると突風がおこり
何の試みであったか 神殿がみえた
Ⅰ 何の徴か…
Ⅱ 存在の海をとおく
Ⅲ あなたは「在れ」と言われた
Ⅳ 地は滅びるであろうと あなたは言われる
Ⅴ 兄の悲痛な声を聞いた
Ⅵ 時空を超える愛の神秘を…
〈其の二〉 次には十字架が見えた…
Ⅰ 夢の子宮に息づいているものたち
Ⅱ あなたの存在への愛が宇宙に拡がる
Ⅲ 存在の気配のない建築は何と虚ろなものだろう
Ⅳ しずかな建設への願いが
Ⅴ 諸存在をつなぐ愛が高まり
Ⅵ 親和する力が意志そのものとなるほどに
Ⅶ 生まれくる命のために
〈其の三〉 三番目はもう訪れては来なかった
Ⅰ 宇宙の言葉を響かせよ
Ⅱ 魂の奥の聖なるものは
Ⅲ 薔薇
Ⅳ 霊に刻印された言葉であれと
Ⅴ 私らの意志 それは力強い宇宙の意志
〈其の四〉 四番目の訪れもなく…
Ⅰ 宇宙の小さな炎 たとえ塵のような…
Ⅱ 誰か「私は在る」と言え
Ⅲ 光の綾はさらなる豊饒な海の目覚めをも誘う
Ⅳ 共につくる未来の夢と魂の在りかを
Ⅴ 双子の存在とはいつか出会う…(伝説)
Ⅵ 想起せよ! 私らは一つだ
Ⅶ 宇宙に掲げられた十字は各々の中心
Ⅷ 時空を超える愛には
Ⅸ おまえは大地の種子となる
Ⅹ 宇宙樹の果てに自らを見
Ⅺ 声の方へと身を起こす
〈終 詩〉 言葉の織物からなる存在たちが…
あとがき