書籍一覧 新刊
髙橋宗司詩集
『芭蕉の背中』
「芭蕉の背中」を追って東日本大震災後の松島、石巻にまで来てみて、山形の山寺に登り、「雲の峰幾つ崩れて月の山」と月山を眺め、髙橋氏は現代の「おくのほそ道」を体感することで、自らの魂の在りかと重ねて詩に記そうと試みた。その試みには芭蕉の精神を現代に真に生かそうとする果敢な精神の在りかを感じることができる。
(鈴木比佐雄・解説文より)
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解説 鈴木比佐雄 |
A5判/160頁/上製本 ISBN978-4-86435-566-7 C0092 |
定価:2,200円(税込) |
発売:2023年3月22日
目次
Ⅰ章 芭蕉の背中
芭蕉の渇き
芭蕉の背中
繭
母の忌日
故郷
ミヤコタナゴ
愛しい存在
百花
東川
おまじない
誕生の日に
Ⅱ章 深夜のパンジー
生き物
東方の天
敗北の蜥蜴
桜 Ⅰ
桜 Ⅱ
深夜のパンジー
六月の朝
夏のたそがれ
雨中の蟬
秋の蚊
赤とんぼ
小待宵草
傷
しずしずと
傷ついた奈良の鹿彫りに
Ⅲ章 人類の哀しみの日に
影
マスク
天邪鬼
青年
輝く命
八月
うっすらと雪のごとく
ジャンボ
ギリシャ風建築物を横目に
つれづれに
人類の哀しみの日に
いま
解説 鈴木比佐雄
あとがき