書籍一覧 新刊
恋坂通夫 詩集
『欠席届』
恋坂氏の詩的言葉の特徴は、福井県の若狭や越前の自然から立ち上る生命力や家族への愛や友人たちへの友愛などが、魅力的に詩行から湧き上がってくる人間愛に満ちていることだ。また故郷の一部の人びとの権力に迎合する姿勢に対する批判、それとは真逆な人びとへの尊敬と共感、さらにこの社会や世界の不条理や理不尽さへの怒りなどを自らの志として表現しようとしてきたことだ。(鈴木比佐雄 解説文より)
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解説:鈴木比佐雄 |
46判/320頁/並製本 ISBN978-4-86435-490-5 C0098 |
定価:1,980円(税込) |
発売:2021年9月7日
目次
Ⅰ
命輝く季節
若狭の人
蛍川
分かされのくに
越前
天の声
いのち
五月
空梅雨
花の記憶
彼岸花
日本の猫
Ⅱ
夏座敷
夢の夢
極道の世紀末
年賀状 二〇一六年
友への返信
この日を忘れないために
不易流行
国体
生命
貧乏物語
野に咲く花
サイゴンへの旅
孫たちの時代への思い
Ⅲ
詩のおくりもの
ダ・ヴィンチ君
読書感想文的述懐
見果てぬ夢
祝い唄
いいな
立春の憂鬱
執着
罰あたり
花と蝶
正月
青空
Ⅳ
冬の蜂
雪が降る
昔話
八度目の酉年
唯の人
秋
胸の痛み
大晦日
命の花
悔恨
欠席届
証言 吹田事件 ―朝鮮戦争に反対した大阪の闘い
サヨクの時代の鎮魂歌
熱い思い
逆コースの時代
人民電車、そして吹田への道
司法の独立は守られた
吹田事件とは何だったのか
東アジア共同体の夢
資料編
戦争法案に反対する退職教職員アピール賛同者のつどい
菅原克己の魅力
菅原克己の詩の真実 中林千代子
解説 鈴木比佐雄
空いている椅子―あとがきに代えて 赤木比佐江