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『日本の地名詩集 ―地名に織り込まれた風土・文化・歴史』
地名にはその地域の風土・文化・歴史や古代からの重層的な世界を喚起させる重要な役割がある。詩人はこだわりのある場所から「地霊」又は「地の精霊」(ゲニウス・ロキ)を感受してそれを手掛かりに実は魅力的な詩を生み出す。(略)故郷にまつわる地名の様々な記憶や伝承や山里の暮らしなどは、その土地や場所で生きるものたちにとって、地域社会を持続するための真の智恵の宝庫になりうるはずだ。(鈴木比佐雄 解説文より)

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解説:金田久璋・鈴木比佐雄
A5判/216頁/並製本 ISBN978-4-86435-494-3 C0092
定価:1,980円(税込)

『日本の地名詩集 ―地名に織り込まれた風土・文化・歴史』

発売:2021年8月25日



目次

第一章 沖縄・奄美の地名

山之口貘 芭蕉布/不沈母艦沖縄/思ひ出
八重洋一郎 通信/きてみれば
かわかみまさと 与那覇湾
佐々木薰 哭きうた
うえじょう晶 辺野古ブルー
中地中 シマ宇宙
伊良波盛男 池間
高柴三聞 うろうろうろ
与那覇恵子 沖縄から 見えるもの
日高のぼる いのちの木
鈴木文子 ニライカナイ
田上悦子 上空から

第二章 九州の地名 

伊東静雄 有明海の思ひ出
谷川雁 阿蘇/東京へゆくな
杉谷昭人 日の影 1 / 日の影 2
門田照子 無刻塔
南邦和 浅ヶ部
高森保 末盧・松浦
福田万里子 柿若葉のころ
浅見洋子 十二月の菜の花畑
働淳 三つの池
宇宿一成 降り注ぐ灰に撃たれて
志田昌教 苧扱川   
宮内洋子 をとめ づき
後藤光治 命日

第三章 四国・中国の地名 

大崎二郎 火
片岡文雄 山鬼
林嗣夫 二、かたい苔がこびりつき
山本衞 讃河Ⅰ 誕生
永山絹枝 足摺岬の野菊
近藤八重子 天狗高原
水野ひかる 法然寺晩秋抄
大倉元 祖谷の水
山本泰生 「第九」の空
山口賢 江舟
峠三吉 仮綳帯所にて
原民喜 原爆小景(抄)
長津功三良 わが基町物語 五
天瀬裕康 呉と呼ばれる港町
くにさだきみ 「岡山空襲」の記憶から
今井文世 六島
坂本明子 吉備野
洲浜昌三 石見銀山大森 仙の山
永井ますみ 父のいる風景/大山山麓地へ入植
中村真生子 この空こそ冬の空

第四章 関西の地名 

谷川俊太郎 鳥羽 1/鳥羽 3/鳥羽 5/鳥羽 10
小野十三郎 大阪の木/未来都市大阪
美濃吉昭 大和国の娘
桃谷容子 平城宮跡のトランペット
安水稔和 神戸 はじまりの歌
川口田螺 神戸大震災
江口節 印南野
狭間孝 ハナミズキ
間瀬英作 兵庫県芦屋市、第三チームはどこへ消えたのか。
真田かずこ マキノの虹
下村和子 湖北の水
淺山泰美 旅路 
草薙定 根本中堂
北條裕子 補陀落
武西良和 高畑という地名/高畑を掘る
秋野かよ子 鬼―白崎海岸の辺り
安森ソノ子 霊は京都で/鴨川で

第五章 中部の地名 

浜田知章 閉された海
前川幸雄 縄文の里
出雲筑三 信濃川
阿部堅磐 惟神の徒
片桐歩 美ヶ原台地
小山修一 伊豆半島
宮田登美子 帰郷
こまつかん 湖畔の詩人 野澤一
鈴木春子 河津桜物語
長谷川節子 風そよぐ「小垣江町」
井崎外枝子 母よ 手取湖の村へ
徳沢愛子 加賀友禅流し
谷口典子 刀利
清水マサ 桜 散る中で
植木信子 佐渡島
古賀大助 数河峠
関章人 浜みち
黒田不二夫 紫の稜線
上坂千枝美 夕暮れのタウントレイン
渡辺本爾 一乗谷に在りし
有田幸代 菜の花
龍野篤朗 四か浦の道
西畠良平 一乗の夢 まぼろしの如く
千葉晃弘 住所
山田清吉 だんだんたんぼ

第六章 関東の地名 

西脇順三郎 二人は歩いた
金子光晴 東京哀傷詩篇
高見順 青春の健在
鳴海英吉 横浜・六月は雨
茨木のり子 根府川の海
新川和江 犬吠埼の犬/もうすぐ冬
大岡信 地名論
金田久璋 虚実の桜
うめだけんさく コンビナートの見える海
大掛史子 吞川
青柳晶子 半月峠
大塚史朗 産土風景
神田さよ 言問橋
山口修 つづら折れの記憶/奥塩原の湯
ひおきとしこ 土合の地下道を踏んで 谷川連峰
山﨑夏代 埼玉県寄居町 縄文の地  
水崎野里子 吉祥寺の子守り唄
志田道子 神田明神下の日溜まりで
田中眞由美 武蔵郡新倉の里で
岡本勝人 筑波山から東北をみる
鈴木比佐雄 朝露のエネルギー
宮本早苗 明大通り/とりなし
古城いつも 大田稲荷大明神
石川樹林 国立~詩と喫茶も「共に生きる」
堀田京子 望郷のバラード
高田真 狭山湖逍遥 1
葉山美玖 浦和23時

第七章 東北・北海道の地名 

宮沢賢治 五輪峠
高村光太郎 樹下の二人
村上昭夫 岩手山/平泉
寺山修司 誰か故郷を想はざる
真壁仁 蔵王に寄す
若松丈太郎 夷俘の叛逆
亀谷健樹 岩偶のわらい
根本昌幸 わが浪江町
みうらひろこ 歴史をつないで
前田新 会津幻論
うおずみ千尋 菊多浦―わたしの海
齋藤貢 野に春は
金野清人 五葉山
斉藤六郎 大地震
石村柳三 わたしの夢飛行
安部一美 避難する日
前原正治 凍鶴のように
北畑光男 救沢の風
東梅洋子 一杯のコーヒー/海への恋心
佐藤秀昭 花一揆
成田豊人 伊勢堂岱異聞
宮せつ湖 雪の葬列
小熊秀雄 飛ぶ橇 
矢口以文 早苗さんが語るアイヌの着物(抄)
神原良 北海道共和国のさびれた街を
大竹雅彦 モルエラニ
日野笙子 平和の滝
谷崎眞澄 根釧原野で

解説 金田久璋
解説 鈴木比佐雄
編註

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