「コールサック」(石炭袋)106号 2021年6月1日
定価:1,320円(送料込)
コールサック(石炭袋)106号 目次
詩歌の窓 森有也/黒田杏子
扉詩 原詩夏至 I am what I am
特集 追悼・若松丈太郎
鈴木比佐雄 はじめに
絶筆の詩 若松丈太郎 無題(小さな内庭があって)
若松丈太郎の詩 夜の森 一/海辺からのたより 三/
北ほくてき狄 一/人ひとかべまち首町/「連詩かなしみの土地」より プロローグ ヨハネ黙示録・6 神隠しされた街/みなみ風吹く日/町がメルトダウンしてしまった/夷俘の叛逆/土人からヤマトへもの申す/こころのゆたかさ
弔辞 齋藤貢
追悼文 前田新 若松丈太郎先生哀悼
石川逸子 若松丈太郎氏を偲んで
朝倉宏哉 未来を透視する言葉 すがすがしい抒情
若松丈太郎詩集『夷俘の叛逆』書評
柏木勇一 穏やかさに秘めた反骨の精神 30
八重洋一郎 明察と意志、勇気あふれる詩集 32
鈴木比佐雄 〈東北の土人〉〈地人の夷狄〉の基層を探索する
追悼詩 鈴木比佐雄 極端粘り族の誇りと希望 ―若松丈太郎追悼
評論 鈴木比佐雄 『夜の森』から『夷俘の叛逆』へと続く創造的叙事詩―若松丈太郎氏の詩的精神の源泉に寄せて
詩Ⅰ 甘里君香 ひみつのキッチン/着ぐるみ届く/ボルドニュイ
坂本麦彦 豆腐の断面
高田一葉 ひ/ほ/心から
勝嶋啓太 妖怪図鑑「鬼」
高柴三聞 マカンミチ
熊谷直樹 妖怪図鑑「妹猫」
成田廣彌 龜蟲の十四行詩
山﨑夏代 狼を飼う
植木信子 花をなげる
今宿節也 追復曲 ―恐竜の島コモド―/
鎮魂歌/寓アレゴリー話/ゴシック活用形
猪爪知子 九月の風/祈り/一日の終りに/一粒の種
福山重博 無題の腸詰6(六篇)
詩Ⅱ 貝塚津音魚 コロナウイルスの変異株
みうらひろこ ナマズよ静まれ
鈴木正一 憂える帰還
星清彦 時代の諧謔
東梅洋子 ゆらぐ
秋野かよ子 白い川
外村文象 十年目の燦詩の会/カップヌードルの味/愛知川の町
青柳晶子 完結
近藤八重子 尊い言葉たち
佐野玲子 宇宙のひとかけら/幾重もの奇跡
詩Ⅲ 淺山泰美 世界が若かりし頃
山口修 途中下車/素敵じゃないか
石川樹林 しごとの香り/小さな島
榊原敬子 レモンティー
柏木咲哉 夏の午后、君とダンスを/カノン/海月の月/スープの冷めない季節/天国/Sky
中原かな 暮らし
植松晃一 はりつけの夜/ひともじ
狭間孝 由良要塞の町/婦野川橋
大城静子 夕ユウ鴉ガラシヤ ―人生の日暮時
詩Ⅳ 杉本知政 その空の下に
座馬寛彦 うたうために
佐々木淑子 お眠りなさいな 夜は/羅針盤
井上摩耶 エサ/仲間
酒井力 朝/街路樹の影に
宮川達二 桜の園
根本昌幸 なんのために
坂本梧朗 リラックスについて
牧野新 神様の過ち
日野笙子 ぬけがらくん/ごめんなすって
坂井一則 砂漠 2
風守 砂時計/きれい/叱るおじさん
久嶋信子 月の花
俳句 短歌
俳句時評 鈴木光影 「真実を貫く」俳句教育に向けて
―野ざらし延男と夏井いつきの実践から
デイヴィッド・クリーガー作(水崎野里子 訳)
俳句:秋 Autumn Haiku
俳句 原詩夏至 姫女苑
水崎野里子 春とモンペ/春はあけぼの
松本高直 春影
福山重博 壁の穴
鈴木光影 如月の玻璃
コールサック105号俳の句短歌欄を読む
鹿又冬実 共感と共有
短歌 原詩夏至 ライト・ヴァース
福山重博 彼らの見る夢
水崎野里子 鯉のぼり/いわきへの旅
大城静子 闇の記憶/日暮坂
岡田美幸 カヌレ
座馬寛彦 温度計
狂歌 高柴三聞 狂歌八首とおまけの一首
(令和3年1月頃から3月末まで)
エッセイ 原詩夏至 ころころと風に乗りやすいかたち
短歌時評 座馬寛彦 「ぐちゃぐちゃ」を打破できるか
詩Ⅴ
現代詩時評 原詩夏至 ミミズ、夕焼け、看護師、山羊の眼と珈琲豆―現代口語短詩の前線より―
詩誌評 植松晃一 VUCAな世界をしたたかに
詩集評 岡本勝人 連載 迷宮としての詩集(三)対比は可視を造形する―模索する現代詩の迷宮(3)
小詩集 藤谷恵一郎 『風の船』抄五篇
高橋郁男 『風信』二十二
永山絹枝 『馬を走らせる女神たち(ドイツ)』
堀田京子 連作『ウソ ホント ホントですか』五篇
柏原充侍 『守りたいものがる』五篇
小説時評 宮川達二 連載第十四回 三浦綾子私論 ―生きることの謎―
小説 前田新 草莽伝 青年期 6
黄輝光一 いつもの人
葉山美玖 にがくてあまい午後(四)
評論 永山絹枝 『近藤益雄を取り巻く詩人たち(一)』
江口季好・近藤益雄の童謡(その5)
星清彦 夭折した山形の女流詩人 その一 四季派の影響を受けた「日塔貞子」について②
武良竜彦 黒田杏子第一句集『木の椅子』増補新装版
巡礼―そのオリジンの輝き
青木みつお 現代の課題と詩人の営為
鈴木比佐雄 沖縄戦後小説の過去・現在・未来を探
索する 大城貞俊『多様性と再生力―
沖縄戦後小説の現在と可能性』に寄せて
鈴木比佐雄 「文字マンダラ」を通した根源的で多様性に満ちた宮沢賢治論 桐谷征一『宮沢賢治と文字マンダラの世界―心象スケッチを絵解きする』に寄せて
エッセイ 淺山泰美 あの店の名前/麒麟の行方
宮川達二 ノースランド・カフェの片隅で―文学&
紀行エッセイ連載 第二十八回
小林多喜二の奈良
小島まち子 アメリカ東海岸に暮らす(7)
バージニアで育った娘と息子
石川啓 旭山動物園の狼たち(2)
『雪あかり』の動物園
岡田美幸 光のパイプオルガン―宮沢賢治の告別を読む―
日野笙子 連載1 追憶の彼方から呼び覚ますもの
鈴木正一 五十五年前の「発見」 清きよ戸と迫さく横よこ穴あな
谷光順晏詩集『ひかることば』
小田切敬子 『ひかることば』を読む
近藤八重子 『ひかることば』に寄せて
谷光順晏歌集『あぢさゐは海』
遠藤由季 をんなに刻まれた沈線
尾﨑朗子 母を送るということ、継ぐということ
高橋公子歌集『萌黄の風』
清水亞彦 家族を想い、水辺を想う
池下和彦 ただ微笑むだけ
望月孝一歌集『風祭』
長島清志 『風祭』に寄せて
速水晃 吹く風は古の故郷の、山稜の音色を運ぶ
照井翠句集『泥天使』
鈴木光影 龍宮からの使者と、二つの「時」
鈴木比佐雄詩集『千年後のあなたヘ―福島・広島・長崎・沖縄・アジアの水辺から』
成田豊人 共感する精神
藤田博 『千年後のあなたヘ』に寄せて
中津攸子『仏教精神に学ぶ み仏の慈悲の光に生かされて』
鈴木比佐雄 「本当のやさしさ」を若者たちに伝える人
長嶺キミ詩集『静かな春』
鈴木比佐雄 ふるさとを支える「影」の存在と語り合う人
アンソロジー『地球の生物多様性詩歌集 ―生態系への
友愛を共有するために』公募趣意書
アンソロジー『日本の地名 百名詩集』公募趣意書
編集後記 鈴木比佐雄
鈴木光影
座馬寛彦
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