書籍一覧 新刊
青山晴江 詩集
『夏仕舞い』
青山晴江さんとは、いろんな集会でよくお会いする。鹿児島の川内原発。福井若狭湾の高浜原発。あるいは沖縄・辺野古の海岸。さりげなく、控え目に、隅の方に立っていて、柔らかな眼差しで凝視めている。ひとびととともに悲しむ悲しみが、一冊にまとめられた。(ルポライター 鎌田慧)
ダウンロード不要の電子ブックが開きます。
その他にも立ち読み可能な書籍がございます
【コールサック社電子ブック立ち読みサイトはこちら】
46判/160頁/並製本 ISBN978-4-86435-460-8 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
発売:2020年11月10日
目次
Ⅰ
待合室
雪
つましい希み
夏仕舞い
遠いあの日に
消えた遊園地
更地
浮遊空間
辿りつけない
じんしん
燕飛ぶ空 ―コロナ禍の街で―
Ⅱ
静かな光
母のうわごと
あの日から
目をあけて
フクシマの声 ―霞が関で―
人の災い ―映像ドキュメント『東電テレビ会議 49時間の記録』を観て―
二つの海辺で ―原発の再び動く日に―
佐田岬の村
規制委の窓に映るのは
春遠く
かなぶん
Ⅲ
まだ見ぬ島へ
辺野古の茉莉花
八月十五日 四郎伯父さんへ
荒れた畑
記憶
散るべきは
海の底から
新宿西口地下広場
渡れぬ橋
花岡鉱山慰霊 ―鉱泥蒼き水底に―
真夏にぞくっとする話
広告
まだ陽は残っている
解説 石川逸子
あとがき