句集・歌集
原ひろし 歌集
『紫紺の海』
読み進むうちに、私の裡に「ひろしの歌を是非世に出したい―いや、出さねば」という思いが次第に強く募って来た―(中略)昭和という激動の時代の一断面を、原ひろしという一人のかなり特異な立ち位置にいた歌人の作品世界を通して照らし出す「史料」として。そして、最後に、時代を超えてなお不思議な魅力を湛える一つの「文学」として、端的に。 (原詩夏至【解説】より)
ダウンロード不要の電子ブックが開きます。
その他にも立ち読み可能な書籍がございます
【コールサック社電子ブック立ち読みサイトはこちら】
解説:原詩夏至 |
四六判/224頁/並製本 ISBN978-4-86435-358-8 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
発売:2018年10月29日
目次
昭和八年(二十八歳) 三首・附一首
妻の産
昭和九年(二十九歳) 四十首・附三首
秋ふかし
友来る
奉祝歌
舗道の朝
川端柳
弘前にて
粉河寺
奈良公園
初冬
昭和十年(三十歳) 二十一首・附一首
あんま
湯崎行
あらし雨
涼風
いたつき
昭和十一年(三十一歳) 四十四首・附三首
串本から古座へ
山の温泉
潮岬から串本
牡丹の雨
病む精二
仙台行
秋たつ
昭和十二年(三十二歳) 三十三首・附二首
秋まつり
母校
須坂より浅間温泉へ
旅愁
芥子の花
渡鳥
昭和十三年(三十三歳) 十三首
感冒
靖国神社
淡路島
昭和十四年(三十四歳) 六十一首・附一首
〇〇にて
夜の宮嶋
朝鮮の旅
白楽荘
療養所地鎮祭
浅春譜
稚内桟橋
奥地の旅
港の夜
箱根
昭和十五年(三十五歳) 五十首・附一首
箱根
旅情
紅の色
古釘の歌
岡山城
入院雑感
潮岬
初秋の旅
昭和十六年(三十六歳) 十六首・附一首
周防にて
再び周防にて
日和山
連絡船
昭和十七年(三十七歳) 二首
十二月集
昭和十八年(三十八歳) 七首
島
昭和二十二年(四十二歳) 四十九首・附二首
大谷村
直川観音
宮津行
高野山
曼珠沙華
昭和二十三年(四十三歳) 十六首
粉河寺
友ヶ島
なぎさ
解説 原詩夏至
著者略歴