長田邦子 詩集
『黒乳/白乳―Black Milk/White Milk』
長田氏の詩の特徴は、「子どもは誰でも自分のcupを持って生まれてくる」という事実を突き付けながらも、自分も含めてあなたは「そのcupにどれだけ愛情を注いであげられるでしょうか」と問うてくるところだ。読者を超然とさせずに当事者として一緒に考えませんかと提起してくる。(鈴木比佐雄「解説」より)
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解説:鈴木比佐雄 |
A5判/144頁/並製本 ISBN978-4-86435-403-5 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
発売:2019年8月30日
目 次
Ⅰ 黒乳 Black Milk
Addiction ~それぞれの授乳~
カタツムリの殻の中
子どもを映す鏡
依存症
そんなことができない
泣かせて
日没のとき
月光
カンパイ
寂しさとワインのマリアージュ
神の杯
寂しい酒
魔法
視力検査
どうしてお酒を飲むの
効能
点滴
肉体と精神
イタコの口寄せ
甘え
未遂
一本の煙草
It
in a Bar
crack
浄化
マンホールの下
カルーセル
仮面の下
罪の棘
battered woman
見えないちょうちょ
二人で泳ぐ
危険なメッセージ
廃墟の街
大切なあなた
Ⅱ 白乳 White Milk
Recovery ~それぞれの授乳~
糸でんわ
My cup
ちょうどいい大きさ
宝物
幸せは手のひらの中
誕生
右腕の傷
育つということ
わたしの服
どんな子
ヒメジオン
ファミリーネーム
区別
噓
大切なもの
暗号
移ろい
脱出
片手をつないで
ブロックで作った社会
1×2/2=1
二人で生きること
幸せ
宝箱
野良犬の血
決心の舟
托鉢
回復
私の道
解説 鈴木比佐雄
あとがき