松村栄子詩集
『存在確率―わたしの体積と質量、そして輪郭』
芥川賞作家 松村栄子は、本当は詩人だった!10代、20代に書き綴っていた「言葉の雨」は、芥川賞受賞作『至高聖所(アバトーン)』の深層を明らかにし、この世界に挑む若者たちに生きることの勇気と希望を指し示す。
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解説:鈴木比佐雄 |
A5判/144頁/並製本 ISBN978-4-86435-359-5 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
発売:2018年9月26日
目次
Ⅰ
想いの伝わらない言葉
夏の雨
完成する秋
同化する秋
乞う日
存在確率
虚数解の美学
決して誰にも云っては逝かない
ぼくの時(五篇)
それでもなお
ひとつの珠
独歩
Ⅱ
夢綴り
いつか
そのいつか
仏蘭西窓
異教徒
鏡
日常的な土曜日
ゆびのあいだにごきぶりの血なんかつけていてはいけない
過ちのオルフェ
Ⅲ
どんな悪い夢が
愛ではなく
原子的欲求
漂流
妹へ
父へ
陽だまり(六篇)
孤独者の群
金星蝕―1989.12.2
構図
泉を囲んだ者たちへ
―あとがきに代えて
解説 鈴木比佐雄
著者略歴