清水マサ 詩集
『遍歴のうた』
新潟の河口の船着場に揺れる月あかりのような1冊/濃密な影の気配、深いところにある傷や共感、戦後の思い/苦いロマンチシズムの混じった切実さを感じさせる/すべては川でつながっていて、世界のなかの人生の川に/心の遍歴のうたがきらめいている。(佐相憲一 帯文より)
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解説:佐相憲一 |
A5判/144頁/上製本 ISBN978-4-86435-357-1 C1092 |
定価:2,200円(税込) |
発売:2018年9月13日
目次
桜桃 ―六月の日に―
夜汽車の旅 ―市島三千雄へのオマージュ―
惜別 ―吉野弘とI was born―
小千谷 信濃川 ―西脇順三郎とテムズ川―
黒田三郎さんのひとつの席
駅
日本海点描 ―画家村山槐多―
放浪の画家 ―表紙絵に寄せて―
*
くろねこときびだんご
手折る
満月
蕗を煮る
おちる
Kよ
白鳥の歌
ガンベレットを食べる女
*
凌辱
「希望の国」の末路
私の中の太い幹
川の来歴
迫る
夢の中で
どくだみ
君が逝った夜
月光
しょう くんなぃさし
桜 散る中で
*
少年
黒い靴の女の子
良い子の条件
祝福
塩おにぎりと宮沢賢治
マーメイドピンクだから
男と女
川
『遍歴のうた』刊行に寄せて
新潟の河口の船着場に揺れる月あかり 佐相憲一
あとがき
著者略歴