大城貞俊小説
『椎の川』
昭和17年、沖縄県本島北部の長閑な山村で暮らす松堂家の人々。貧しいながらも互いにいたわり合い、和やかな日々を過ごしていた。ところが、母親の静江が、当時不治の病と恐れられていたハンセン病を患ったのである。村人がパニックに陥る中、夫の源太は沖縄戦に召集される。残された子どもの太一と美代は、隔離された母静江を探すのだが……。沖縄県具志川市文学賞受賞作の復刻再刊。
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解説:村上陽子 |
文庫判/256頁/並製本 ISBN978-4-86435-353-3 C0093 |
定価:990円(税込) |
発売:2018年8月1日
主な登場人物
◇松堂家の人々(三世代が一緒に住んでいる)
松堂源助…太一の祖父 タエ………太一の祖母
源太………太一の父親 静江………太一の母親
太一………主人公の少年(6歳) 美代………太一の妹(3歳)
辰吉………太一の叔父 梅子………太一の叔母
◇大城家(静江の実家)
大城貞市…静江の父親
ウサ………静江の母親
◇その他(村人)
山城栄作 山城トキ 森根茂子 多和田五郎 平良義信
産婆ツル その他