鈴木正一 評論集
『〈核災棄民〉が語り継ぐこと―レーニンの『帝国主義論』を手掛りにして』
一人の〈核災棄民〉の当事者であると自覚した鈴木正一氏は、今も進行している「寄生的・腐朽的な資本主義」は、果たしてあまたの人びとを幸福にするあるべき世界なのだろうかと読者に問いかけてくる。(鈴木比佐雄)
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解説:鈴木比佐雄 |
46判/160頁/並製本 ISBN978-4-86435-350-2 C1095 |
定価:1,620円(税込) |
発売:2018年7月26日
目次
一、〈核災棄民〉が語り継ぐこと
二、原発事故〈核災〉の根本原因
三、『帝国主義論』の基本論理
はじめに
第一章 『帝国主義論』第三規定の歴史的性格 ―問題提起にかえて―
はしがき
第一節 革命的情勢と革命勢力の成長
第二節 レーニンの世界革命の予想
第三節 まとめ
第二章 独占資本主義
第一節 政治における独占主義
第二節 五つの基本的標識の論理的発展と
歴史的発展
第三章 寄生的な腐朽しつつある資本主義
第一節 政治経済的及び国際的体制としての
寄生性、腐朽性
第二節 『分裂』の論理との比較
第三節 第一規定と資本主義の
基本的矛盾の関連
第四章 死滅しつつある資本主義
第一節 『帝国主義論』第十章の論理
はじめに
(一)第一段の理解
(二)第二段の理解
(三)第三段の理解
第二節 帝国主義の死滅を規定する
主体的契機としての民族解放勢力
第三節 三規定とその内的論理連関の把握
(一)独占資本主義規定
(二)寄生的は腐朽しつつある資本主義規定
(三)死滅しつつある資本主義規定
〈付記〉
図解 三規定の内的論理連関
解説 浪江町の人びとは、
なぜ〈核災棄民〉になったのか 鈴木比佐雄
資料編(卒業論文)
あとがき
著者略歴