田巻幸生 エッセイ集
『生まれたての光―京都・法然院へ』
このエッセイ集に溢れている優しさは、百花を花開かせこの世の春を呼ぶ、三月の慈雨のように、読む者の心を潤してゆく。彼女の耐え忍んできた悲しみや苦しみが、いつしか他者の孤独を暖めうる、柔らかな「ゴッドハンド」となって、この先、彼女が存在する場所はどこであれ、「生まれたての光」に包まれることだろう。(淺山泰美「解説文」より)
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解説:淺山泰美 |
46判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-345-8 C1095 |
定価:1,650円(税込) |
発売:2018年6月20日
目次
Ⅰ章 生まれたての光 ―京都・法然院へ
黒 谷
法然院―その一
法然院―その二
法然院―その三
老いらくの恋
白川夜船
雪大文字
茶 道
常 宿
風に立つライオン
うつ蟬
十一月
忘れられなかった女
頭 痛
天気雨
Ⅱ章 事もなげに
青い鳥
ありのみ
幸生くん
いかなごのくぎ煮
短編小説
長編小説
ババァ
卒業式
三月生まれ
ゴッドハンド
家 電
せせらぎ桜
せせらぎ桜(続)
論 争
蕗味噌
わらしべ長者
リタイア第一歩
黄金の稲穂 ① 古田昭一先生
黄金の稲穂 ② 空飛ぶおたまちゃん
黄金の稲穂 ③ 三千円のクリスマスツリー
事もなげに
Ⅲ章 眺めのいい部屋
眺めのいい部屋
妖精の棲む国 ①
妖精の棲む国 ②
妖精の棲む国 ③
妖精の棲む国 ④
ボーダーレス
コニーアイランド
ラスベガス
デスバレー
蝦夷梅雨
鶴
解説 うつくしい奇跡 淺山泰美
三月九日 ―あとがきにかえて