坂井一則 詩集
『世界で一番不味いスープ』
詩を通して世界と人間の関わりの根源を問う志の高い試みだ。坂井一則さんは不条理を直視し不条理に抵抗するために「悪い言葉」を具材にしながら新詩集『世界で一番不味いスープ』を創作した。そんな味わい深い詩篇をぜひ多くの人たちに味わってほしいと願っている。(帯文より)
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A5判/128頁/並製本 ISBN978-4-86435-332-8 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
発売:2018年2月23日
目次
Ⅰ章 世界で一番不味いスープ
菫と僕と
世界で一番不味いスープ
アルベール・カミュを読んだ日
シーシュポスさん、河原で石を積みましょう
メルソーの朝、ムルソーの夜
胸の穴
「自由」について自由に考える
雌雄について
こころの眼
蹌踉ふ
Ⅱ章 影―遥かな友へ
影―遥かな友へ
1 林檎
2 ノクターン(夜想曲)
3 春の問題
4 逃げ水
5 歳月
6 彼岸花
7 帰り道
Ⅲ章 雨上がり
雨上がり
「晩春」
ある日
如雨露
旅
雨の日曜日
「秋」の考察
風が吹く
初雪の日
Ⅳ章 埋れ木
埋れ木
顔
埴輪の眼
さしあたっての問題
犬も歩けば…
たそがれて…
猫語
除夜の鐘
精神安定剤
等身大の金魚
あとがき