書籍一覧 新刊
万里小路譲 評論集
『孤闘の詩人・石垣りんへの旅』
戦前・戦中・戦後と家族の生活を支え、孤闘の生涯を生きぬいた銀行員であり文筆家の石垣りん。「生活詩人、現代詩の最高峰」とも言われる詩人の言の葉は何を伝えるのか?
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46判/288頁/上製本 ISBN978-4-86435-390-8 C1092 |
定価:2,200円(税込) |
発売:2019年4月25日
目 次
※数字①~⑤は、「第1詩集」~「第5詩集」の略
序章 開幕
「初日が昇るとき」④ 「夜明けの風景」④
1 Nobodyの墓碑銘
「契」⑤ 「母に捧ぐ」 「島」②
2 反戦詩人 ―戦争の時代
「原子童話」① 「挨拶 ―原爆の写真によせて」① 「繭」① 「百人のお腹の中には」①
「崖」② 「情況」③
3 入院そして再起動 ―第1詩集『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』
「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」① 「落花」①
4 低い屋根の家 ―獣の涙
「屋根」① 「家」① 「夫婦」① 「くらし」②
5 鬼ババの笑い ―第2詩集『表札』
「シジミ」② 「童謡」② 「鬼の食事」② 「貧しい町」② 「ちいさい庭」②
「表札」②
6 苦労の値打ち ―ブラックユーモアと逆説
「落語」② 「悲劇」① 「土地・家屋」② 「銭湯で」② 「家出のすすめ」②
「女」③ 「公共」②
7 寓意化される世界
「水槽」③ 「モン」③ 「旅情」② 「幻の花」② 「花」② 「夕鶴」③
8 履歴の重さ ―第3詩集『略歴』
「定年」③ 「木」③ 「旅」③ 「水」③
9 逆説の詩人 ―第4詩集『やさしい言葉』
「喜び」④ 「おみやげ」④ 「ことば」④ 「洗剤のある風景」④
10 寂寥 ―茨木のり子と石垣りん
茨木のり子の詩篇…(「寸志」) (「賑々しきなかの」) 「わたしが一番きれいだったとき」
「知らないことが」 「見えない配達夫」 「六月」 「小さな娘が思ったこと」 「汲む―Y・Yに―」
「兄弟」 「居酒屋にて」 (「Question」) 「自分の感受性くらい」 「問い」 「倚りかからず」
終章 達観 ―第5詩集『レモンとねずみ』ほか
「波」⑤ 「おやすみなさい」 「南極」
参考文献
あとがき
解説 鈴木比佐雄