書籍一覧 新刊
コールサック詩文庫18
『斎藤彰吾詩選集一〇四篇』
詩人・斎藤彰吾氏の詩世界はこの約七十年間、生きた命の声を届けてきた。その野性的で知的な詩の言葉の連なりは、この詩選集にまとめられたことによってしっかりとひろく、世に読まれていくだろう。(佐相憲一解説文より)
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解説:東野正/川村杳平/佐相憲一 |
46判/208頁/上製本 ISBN978-4-86435-375-5 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
発売:2019年1月31日
目 次
詩集『首輪詩集』(斎藤彰吾/渡辺眞吾/高橋昭八郎)(一九五一年)斎藤彰吾詩・全篇
前書 樹というバルコンに寄りかかって 8
埋没 9
山に座して 10
六月の精神 11
材木置場 12
黒い西洋貴族―ある友に寄せて― 13
地面 14
思い出 15
校歌 15
卒業(1) 16
卒業(2) 17
黒沢尻高等学校 17
詩集『榛の木と夜明け』(一九五七年)全篇
褐色のための記憶 19
影 20
生活 22
空の碑銘 24
船 ―高熱の日― 26
雷 27
車輪 28
問 ―もしくは音楽― 29
青春 29
序曲 30
ある絵図 32
墓碑銘 33
戸口 34
歳月 35
わが種山ガ原 36
雨のイリュージョン ―エピソード風に― 40
結婚 41
囲まれた季節 42
子供の唄 1 43
子供の唄 2 43
幼キ日へ寄セル歌 44
馬 46
犬・一九五二年 47
内出血 49
雪 49
ある日ある時 50
地鎮祭 52
挿話 53
勤め 53
祭 54
陶磁器みたいに 55
通信 56
秋から冬へのサキソホーン 57
埋没(『首輪詩集』に収録)
後書 58
推薦文(チラシ) 村野四郎・大西巨人・
佐伯郁郎・高橋昭八郎 59
詩集『イーハトーボの太陽』(一九八一年)全篇
火の丸木舟 61
エミシの六つの歌 61
毘沙門天 66
常陸坊海尊 67
小人の歌 68
あいびき 70
新婚旅行 71
イーハトーボの太陽 73
昭和十八年八月某日 74
桂浜にて―四国旅行スケッチ 76
日高見国立観光館長の手紙 78
エゾからエミシヘ 80
シマカンギク 82
後書 85
帯文 谷川健一 86
雑誌・アンソロジーなど発表詩篇
バビロンの羊 87
袋まずら─全国チェーン・コンビニエンススト
アXでのエピソード 88
天邪鬼─故越後谷栄二氏の写真「あまのじゃく」
に寄せて 90
わかれ 91
ぐの字ブルース─家のノオト 92
1 執達吏が帰っていった
2 とつぜんに
北上川のトロッコ流詩 95
リュックの男 97
雨の中のバラ 98
萬蔵寺・阿古耶の峰にて 100
あの時、友だちと 102
入口 104
班長 105
ベーリングの塩鮭 106
川波の声 107
ちいさな蛙 108
この空の下で 109
ある難民―詩による自伝の一章 110
あれは四月の―川岸の家にて― 111
モンツキバカマ 113
義理しび考 114
橋 116
連帯 117
牧歌(第3番) 118
馬の国の領主 120
和賀世界 122
雪の情景 123
花かご石の子守唄 124
雫石地方の子守唄 125
鬼剣舞 126
鬼さんのうた 127
若宮八幡宮 128
伝説 130
におい 131
声 131
ねじ花 132
緬羊おぼえがき 133
二郎さんの木 134
おふくろ 136
二戸駅前にて 138
沈床 139
大槌町にて―3・11― 140
アラベスク 141
白波けたてて 142
板宮ニテ―病中記より― 143
男ありて 144
風の画家―亡き高橋幸泉に― 145
展勝地さくら 147
エッセイ・対談
川岸から、再び川岸へ―詩とその原風景― 150
討論 ぼくら「微塵」の新しい任務と方向 154
解説
闇夜に炎える詩 東野 正 162
斎藤彰吾、歴史的登場 川村 杳平 172
誇り高きバルバロイの野性的で知的な詩学
佐相 憲一 190
略歴 202