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橘かがり
『判事の家 増補版 ―松川事件その後70年』
松川事件から70年、その今日的な意味を問う小説!元判事の祖父はなぜ一人だけ有罪を主張したのか。「判事の家」に育った作者は祖父や父に疑念を抱き、死刑を求刑され10年間獄中にいた元被告に会いに行き、松川事件で運命を替えられた人間ドラマを書き記す。(帯文より)
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文庫判/272頁/並製本 ISBN978-4-86435-325-0 C0093 |
定価:990円(税込) |
発売:2018年2月6日
目次
Ⅰ 判事の家 増補版 ―松川事件その後70年
序 章
第一章 一九九九年十一月 福島市松川町
第二章 一九六四年一月 世田谷松原
第三章 一九七二年一月 麻布鳥居坂
第四章 一九七七年 軽井沢
第五章 一九八四年七月 赤坂紀尾井町
第六章 二〇〇五年十月 渋谷区南平台
第七章 戦後謀略事件の背景
第八章 二〇〇六年九月 鎌倉
第九章 二〇〇七年一月 吉祥寺
終 章
補 章―松川事件のその後 伊部正之
引用文献・参考文献
Ⅱ 月のない晩に
解説 様々な宿命の哀しみに寄り添う人
鈴木比佐雄