井上摩耶 詩集
『鼓動』
殻に閉じこもりそうになる寸前で、ひろい世界に心がつながっている。その繊細な位置から放たれる批評の矢。奥深いところで地球という立脚点をもちながら、亡き父の詩の心の鼓動にそっと語りかける。苦しみながら生きていることの実感まるごと、せつない詩集だ。(佐相憲一「解説」より)
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解説:佐相憲一 |
A5判/128頁/並製本 ISBN978-4-86435-317-5 C1092 |
定価:1,620円(税込) |
発売:2017年10月25日
目次
序詩 鼓動
Ⅰ 鍵をなくした貝殻
一枚の写真
鍵をなくした貝殻
オーバードーズ
誤診
愛を求め続けて
死ぬために生きる
私がいた
生きていること
通り雨
Ⅱ 山小屋
寂しいセミ
峠
山小屋
父に包まれて
アロマ
病院で一人
欠けた灰皿
二足歩行の未熟者
何処かで誰かと
ひだまり
Ⅲ スモールワールド
内乱という名の戦争
焼き魚
秋の空の下で
終戦
癒しの土地
スモールワールド
解説 傷を受けとめてなお生きる鼓動 佐相憲一
あとがき
略歴