美濃吉昭詩集
『或る一年~詩の旅~Ⅱ』
豊かな詩的個性で話題になった前詩集から1年。建築家詩人がおくる待望の続編は、壮大なスケールの詩のデザイン。精神の動きの中の日常と異界に加えて、関西の国宝級仏像の心に製作者の側から迫る意欲作、イタリア巨匠たちとの芸術対話など、歴史的時空に刻む普遍的詩世界が、いまの時代に切実に響く。
ダウンロード不要の電子ブックが開きます。
その他にも立ち読み可能な書籍がございます
【コールサック社電子ブック立ち読みサイトはこちら】
解説:佐相憲一 |
A5判/208頁/上製本 ISBN978-4-86435-303-8 C1092 |
定価:2,160円(税込) |
発売:2017年7月28日
目次
序 詩 猛 暑
或る一年 Ⅵ なんだかのせられて
或る一日
インフルエンザ
見えない曲者
大和国の娘
歯科治療台
トンビ
秋の夜は
葬 儀
ノアの方舟
大 寒
春 節
デザイン
或る一年 Ⅶ 飛鳥・白鳳・天平の国宝仏巡礼
東大寺大仏殿
慈 悲
国宝薬師三尊像
国宝聖観音菩薩像
伎芸天像
国宝十一面観音菩薩像
西金堂の少年達
阿修羅
法隆寺国宝釈迦三尊像
百済観音菩薩像
国宝救世観音像
国宝弥勒菩薩半跏思惟像
或る一年 Ⅷ 像と人
国宝無著・世親立像
平清盛坐像
空也上人像
千年檜の気
御遷宮 八月の御白石持ち
鎮 魂(マーク・ロスコへの問い)
循 環
仏の手
或る一年 Ⅸ イタリア紀行
ローマの人
ラファエロの恋人
イエズス会
ミケランジェロの憂鬱
トレード・マーク
フィレンツェの憂鬱
ミス・ルネッサンス
サンマルコ広場の憂愁
ミラノの顔
最後の晩餐
解説
重厚な素材を軽業師の感覚で空間に表現する言葉の造形アート
佐相憲一
あとがき
著者略歴