書籍一覧 新刊
石村柳三
『石橋湛山の慈悲精神と世界平和』
本書は、日本近現代史に大きな足跡を残した、偉大な言論人・石橋湛山の魅力的な人間像を、感性豊かな詩人であり、詩想家でもある著者が、渾身の力を揮って書いた貴重な一書であり、多くの方々に薦めたい。(浅川保「序文に代えて」より)
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46判/256頁/並製本 ISBN978-4-86435-322-9 C1095 |
定価:1,650円(税込) |
発売:2017年12月22日
目次
序文に代えて 浅川 保(山梨平和ミュージアム―石橋湛山記念館 理事長)
第一章 石橋湛山の感性と信念
石橋湛山の人間的感性を見る ―仏典「一心欲見仏」の揮毫に想念するもの
石橋湛山の涙 ―その胸臆の悲しみ
石橋湛山の絺章絵句に関する小考
―立正大学開校一四〇周年記念特別展―「石橋湛山と立正大学」を参観して
雨新者 石橋湛山の堅固な信念 ―その磁石のごとき人間性の魅力について
湛山先生の墓と羽二重団子
石橋湛山の心情と句眼 ―かたつむり動かぬようで早く行く
第二章 湛山・平和精神の水脈
「山梨平和ミュージアム―石橋湛山記念館」理事長で平和史学を語る、
浅川保先生への手紙
―新刊書『地域に根ざし、平和の風を』浅川保著(平原社)を読んで
平和憲法といわれる「第九条」への感懐
―とくに言論人政治家石橋湛山の視点をからめて
物を書くということ
―作家小島直記の歩んだ信念の姿勢と『異端の言説・石橋湛山』について
生きることにとっての嬉しいこと
―「石橋湛山平和賞」を受賞しての感懐
第三章 湛山の相逢と引き継がれる言説
詩の身近さと親しみ
石橋湛山の主治医で、九十四歳のとき処女詩集を出版した
日野原重明『いのちの哲学詩』を手にして
石橋湛山と辻井喬
拝啓 中村不二夫様
―中村不二夫『辻井喬論』を読んで〈人間として往かねばならぬ宿縁の声〉
堀場清子の詩「悲愁無限」を読んで
―とくにこの詩に言論人石橋湛山の悲しみを想念して
阿諛の気風と世相の権力 ―言論人政治家石橋湛山の自由批評精神を踏まえて
第四章 湛山へ捧ぐ詩 ―生命の粘液―
物言えぬ暗黒の道を再び歩むな ―ある言論人の信念の生涯をかえりみて
《戦争の愚》を認識しよう
国民主権と言論表現の自由の大事 ―平和への理念と戦争放棄を含め
生命の粘液
掲載誌一覧
附録〔石橋湛山資料及び参考文献〕
あとがき
略歴