コールサック詩文庫17
『青木善保詩選集一四〇篇』
山人は うなずいて つぶやく/大気が 変わる/海が 変わる/山が 動く/人が 動く/風は しずかに/天の頂へ帰っていく(詩「風と山人」より)
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花嶋堯春/佐相憲一/鈴木比佐雄 |
46判/232頁/上製本 ISBN978-4-86435-284-6 C1092 |
定価:1,620円(税込) |
発売:2017年2月24日
目次
第一詩集『風の季節』(二〇〇一年)より
ジレンマ
冬景色
青い顔
ある遭難者の幻想
大地
軽井沢の風と水
柳中賛歌
三心賛歌
後の祭り―現代の供犠礼―
風塵
学びの扉をひらけ
記憶の喪失
父の歌
母の歌
第二詩集『天上の風』(二〇〇七年)より
祖父ちゃんの緊張
風の子守歌
火祭り
天上の大風
若い胎動
南天の実
あかきいのち
冬の陽だまり
白昼の漂流
いっぽんの道
ひびわれる記憶
生きる証
生命の地球
神秘な瑠璃色
白の原像
太陽幻想
新米の力
風と山人
遠くをみる
消えない祈り
黙々と歩く
父のことば
母のことば
第三詩集『風のレクイエム』(二〇一一年)より
消えた山びこ
五里霧中
二胡の心音
田んぼの静息
言えないこと
不似合いな建物
夏の海
空白の記憶
居場所
渦中の幻覚
おくりもの
明るい表情
働き者の急死―甥雅志君を悼む―
空虚に挑む
霧の空洞
蓮の花
郭公のこえ
灰色の壁
紫の幌馬車
天空を往く
静かに念う
自然の分けまえ
きらめきの一瞬
夏炎の呻き
生命の影
無風
悲嘆
宣告の朝
こんなに元気なのに
大きな息
旅立ち
あなたはどこにいるの
清雪と千鳥
霧の中のいのち
人智への不信
冬の月
はるかな道
風の通い路
天上の彩り
第四詩集『風のふるさと』(二〇一三年)より
クロアゲハ
山桜幻想
秋嶺の現
街中隠棲
物見の岩
冬の子守歌
途絶えた通信
アリ地獄
緑の不安
天空の渚
星がよぶ
虚構の皇子
教師の榾火―授業は煉獄―
教育の闇
ある申立人
大自然の触発
生命の砦
神経の戯れ
実存の感性
光のふるさと
も ひといき
視差を超越
地底の叫び
霧の彼方
究極の選択
第五詩集『風の沈黙』(二〇一六年刊)より
靴の音
善光寺そぞろあるき
意識の不透明
満月が太陽を嫌っている
気張り
葛の葉
月うさぎ
百日紅の花
風の又四郎
夜空の幻光
確かなもの
森の宝石
秋の語らい
真生命 ―此岸から彼岸ヘ―
水の神秘
大雪幻夢
生き暮れて
ウツになったもん勝ち
くりかえさせない
活断層を抱えて
天の筋書き
黒姫山物語 ―ヒスイ伝―
かげりにひかり
欲動の行方
風のひとり遊び
青天の霹靂
行こうにも行けない
胎動の感知
なまけもの思案
「もしも」の枯渇
天空の風
詩集未収録詩篇より
キャンドルの灯
円満な精神の死―中村英次先生を悼む―
雨の安堵
教室の花
さざなみ立つ精神
はつゆめ
航大ちゃん
人の為す瞬時のこと
散 文
良寛さんと信州白樺教師
インタビュー
解 説
揺るぎない詩魂の大きさ、力強さ 花嶋堯春
信州の風の詩人の心 佐相憲一
天空や世界の苦悩する場所から届く風の言葉
鈴木比佐雄
略歴年譜