福司満・秋田白神方言詩集
『友ぁ何処サ行った』
方言詩を書くことは、ニュアンスやイントネーションなどを正確に再現することの困難さを抱え込んだ、新たな詩的言語の挑戦であるという創作行為を語っている。さらに「一時代をその地域で生きてきた人たちの証」である郷土の人びとの言葉を芸術に反映させたいという強い語り部的な使命感を明らかにしている。(鈴木比佐雄「解説」より)
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解説:鈴木比佐雄 |
A5判/176頁/上製本 ISBN978-4-86435-280-2 C1092 |
定価:2,160円(税込) |
発売:2017年1月30日
目次
一章 此処サ生ぎで
此処サ生ぎで
急遽ぉ山サ来い
露月先生ぁ村さ来た
秋祭
集落コサ雪ぁ降っとも
雪
村っこ五題
米代川河口
村唄百万遍
大津波
愛と恋の「獅子踊り」
待合室にて
二章 まだ生ぎでらたがぁ
まだ生ぎでらたがぁ
朝鮮牛
蝮
熊
猿
老 猫
学校ワラシ
だんじゃぐこぎ
事件の後
大正の婆
遺 跡
踠 ぎ
トーキョー
八十歳の詩
三章 友ぁ何処サ行った
友ぁ何処サ行った
英 霊
同級生
七十年経って
屍の子守歌
死に場
死の淵
会 葬
順 番
めいど号
がん告知
老い一日
鱗 雲
解説
あとがき
略 歴