佐藤勝太詩集
『ことばの影』
佐藤勝太さんの詩の言葉は、虚飾を排し自己の内面を見詰めて、等身大で語り続けようとする誠実さに貫かれている。その姿勢は他者や事物との一期一会に佇みながら、その時にしか感じられない切実な思いが記されている。(鈴木比佐雄「解説文」より)
46判/192頁/ソフトカバー ISBN978-4-86435-189-8 C1092 |
定価:2,160円(税込) |
発売:2015年3月23日
【目次】
序詩「こころの影」
一章「忘れられない岸辺」
忘れられない岸辺
桜花の悲劇
生きてし止まん
夢のまた夢
夢と現実の道
己に問う道
虚しいとき
慙愧
自戒
明日を信じて
一期一会
二章「独りぼっちの小雀」
独りぼっちの小雀
少年の日
二人の春
莟
哀惜の人
ペンペン草
追憶の自転車
空しいか努力
再起する並木
電車の中で
ある青年の日課
三章「夕暮れの川面」
夕暮れの川面
女性遍歴
誕生日祝いは
ある一日
湯に浸って
人生最高の幸せ
能登の千枚田
魚と人間の境遇
地球最後の生物
地球の行方
四章「ふるさとの一本松」
老教師の喜び
ふるさとの一本松
桜花の悔悟
遠い記憶
平和の祈り
津波の町
生きていた桜花
天が奪った夢
五章「ことばと音の共鳴」
詩は活力
遺した言葉
鬱積
胸の音
漂う道
自分への応援歌
音楽の不思議
歌のちから
言葉と音の共鳴
遠い日の童謡
懐かしい音楽
六章「亡き友の頷き」
終生の友
同窓会
亡き友の頷き
痩せ我慢
行く途は
生きている想い出
ささやかな楽しみ
歩行の乱れ
脚の歴史
老人の笑顔
終の宴
七章「戸惑う朝」
戸惑う朝
一日の始まり
忘却の日々
老いていま
青年老い易く
認知症の人
笑顔の人
天命九十歳の日
老人と子どもたち
終焉の行方
見えない彼方
躓く夢
運命
完結への道
解説文・鈴木比佐雄
あとがき
プロフィール