詩人のエッセイシリーズ
アンソロジー
『詩人のエッセイ集 ~大切なもの~』
惨たらしいこと、理不尽なこと、悲しいこと、残念なことに満ちている世の中で、垢を落として清める「水垢離」のように、いま一度、命の森を見つめる。心の中の青と赤を包む緑を感じる時、〈詩の心〉が満ちてくる。本当は誰にでもあるそれぞれの、その波音を大切にしたい。(本文より)
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A5判/238頁/並製本 ISBN978-4-86435-285-7 C1092 |
定価:1,620円(税込) |
発売:2017年2月9日
序詩
序文 佐相憲一
Ⅰ
勝嶋 啓太(かつしま けいた)
エッセイ ゴジラが死んだ日
詩 四丁目の角に かいじゅう が立っていた
熊倉 省三(くまくら しょうぞう)
エッセイ 「精神の美しい女性」を探しに
詩 真夜中のブランコ
淺山 泰美(あさやま ひろみ)
エッセイ 祈りの竪琴を聴く
蚕を飼う日
詩 棘のない薔薇
音月 あき子(ねづき あきこ)
エッセイ お月様の向こう側へ…
詩 小雨模様
井上 摩耶(いのうえ まや)
エッセイ インナーチャイルド「チビまや」の存在
詩 私がいた
神月 ROI(かむづき ろい)
エッセイ 俺の最も暗い時代
詩 幽郷の華
門田 照子(かどた てるこ)
エッセイ 六十五年前からの手紙
詩 海辺にて
秋野 かよ子(あきの かよこ)
エッセイ 小さなお話
詩 顕微鏡
冬へ
若宮 明彦(わかみや あきひこ)
エッセイ 僕は石の夢をみる
詩 小石少年
大久保 真澄(おおくぼ ますみ)
エッセイ 回廊のみち
詩 静まりかえった午 Ⅱ(抄)
神原 良(かんばら りょう)
エッセイ 浴室AtoZ
詩 X(イクス)
山野 なつみ(やまの なつみ)
エッセイ 青いダイヤ
詩 8月の連帯
堀田 京子(ほった きょうこ)
エッセイ 迷える老羊 今日も行く 失敗は成功の母
詩 ニワトリとタマゴ
星野 博(ほしの ひろし)
エッセイ 映画館の暗闇で
詩 ロードショー
原 詩夏至(はら しげし)
エッセイ タイタニックの楽士たち
詩 ヴィッツ
畑中 暁来雄(はたなか あきお)
エッセイ 星になった父
詩 天体望遠鏡
Ⅱ
すずき じゅん
エッセイ 新潟中越地震 もう一つの闘い!『命と愛のリレー』
詩 暮らし
地球は生命体
うおずみ 千尋(うおずみ ちひろ)
エッセイ その日(二〇一一年三月十一日)
海沿いの町
詩 魂が駈ける場所
二階堂 晃子(にかいどう てるこ)
エッセイ 花水木
のどの騒動
詩 知事参上
あたるしましょうご中島省吾
(あたるしましょうごなかしましょうご)
エッセイ 最後まで書き続ける
詩 平和堂看板広告のモデルは病気になって何もかも盗られて
こまつ かん
エッセイ いまこの時へのまなざし
詩 右の手
洲 史(しま ふみひと)
エッセイ 修学旅行に行けないとは
詩 修学旅行に行けないとは
浅見 洋子(あさみ ようこ)
エッセイ NHKラジオ深夜便に出演して
詩 正月のひな人形
望月 逸子(もちづき いつこ)
エッセイ 風切り羽
父の挽歌
詩 ピヨピヨ
佐々木 淑子(ささき としこ)
エッセイ 響き合うもの
詩 愛 1 引き潮
植松 晃一(うえまつ こういち)
エッセイ 信じるということ
詩 目隠しの国の詩人
坂田 トヨ子(さかだ とよこ)
エッセイ 四十年を結ぶ沖縄への旅
詩 風知草
小田切 敬子(おだぎり けいこ)
エッセイ 一篇の詩を書くと
詩 いうかな
鈴木 比佐雄(すずき ひさお)
エッセイ 「大切なもの」とは疼きの記憶と生きる時間
詩 薄磯の疼きとドングリ林
石村 柳三(いしむら りゅうぞう)
エッセイ 《当身の大事》ということ
詩 喜怒哀楽の眼―〈安らいだ心を楽しみ〉の人生に―
Ⅲ
香山 雅代(かやま まさよ)
エッセイ 実相と仮相を融通する幽かな声
詩 万年青
詩 雪の天庭
青木 善保(あおき よしやす)
エッセイ 良寛さんの歌論
詩 森の宝石
宮川 達二(みやかわ たつじ)
エッセイ 熊の牙
詩 残照
稲木 信夫(いなき のぶお)
エッセイ 中野鈴子と小林多喜二
詩 とびこえる―福井空襲七十年後
佐藤 春子(さとう はるこ)
エッセイ 詩は人との出会い
詩 杉山さんと藤川さんの関係
外村 文象(とのむら ぶんしょう)
エッセイ 同世代の詩人たち
詩 八十二年の歳月
宮崎 直樹(みやざき なおき)
エッセイ 異名、ペソア、村松書館のこと
詩 七秒前・七秒後
中原 かな(なかはら かな)
エッセイ 演奏会より
流れの宿
詩 扉
田島 廣子(たじま ひろこ)
エッセイ 私が尊敬した永遠の医師
テレビ放映された病院
詩 カラス
岸本 嘉名男(きしもと かなお)
エッセイ 今の私に「大切なもの」
詩 詩を生きる
市川 つた(いちかわ つた)
エッセイ ぶなの木
七十三歳の所見
本を読む
詩 無風
曽我 貢誠(そが こうせい)
エッセイ 七夕に思う
私の幼年時代
詩 ベランダにて
貝塚 津音魚(かいづか つねお)
エッセイ 里山に奏でる命の響き合い
詩 山の神と里山
佐相 憲一(さそう けんいち)
エッセイ 水神さまのお通りじゃ
詩 森の言葉