石川逸子小説
『道昭―三蔵法師から禅を直伝された僧の生涯』
詩人石川逸子が読者を七世紀の日中韓の世界にタイプスリップさせる。
主人公の遣唐使の道昭は、三蔵法師と寝食を共にした愛弟子であり、日本に初めて禅の神髄を伝え日本で初めて火葬を遺言した先進的な僧侶。詩人の想像力は当時の東アジアの情勢と道昭の精神性をしなやかに描く。(帯文より)
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46判/480頁/並製本 ISBN978-4-86435-274-1 C0093 |
定価:1,944円(税込) |
発売:2016年11月10日
目次
歴代大王・天皇系図/道昭系図
1 「異神」の渡来
2 馬子とウマヤト
3 大王の座
4 上宮一族のほろび
5 血したたる刃
6 謀反人
7 遣唐使船
8 先住民族の歌語り
9 朝鮮高僧譚
10 唐王室と玄奘三蔵
11 玄奘との約束
12 求法の記
13 長安を歩く
14 廃墟の月
15 中国巡礼の旅
16 弟子入り
17 玄奘の四つの危機
18 ほろびゆく父祖の国
19 波乱の帰国
20 倭国敗戦
21 父鎌足、子定恵
22 天智の夢
23 壬申の乱
24 道昭の禅院
25 大津皇子と草壁皇子
26 持統の思惑
27 アズマへ
28 井戸を掘り、橋を架ける
29 役小角との対話
発刊にあたって
参考文献