書籍一覧 新刊
和田文雄
『和田文雄 新撰詩集』
和田さんの生まれ育った都下の八王子市周辺の「谷慈郷」から発して日本各地の歴史の残る場所を巡り、それらの地に根差した農民たちの精神が、地霊となって響き渡る壮大な農民の抒情・叙事詩として、私に甦ってきた。(鈴木比佐雄「論考」より)
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解説:鈴木比佐雄 |
A5判/416頁/上製本 ISBN978-4-86435-268-0 C1092 |
定価:2,970円(税込) |
発売:2016年9月28日
目次
〔1〕 初期詩篇
第四詩集『無明有情』(一九九一年刊)より
Ⅰ 昭和二十四年―二十六年
共進会
畑での会話
しあわせはしのんでやってくる
仲間が
冬
三宅島紀行
感化院の坂道
異 変
雲とぶ
二十六年冬
Ⅱ 昭和二十七年―三十一年
暗黒の焦躁
思 い
この村
惜 別
新 宿
未 来
瞋 り
まゆみ
舗 道
Ⅲ 昭和三十二年―三十八年
霧
田 園
冬の夜
夜の神
霖 雨
寿量品 ―星諦誘老師の年賀状に―
〔2〕 中期詩篇
第三詩集『女神』(一九八九年刊)より
一
二
五
八
十五
十九
二十二
二十四
二十五
二十七
三十
三十五
第一詩集『恋歌』(一九八八年刊)より
夜更け
追 憶
塘にて
鳰無情
草いきれ
辿 る
無雑な夜
冬のかげろう
火群ら
時 間
第二詩集『花鎮め』(一九八九年刊)より
師走の土
小正月
花鎮め
ぬばたま
谷慈郷
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
Ⅵ
谷地川
Ⅰ
Ⅲ
Ⅵ
Ⅷ
Ⅹ
〔3〕 後期詩篇
第五詩集『うこの沙汰』(一九九七年刊)より
能登島にて
1 冬の不実
2 港夜明け
3 島めぐり
春日楽天
萌える
凍 土
窓外の眺め
竹の花
うこの沙汰
暑い日
ハリフダ
茶ノハタケ
氓
ふきのはな
濠ばたの夕景
第六詩集『理想の国をとおりすぎ』(一九九八年刊)より
クリオネの住むところ
うおの目の泪
虚無僧の乞食がゆく
おとめ山と高樹
聖地はもどらない
愚公と権公 山を移し水を絶つはなし
Ⅰ 頭首工 水とりぜき
Ⅱ 河口堰 水とめぜき
Ⅲ うみさちひこやまさちひこ
Ⅳ 唐くにのむかし
V やまとはいま
理想の国をとおりすぎ
第七詩集『村』(一九九九年刊)より
沈んだ村
離 村
ちちははの死
ちち
はは
ちち
雪国のうたうたい
蠕 動
炭やきの祈り
問 い
興醒め
菜の花は咲いているか
いのり
第八詩集『失われたのちのことば』(二〇〇二年刊)より
もどらない
気比丸
水涸れ
荒らし作り
さとうきびばたけ
魂迎え
第九詩集『毛野』(二〇〇四年刊)より
言依さし
幸う
呼びあう
おのこ、罪
おみな、胎
人かたのはにわ
遮 光
不退の土
第十詩集『面影町界隈』(二〇一〇年刊)より
開く橋
疎 開
言問橋
名店街
あばよ ちばよ
火消壺
がちゃがちゃ
おばばさまの恐いはなし
なななぬかの蛍
旅 に
第十一詩集『當世拾遺』(二〇一一年刊)より
残 酷
後生車
小坪港
水芭蕉
雑の林
屈折 少女たちの詩と真実
無 辜
第十二詩集『高田の松』(二〇一二年刊)より
高田の松
瓦礫と呼ばないで
帚 く
たいへんだよ
ふたごころ
ああ陸奥にしあらましかば
遁 辞
告げる
呼ばう
卦 うらないのしるし
一 聞こえてくる音
二 嗟来の食
三 国民のミナサマ
四 不易の卦
自彊不息
第十三詩集『昭和八十八』(二〇一四年刊)より
歓 喜
悲田院
魚籃観音
花綵飾り
ぱらちおん
山の神
稗貫方十里
さいかち
浄土の浜
冬ざれ
昭和八十八年の虹
論考 賢治の精神で数千年の歴史と今をつなぐ人
『和田文雄 新撰詩集』の編集に関わって
鈴木比佐雄
あとがき 新撰 彼方此方
著者略歴