コールサックシリーズ

アンソロジー詩集
『非戦を貫く三〇〇人詩集』
暴力は暴力の連鎖しか生まない。巨大な破壊力をもってしまった人類は、パンドラの箱を開けてはいけない。本当の勇気とは報復しないことではないか。暴力の連鎖を断ち切ることではないか。(坂本龍一 帯文)

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A5判/432頁/並製本 ISBN978-4-86435-261-1 C1092
定価:1,944円(税込)

アンソロジー詩集『非戦を貫く三〇〇人詩集』,平和,戦争,詩,詩集

発売:2016年8月22日



序詩

宮沢賢治 農民芸術概論綱要

一章 彼も人なり、我も人也

北村透谷 髑髏舞    
中里介山 乱調激韵    
与謝野晶子 君死にたまふことなかれ
北川冬彦 戦争        
萩原朔太郎 ある野戦病院に於ての出来事
折口信夫 砂けぶり/砂けぶり  二   
中野重治 新聞にのった写真
白鳥省吾 殺戮の殿堂   
金子光晴 戦争     
小熊秀雄 夜の床の歌
槇村 浩 異郷なる中国の詩人たちに
二章 「爆弾三勇士」を強制した歴史

若松丈太郎 十歳の夏まで戦争だった  8 
三谷晃一 多喜二碑 小樽遠望  7 
麦 朝夫 年 月 日      
久宗睦子 夏 ―昭和十九年勤労動員されて―
佐藤惠子 ねんねんころりよ
大村孝子 証言Ⅱ ながい昼
福田万里子 N兄さん
皆木信昭 危ない橋
江知柿美 一台のミシン
片桐 歩 一つの魂
熊井三郎 黒鳥アベラック
福司 満 屍の子守唄
谷崎眞澄 瞳/アンネの薔薇
小長谷源治 翁   
工藤恵美子 戦没船/富士山が見えた
山岡和範 代用教員 

三章 波間に消えた子供たちの夢

南 邦和 海底の墓標 ―対馬丸鎮魂 
井上 庚 ああー 対馬丸
藤原祐子 時のゆりかごに
      (ロシア西馬音内盆踊り公演)
松沢清人 僕たちの戦争あるいは学校
森 三紗 疎開―予備役―空襲警報
日下新介 子どもたちは いま 
星 清彦 この土の下に
望月逸子 ベガの瞬き
山本 衞 号令
渡辺恵美子 何処へ
宮崎直樹 砂の城
はなすみまこと おなじものが
田中裕子 昭和五年生まれの教室から
四章 無差別爆撃の傷跡

田中清光 鎮魂曲
菊田 守 平和の楯
鳴海英吉 死んだふさ子のためのメーデー
門田照子 サイレンが鳴る
秋山泰則 赤い町
原子 修 ジェノサイドの夜 ―東京大空襲に―
田中作子 鹿島防空監視隊本部の経験 (一)
谷口典子 そんなことが/まんなか 
佐藤勝太 あの日の特攻隊員/不戦の要塞
安田羅南 夜半の目覚め     
鈴木昌子 機銃掃射   
中村藤一郎 歳月    
森 清  長柄橋
浅見洋子 眼帯の奥の戦争/終わらない戦争
宇津木愛子 四歳の夏  
和田文雄 木箱の骨   
朝倉宏哉 戦争 
中村花木 旋回飛行の報告
高橋静恵 泣く女
丸山由美子 少年の旗  

五章 地球を抱いて生きる沖縄

山之口貘 雲の上
星 雅彦 混迷の耳
宮城松隆 後生三線
神谷 毅 百万人の哄笑 
高良 勉 ガマ(洞窟)
新城兵一 五十年目の夏
久貝清次 友への手紙
佐々木薫 人魚譚
呉屋比呂志 ガジュマルの樹に守られて
八重洋一郎 襲来
うえじょう晶 眼が…  
速水 晃 燃える島
かわかみまさと 父の空き瓶
下地ヒロユキ シマウタ 
与那覇けい子 決意

六章 沖縄の心と共に

大崎二郎 一枚の写真
村田正夫 辺戸岬
黛 元男 三保岬の風
金子秀夫 オキナワ 2005年1月
河津聖恵 神の花々
佐々木淑子 ぼくの名前
金田久璋 ケンモン話
坂田トヨ子 沖縄の海/君よ
田上悦子 上空から
山本聖子 沖縄の感触
岸本嘉名男 沖縄・夢追い旅
柴田三吉 絵日記/沖縄 
志田昌教 ひめゆりの塔に寄せて
貝塚津音魚 平和の礎
上手 宰 ウージの下で千代にさよなら
山口 修 摩文仁の丘から
若宮明彦 済州島の秋風
草倉哲夫 島の墓標
伊藤眞司 動物園/骨の上を歩く
玉川侑香 脱出 
中村明美 文法 
中村 純 かげ絵 ―女たちへ
鈴木比佐雄 ジュゴンの友に加えて欲しい
淺山泰美 ジュゴンの涙

七章 広島・長崎
峠 三吉 微笑 
マハトマ・ガンディー 核と非暴力
デイヴィッド・クリーガー あなたの旅に三つの
  お土産をもっていってください
郡山 直 核兵器と戦争のない世界を
山下静男 Sを見付けた 
徳沢愛子 あ・鳩が   
志田静枝 長崎に燈る灯 
杉谷昭人 半生の記   
酒井 力 光と水と緑のなかに
小野恵美子 夜 
こたきこなみ 古い屍体 
みもとけいこ 焼ける声 
柳内やすこ 大浦天主堂 
こまつかん あの日、当日死
高田 真 秋海棠     
田中眞由美 罅
江口 節 あの街の夏/往来
原かずみ 炻器 モノローグ
吉田義昭 空の見えない日

八章 家族・友人への鎮魂

鳥巣郁美 志半ばで散った二人の兄
大島博光 戦死せる画家の友へ
井奥行彦 記憶 
結城 文 渦巻くものに
安部一美 ハガキ/こっくりさん    
あゆかわのぼる 兄弟  
北村愛子 叔父の死
岡三沙子 わが禁猟区
椎葉キミ子 遺骨 (小さなわたしは)
榊原敬子 記憶  
篠崎道子 三人のおじさんたち
山野なつみ 今年の春  
吉村伊紅美 父のトラウマ
長谷川節子 折り鶴   
藤山増昭 四月の雨
井野口慧子 氷解 父に
武西良和 仕事の父
原島里枝 二〇一五年八月立秋
花潜 幸 小さきものをそっと抱く
神原 良 隕石の祭り
吉田美和子 父の夢
星乃真呂夢 千年哀歌
古城いつも 家族
青木善保 百日紅の花
高橋次夫 石棺
山口 賢 手紙
たにともこ 家族/手を合わす
勝嶋啓太 ぐるっと まわって
九章 八月十五日

新川和江 男の声    
佐々木久春 証言 土崎  
悠木一政 八月十四日の蜆
亀谷健樹 土空予科練/撃ち方やめい
丸山真由美 江津湖   
稲木信夫 悲しみの断片
高橋睦郎 戦争
星野元一 ジージリジリと蟬が鳴き
青山晴江 八月十五日 四郎おじさんへ
伊藤眞理子 なつやすみ
河野洋子 終戦記念日
菅野眞砂 一九四五年八月 ―国民学校三年―
舟山雅通 壊さないで  
大野 悠 蟬
野澤俊之 〝世界が平和であって幸せがある〟
曽我部昭美 言い立てる人
石川悟朗 旅の途中   

十章 苦悩する他者たち

浜田知章 恨女 
猪野 睦 大きな岩
李 承淳 まだ聞こえる哭声
金 水善 少女像
李 美子 歌うハンアリ
宮川達二 中国服の伊太利人
中田紀子 選別 
高橋留理子 扶余紀行・女人哀歌
柳生じゅん子 公園で
金野清人 音信不通/苦いマントー
片山壹晴 口を無くす
あたるしましょうご中島省吾 
     負けないでもう少し

森田和美 アンネの青春  
鈴木春子 フランス語で日記を記すということ
橋爪 文 愛  
油谷京子 悪い夢
ひおきとしこ 平和な調べ  
細野 豊 ナルスは川で 
崔 龍源 光の方へ   

十一章 交戦権は認めない憲法

片桐ユズル ひとは一瞬間だけ真理を見る/
      地震のあとで 津波のように
鎌田 慧 拝啓 安倍首相様/
     赤頭巾ちゃん気をつけて
松本一哉 永遠の平和 のために  
志甫正夫 和平を探る
いだ・むつつぎ 自由を奪う者たち
桜井道子 風鈴をつるす     
大塚史朗 知恵者の行為 
長津功三良 発火点   
笠原仙一 残夢 月遠し
まつうらまさお 『テロ』と
鈴木悦子 九条の蓋は輝きを放つ
くにさだきみ 花に似た イキモノ
照井良平 墓標の遺言だ憲法9条は
赤木比佐江 忠魂碑
斎藤彰吾 リュックの男
和田攻 鐘楼
月谷小夜子 人間の鎖  
二階堂晃子 よっくど調べて 選挙さ行くべ
       杉内先生の授業から   
みうらひろこ 地図の色・日本の色
岡田忠昭 本日 十日未明
秋亜綺羅 革命権  
萩尾 滋 砂川の柿色の空に
曽我貢誠 君の涙/カッカ カッカは困りもの/
     一人も死ぬな 一人も殺すな 
東梅洋子 憲法九条を守ろう
登り山泰至 ファシズムと戦争のとば口で
林 裕二 田中六助 その時代
畑中暁来雄 日本国憲法・九条さんのご家族への
      感謝状   
山﨑夏代 平和を!/ギニョールの演説舞台から
林田悠来 危険な法律  

十二章 戦争をわけるな

池下和彦 わけるな   
佐藤一志 少しずつ    
築山多門 悲願     
原利代子 平和って   
山本倫子 祈る     
大矢美登里 生命の約束 
杉本知政 春の香りの傍で
小峯秀夫 悪鬼の貌
市川つた ボク達 人間なんだ
髙嶋英夫 海峡  
日高のぼる 熟柿
外村文象 再びの春に
矢城道子 戦後生まれの私たちは
日野笙子 兵隊人形  
石川 啓 「戦後生まれ」だからこそ
佐藤銀猫 或る氷河期
中久喜輝夫 ピストル
吉田ゆき子 行徳
やまもとれいこ 立ち尽す
芳賀章内 抒情の日々
小田切敬子 バラ苑の入口で
上野 都 見たことがある
植松晃一 戦争を知らないわたしは
関 中子 人の重み
河野俊一 こどもは皆戦争に行ってしまった
星野 博 ひとつの太陽

十三章 平和創造

堀江雄三郎 平和創造の詩
矢口以文 命令に従うべきか
石川逸子 八紘一宇
真田かずこ 文字
松本高直 語釈 
洲 史  言葉
佐相憲一 週刊誌/生きているのです
堀田京子 あなたに 聴かせたい
佐藤文夫 こわれたハカリ
島田利夫 蔦の歌    
原詩夏至 帝国の学習  
前田 新 日本の「茶色い朝」
永山絹枝 ただひたすらに/ねがい
秋野かよ子 冬の夜
瀬野とし 餅
梅津弘子 教育現場はブラック
酒木裕次郎 地球家族 ~東西南北・小競り合いをしている時ではない~
奥主 榮 夢を見た
栗和 実 花みづきの咲くころ
植田文隆 好きなんだ
竹森絵美 知らない
安森ソノ子 『平家物語』の朗読
たけうちようこ 「百万本のバラ」を聴いた夜   
松尾静子 青のないアン・フォルメル
原 桐子 トナリビトは忍者
卯月 遊 河童は踊る
渡辺健二 平和なればこそ出来る環境活動
細島裕次 花火と火花 
籠空朋果 光線 

十四章 非戦

坂本龍一 報復しないのが真の勇気
宗 左近 敵ニ殺サレタ若者ノ祈リ
畠山義郎 色わけ運動会
尾花仙朔 寓話 地霊と蚯蚓と兵役を拒否した勇者
鈴木有美子 無告
清水 茂 二〇一五年春の想い
林 嗣夫 そのようにして
吉田博子 いのち
うおずみ千尋 歌う
なんば・みちこ うそ
青天目起江 システム VS 思い
近藤明理 台湾の人
竹内 萌 のぞみ
和田実恵子 憎んでいたのですか
久保田譲 サン・ジュアンの木
埋田昇二 戦争放棄を貫く精神の純粋な魂の持続性について 
根本昌幸 戦争があった 
司 由衣 びんぼう・燦燦と
奥山侑司 歯を食いしばって赦す
高森 保 六月賛歌―いのち―
田島廣子 オバマ大統領広島に来る
鈴木文子 弱い雑草
宇宿一成 ランナー
北畑光男 空の鯨
駒木田鶴子 りんご銀河
木島 章 距離 
神月ROI 反逆者の覚悟/死神の涙
風 守 リアルブレイクスルー
末松 努 鏡
川奈 静 モアイ
石村柳三 物言えぬ暗黒の道を再び歩むな ―ある
     言論人の信念の生涯をかえりみて
木村孝夫 非戦  
赤木 三郎 手紙


解説

佐相憲一 ひとつひとつの命の声が伝える人類学
鈴木比佐雄 「非戦」の思想・哲学を永久に日本の歴史の背骨にするために

 編註 

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