佐藤竜一
『宮沢賢治の詩友・黄瀛の生涯―日本と中国 二つの祖国を生きて』
佐藤さんに対してきっと多くの詩人たちや光太郎・賢治・心平などの研究者たちは感謝と称賛の声を上げるだろう。なぜならこの労作から本格的な黄瀛研究が始まるからだ。そしてこれからも日中の架け橋であった黄瀛の存在を通して日本と中国の文化交流の本質的な在り方が問いかけられるに違いない。(鈴木比佐雄解説文より)
ダウンロード不要の電子ブックが開きます。
その他にも立ち読み可能な書籍がございます
【コールサック社電子ブック立ち読みサイトはこちら】
解説:鈴木比佐雄 |
46判/256頁/並製本 ISBN978-4-86435-251-2 C1092 |
定価:1,620円(税込) |
発売:2016年5月26日
目次
はじめに
第一章 軍服を着た詩人
第一節 詩壇の寵児
第二節 軍人への道―何応欽と姻戚に
第二章 日中戦争勃発と日本との訣別
第一節 詩人たちとの交遊
第二節 魯迅との出会い、別れ
第三節 日本との別離
第三章 日本の敗戦と国共内戦
第一節 漢奸狩りの犠牲に?
第二節 草野心平との再会
第三節 『改造評論』をめぐって
第四節 辻政信との出会い
第四章 半世紀ぶりの日本
第一節 四川外語学院教授
第二節 半世紀ぶりの日本
第五章 黄瀛と私
資料編
資料編(1) 黄瀛の詩
資料編(2) 黄瀛のエッセイ・評論
黄瀛略年譜
主要参考文献
【解説】鈴木比佐雄
おわりに
著者略歴