望月逸子詩集
『分かれ道』
アゲハ蝶 キビタキ 故郷の欅の木 逝ったひとたち・犬 母の干潟 オシロイバナ 柱に刻んだ一年の命のしるし クヌギの根元の小さな毬 三線の音に 詩人のたましいの弦は 木魂し またたき ニガヨモギ はびこり止まない世を 許さず 水を湛える惑星のなか すくと 立つ (石川逸子 帯文より)
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栞解説:佐相憲一 |
A5判/128頁/並製本 ISBN978-4-86435-245-1 C1092 |
定価:1,620円(税込) |
発売:2016年4月7日
目次
第Ⅰ章 二つの楽章の間を
二つの楽章の間を
あの子の夏休み
帰るところ
雑木林で
風待ち坂
半夏生
祝婚歌
牧 歌
花のドミノ
ピヨピヨ
干潟より
父の岸辺
巡 礼
第Ⅱ章 樹の声
天空の旅
金 星
カッサンドラの予言
雄ヤマネのDOMから雌オコジョのMOONへの手紙
肉球~黒いラブラドールへの挽歌〜
視えない五線譜
風はどこから来るのか
たいせつなものへ
樹の声
早春の森に行ってきました
第Ⅲ章 落ち葉のパルティータ
落ち葉のパルティータ
しるし
責 任
祈 り
音の葉
二〇一五年の意志表示
八月の草
乱反射
ベガの瞬き
あとがき
略 歴