高橋留理子詩集
『たまどめ』
高橋留理子さんの詩には深い悲しみの記憶があり、そこからいかに自らの生を救済して未知の時間を、創り出していくのかという切実な問いが秘められている。その問いは高橋さんが凝視し感ずる光景の中で、静かに答えとなって立ち現われてくる。(鈴木比佐雄「解説文」より)
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解説文:鈴木比佐雄 |
A5判/176頁/上製本 ISBN978-4-86435-240-6 C1092 |
定価:2,160円(税込) |
発売:2015年3月14日
【目次】
Ⅰ章 たまどめ
あさがお
たまどめ
桜夢想 ―みまかりし兄に
悲歌 ―みまかりし兄に
あの海へ
手紙
ポートレートを私に
海嘯・二〇一一年
貝風鈴 ―夜更けの幻想
朝
Ⅱ章 冬物語
頌歌
冬物語 ―少しく芸術論にかえて
ジャム作りの日
輪舞
砂の伝承
ロトの妻
野分のあと
湖畔にて ―Mに
冬が終わった!
Ⅲ章 聖衣
扶余紀行・女人哀歌
聖衣 ―ケンちゃんのこと
その人
背理
神は
選択
北野天神・人形のうたへる
識別法
ある種子について
夕月夜
愛と受(吉野弘ふうに)
Ⅳ章 家族の肖像
神話
皿を割る
息子へ
人に
ミステリー
家族の肖像 ―祝祭
二つの祖国 ―ゆみに
じゃがいもほりの日 ―Tに
「その日」―マイケル・ジャクソンを聴きながら
眠れない……
あとがき