坂井一則詩集
『グレーテ・ザムザさんへの手紙』
坂井さんの詩篇を読んでみると日常の描写の中に、なぜか強烈な磁場を持った非日常を発見してしまう。その非日常が実は日常に複雑に隣接していて、その重層的世界に奇妙な安らぎを感じてしまう。(鈴木比佐雄「栞解説文」より)
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A5判/128頁/上製本 ISBN978-4-86435-230-7 C1092 |
定価:2,160円(税込) |
発売:2015年11月9日
【目次】
Ⅰ章 私雨
私雨
雨の日に
風 紋
風の強い日に
しだれ桜
花蒔人
花から教えられた、日
言葉にすると
Ⅱ章 時に ひとり
折 鶴
北極星〈ポラリス〉
冬の夜
化 石
成行き
井 戸
時に ひとり
Ⅲ章 グレーテ・ザムザさんへの手紙
グレーテ・ザムザさんへの手紙
雛に寄せて
一 雛人形
二 流し雛
三 つるし雛
家
一.新築
二.増築
三.浸水
四.玄関(音楽編)
五.階段(絵画編)
六.二階(完結編)
名 前
Ⅳ章 天狗の杜
天狗の杜
蟬
アサリ
鴨(Ⅰ)
鴨(Ⅱ)
舌を嚙む
猫を跨ぐ
「鮭」 Gustavo Isoe(グスタボ・イソエ)へのオマージュ
いま、ヘッドライトが流れていく
あとがき
略 歴