油谷京子詩集
『名刺』
台所から詩が生まれる。スーパーマーケット、電車、公園から、朝の支度、夕刻の帰路から、詩が生まれる。差し出された名刺から、たくましくひたむきな生のうたが響く。自分自身へ、世界へ、さりげない中にしみ込む詩情と批評性。暮らしの発見から平和の思いまで、実感と願いに満ちた詩集。(帯文より)
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A5判/96頁/並製本 ISBN978-4-86435-208-6 C1092 |
定価:1,620円(税込) |
発売:2015年9月3日
【目次】
第一章 今日は雨だから
今日は雨だから
大根を煮る
米をとぐ
ピアス
黒のセーター
洗濯
名刺
第二章 スーパーマーケットのグレーのカゴに
クリスマス
スーパーマーケットのグレーのカゴに
木槿
環状線に揺られて
区画する電線
西を向いて歩く
第三章 五月の庭
待っているのです
春を捕まえるための計画
五月の庭
草を刈る日
水仙
椿
第四章 朝刊
悪い夢
筍と蕗を
ヘイワオバサン
三・一一
朝刊
解説文 暮らしの場から発せられたひたむきな生のうた
佐相憲一
あとがき
略歴